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働きながら社労士は何年かかる?3回受験した現役社労士がリアルな年数を解説

社労士

こんにちは。ひのです。

【働きながら社労士】
・仕事をしながらだと、合格まで何年かかるの?
・1年で受かるって本当なの?
・そもそも働きながら受かる試験なの?

「社労士 何年かかる」

で検索してこのページにたどり着いた方は、たぶんこのあたりで止まっていると思います。

先に結論を書きます。働きながら社労士を目指す場合、合格までの目安は1年〜2年です。合格に必要な勉強時間が800〜1,000時間なので、1日2時間なら約13か月。

関連記事:社労士の勉強時間は1000時間?3回受験した僕の実際は1800時間

ただし年1回しかない試験なので、1回落ちれば自動的に「2年目」に入ります。

ひの
ひの

この記事を書いている僕は、月100時間の残業をしながら3回受験し、2年半かけて令和元年度に合格しました。つまり「何年かかったか」を、きれいごと抜きで答えられます。

【この記事でわかること】
・働きながら社労士に何年かかるのか(データと実体験)
・1日の勉強時間別に見た、800時間到達までの月数
・独学と通信講座で、かかる年数はどう変わるのか
・働きながら1日3時間を捻出する具体的な方法
・1年で合格するための逆算スケジュール
・何年もかかってしまう人に共通する特徴

働きながら社労士に合格するには、通信講座を受講するのが必須だと考えています。アガルート社労士講座は、最短ルートで合格できる実績を備えた社労士通信講座です。

ぜひ受講をご検討ください。

関連記事:社労士の難易度は?合格率・勉強時間・他資格比較で解説

  1. この記事の執筆者の信頼性
  2. 【結論】働きながら社労士は何年かかる?
  3. 働きながら社労士に何年かかるのか?データで見る
    1. 社労士の合格に必要な勉強時間は800〜1,000時間
    2. 1日2時間なら約13か月!働きながらの標準は1年〜1年半
    3. 社労士に一発合格する人は多数派ではない
    4. 社労士の合格者は『働きながら』が大多数
    5. 科目別に見る!~どこに時間を使えば年数が縮むか~
  4. 僕は働きながら2年半・3回かかった
    1. 1年目 ~2月に始めて半年で本試験へ突っ込んだ~
    2. 2年目 ~択一43点、合格まであと2点~
    3. 3年目 ~音声講義とマクドナルドの朝活で合格~
  5. 働きながら『独学』なら社労士に何年かかるのか
    1. 独学が長引く理由① ~法改正と白書を自力で追う必要がある~
    2. 独学が長引く理由② ~気づかないうちに捨て科目ができる~
  6. 働きながら『通信講座』なら社労士に何年かかるのか
    1. 通信講座は『迷う時間』を買う道具
    2. 音声・動画講義がスキマ時間を勉強時間に変える
    3. ただし『通信講座を持っているだけ』では社労士には受からない
    4. 費用が不安なら ~教育訓練給付で受講料は下がる~
  7. 社労士に何年かかるかを決める5つの要因
    1. 要因① 1日に確保できる勉強時間
    2. 要因② 学習を始める時期
    3. 要因③ 模試を受けるかどうか
    4. 要因④ 法改正・白書への対応
    5. 要因⑤ 過去問を『理由』で解けているか
  8. 働きながら1日3時間を作る方法
    1. 平日は『朝・通勤・昼・夜』の4枠で積む
    2. 休日は『模試と弱点科目』に使う ~家族優先で無理はしない~
    3. 残業が多い月・繁忙期はどうするか
  9. 社労士の勉強はいつから始めるべきか
    1. 9月〜10月に走り出せば1年計画が成立する
  10. 1年で社労士に合格するための逆算スケジュール
    1. 年金2科目は『早く始めて長くやる』
    2. 労一・社一は深追いしない
    3. あえて『2年計画』で受けるという選択肢
  11. 社労士に何年もかかる人に共通する特徴
    1. 勉強時間を測っていない
    2. 模試をケチる
    3. 教材を増やす
  12. 社労士試験の難易度 ~何年もかかるのは普通のこと~
    1. 合格率は5.5%(令和7年度) ~10%を超えた年はゼロ~
    2. 最大の壁は科目ごとの足切り
  13. 働きながら最短で受かるためのおすすめ通信講座
    1. 僕がアガルートをすすめる理由
  14. 働きながら社労士は何年かかる?よくある質問(FAQ)
  15. 働きながら社労士は何年かかる? まとめ

この記事の執筆者の信頼性

筆者の社労士試験合格証書

僕はひのと言います。

【主な保有資格】
社会保険労務士(全国社会保険労務士会連合会 登録)
ファイナンシャルプランナー2級(日本FP協会 登録)

平成29年2月、当時は技術系のサラリーマンで、月100時間の残業をしながらユーキャンの社会保険労務士講座を申し込みました。

そこから3度の受験・2年半を経て、令和元年度の社労士試験に合格しています。

受験年勉強量模試結果
1年目
(平成29年)
平日2h/休日2h
過去問5周
受けず選択式で3科目足切り
択一36点
2年目平日4h/休日3h
過去問10周
受験選択式の足切りなし
択一43点(あと2点)
3年目
(令和元年)
スキマ時間を全投入
模試3回分を各5周
受験択一47点で合格
ひの
ひの

見てのとおり、僕は一発合格した優等生ではありません。だからこそ「何年かかるのか」「なぜ長引くのか」を、身をもって説明できます。

合格後は総務課へ異動し、現在は勤務社労士として登録しています。開業はしていません。

【結論】働きながら社労士は何年かかる?

働きながら社労士は何年かかる

先に結論を表にまとめます。

ケースかかる年数の目安必要な1日の勉強時間
①働きながら通信講座あり1年〜1年半平日2時間+休日4〜5時間
②働きながら独学で1年半〜3年同上
(ただし迷う時間が増える)
③働きながら学習経験あり1年2時間前後
④短期決戦(半年)現実的ではない1日5時間以上
⑤筆者(ひの)の場合2年半・3回受験1年目2h → 3年目はスキマ全投入

社労士試験の合格に必要な勉強時間は800〜1,000時間と言われます。これを1日の勉強時間で割ると、必要な月数が見えてきます。

1日の勉強時間別・800時間に到達するまでの月数

1日2時間なら約13か月。

働きながらの標準は「1年〜1年半」です。ただし社労士試験は年1回・8月の第4日曜にしかありません。1回落ちれば、次のチャンスは1年後です。

ひの
ひの

つまり「何年かかるか」は、勉強時間の総量だけでなく、どの年の8月に照準を合わせるかで決まります。ここを外すと、僕の1年目のように半年で本試験に突っ込むことになります。

働きながら社労士に何年かかるのか?データで見る

データで見る・社労士は何年かかるのか

感想ではなく、数字で見ていきます。

社労士の合格に必要な勉強時間は800〜1,000時間

社労士試験に必要とされる勉強時間は800〜1,000時間。

宅建士が約300時間、行政書士が約800時間ですから、宅建の3倍前後です。司法書士の約3,000時間には及びませんが、働きながらなら1年〜2年がかりの量だと考えてください。

資格勉強時間の目安合格率(令和7年度)
宅建士約300時間18.7%
行政書士約800時間14.54%
社労士800〜1,000時間5.5%
司法書士約3,000時間5.2%

1日2時間なら約13か月!働きながらの標準は1年〜1年半

800時間を1日の勉強時間で割ると、次のようになります。

1日の勉強時間800時間に到達するまで現実味
1時間約27か月(2年3か月)△ 長すぎて心が折れる
2時間約13か月(1年1か月)◎ 王道のペース
3時間約9か月○ 平日も休日も必要
4時間約7か月△ 働きながらはかなり厳しい
5時間約5か月× 働きながらはほぼ不可能
ひの
ひの

毎日2時間を1年。これが働きながらの標準ラインです。逆に言えば、1日1時間しか取れないなら、最初から2年計画で組んだほうが精神的にラクです。

社労士に一発合格する人は多数派ではない

「1年で受かった」という声は目立ちますが、複数年かけて合格する人のほうが多いのが実情です。

受験回数の公式統計は公表されていないため断定はできませんが、合格体験記を読んでいても2回目・3回目での合格は珍しくありません。僕自身も3回目でした。

1回落ちたことは、社労士試験では特別な失敗ではありません。問題は、落ちた原因を正しく特定できるかどうかです。

社労士の合格者は『働きながら』が大多数

社労士試験は、専業受験生が集まる試験ではありません。

会社員・公務員・団体職員として働きながら受験する人が大多数で、合格者も30代〜40代が中心です。

これは感覚ではなく、公表データからも裏づけられます。令和7年度(第57回)の合格者2,376名の内訳は、次のとおりです。

区分合格者に占める割合
会社員58.4%
公務員11.7%
無職11.0%
30代32.5%
40代27.5%

会社員が公務員と合わせると約7割、30代と40代を合わせると6割超。最年少合格者は19歳、最年長は78歳でした。

つまり「働きながらでは無理」ではなく、働きながら受かるのが標準の試験だということです。

ひの
ひの

合格率5.5%という数字には、この「働きながら」という前提が織り込まれています。

関連記事:社労士は意外と簡単だった?合格率5.5%の本当の難易度

科目別に見る!~どこに時間を使えば年数が縮むか~

800時間をどう配るかで、かかる年数は変わります。全科目を均等に回すのは、働きながらでは非効率です。

科目時間配分の目安コメント
労働基準法・安衛やや多めとっつきやすい。
ここで挫折する人は少ない
労災・雇用・徴収法多め徴収法が絡んで複雑。
ただし得点源にもなる
厚生年金・国民年金最大制度が複雑な最大のヤマ。
早く始めて長くやる
健康保険法範囲は広いが素直
労一・社一最小白書・統計から出る。
深追いすると時間が溶ける

年金2科目に厚く、一般常識は薄く。この配分ができるかどうかで、1年で終わるか2年かかるかが変わります。

ひの
ひの

僕が2年目に落ちた「あと2点」は、年金の横断整理が甘かったことが原因だと今でも思っています。

僕は働きながら2年半・3回かかった

2年半・3回。筆者のリアルな受験歴

ここからは僕自身の話です。「何年かかるのか」を、実際にかかった人間の目線で書きます。

筆者の択一式の点数推移(36点→43点→47点)

1年目36点、2年目43点、3年目47点。教材は3年間ずっと同じユーキャンの通信講座でした。教材が悪くて落ちたのなら、3年目も落ちているはずです。

1年目 ~2月に始めて半年で本試験へ突っ込んだ~

平成29年2月、ユーキャンを申し込みました。その年の試験は8月。勉強期間は実質半年しかありません。それでも「今年いける」と思って受験しました。

結果は、選択式で3科目の足切り。択一は36点(合格ラインは45点前後)。

時間配分も本番の空気も知らないまま、当日を迎えていました。

ひの
ひの

1年目の失敗は、勉強量ではなく設計です。半年で800時間は物理的に無理でした。しかも模試の追加1万円をケチって、一度も本番形式を経験しないまま受けています。

2年目 ~択一43点、合格まであと2点~

2年目は平日4時間・休日3時間。過去問は10周しました。結果は択一43点。合格まであと2点です。

ただし中身は「この問題は3番」を覚えていただけでした。設問が少し変われば解けません。しかもテキストを新調しませんでした。法改正はそのまま出題されるのに、です。

ひの
ひの

過去問10周と聞くと立派に見えますよね。でも、答えを覚えただけの10周には意味がありません。この年、僕は「勉強した気」になっていただけでした。

3年目 ~音声講義とマクドナルドの朝活で合格~

3年目に変えたのは、教材ではなく使い方です。

【3年目に変えたこと】
・音声講義をスキマ時間に全投入した(これが決定打)
・朝、マクドナルドで勉強する時間を固定した
・模試を3回分受け、それを各5周した
・数字要件と法改正を、直前期に集中的に潰した

結果、選択式はギリギリ突破(労一は正直に言えば運もありました)、択一47点で合格です。

ひの
ひの

僕が「何年かかったか」と聞かれたら、2年半と答えます。でも、正しく設計していれば1年半で終わっていたと思います。1年目の半年と、2年目のテキスト代をケチった分が、そのまま失った時間です。

関連記事:社労士の勉強法!合格までの効率的な学習を現役社労士が解説

働きながら『独学』なら社労士に何年かかるのか

独学なら社労士は何年かかるのか

独学でも合格は可能です。ただし、働きながらだと1年半〜3年に伸びやすいというのが正直なところです。

社労士の独学と通信講座のメリット・デメリット

市販のテキストと過去問を揃えれば1〜3万円。

通信講座の約4万〜24万円と比べれば、圧倒的に安く始められます。学習経験があり、自分で計画を組める人にとっては合理的な選択です。

独学が長引く理由① ~法改正と白書を自力で追う必要がある~

社労士試験は、その年の法改正がそのまま出題される試験です。さらに選択式の労働一般常識(労一)・社会保険一般常識(社一)では、白書や統計から出題されます。

この2つを働きながら自力で追いかけるのは、想像以上に時間を食います。ここで消える時間が、そのまま「かかる年数」に上乗せされます。

独学が長引く理由② ~気づかないうちに捨て科目ができる~

社労士試験には科目ごとの基準点(足切り)があります。

選択式は1科目5点中3点、択一式は1科目10点中4点。1科目でも下回れば、総合点が高くても不合格です。

独学だと「どの科目にどれだけ時間を配るか」の判断を自分でやることになり、気づかないうちに手薄な科目ができます。僕の1年目がまさにこれで、択一36点を取りながら選択式の3科目で足切りを食らいました。

ひの
ひの

独学が不可能だとは思いません。ただ、働きながらだと「迷っている時間」が積み上がります。その時間が1年分たまると、それはもう1年です。

関連記事:社労士独学おすすめテキストを現役社労士が比較解説

働きながら『通信講座』なら社労士に何年かかるのか

通信講座なら社労士は何年かかるのか

通信講座を使う場合、目安は1年〜1年半です。理由は単純で、迷う時間がほぼゼロになるからです。

通信講座は『迷う時間』を買う道具

教材選び、学習の順番、法改正、白書対策、模試。独学ならすべて自分で背負う部分が、申し込んだ時点で用意されています。

筆者が使っていた通信講座のテキスト

社労士試験の本当の敵は、難易度そのものより800〜1,000時間を走り切れるかどうかです。通信講座は、その完走率を上げるための道具だと考えてください。

音声・動画講義がスキマ時間を勉強時間に変える

3年目の僕を救ったのは、テキストではなく音声講義でした。

通勤中でも、耳だけは空いています。机に向かう時間だけを勉強時間だと思っていると、働きながらでは絶対に足りません。

ただし『通信講座を持っているだけ』では社労士には受からない

念のために書いておきます。

僕は1年目から通信講座を持っていました。それでも2回落ちています。教材が足りなかったのではなく、それを使い切る設計がなかっただけです。

ひの
ひの

通信講座は年数を縮める道具であって、合格を保証する魔法ではありません。買った日から使い切る計画を立ててください。

関連記事:社労士通信講座おすすめランキング|現役社労士が9社を徹底比較

費用が不安なら ~教育訓練給付で受講料は下がる~

通信講座の費用がネックなら、教育訓練給付を確認してください。一般教育訓練給付の対象講座なら、受講料の20%(上限10万円)がハローワークから支給されます。

たとえばユーキャン(79,000円)なら、20%還元で実質63,200円。さらにユーキャンは経済産業省の「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」の対象講座でもあり、条件を満たせば最大70%が戻ります(教育訓練給付との併用は不可)。

ひの
ひの

「お金がないから独学」で2年よけいにかかるくらいなら、給付制度を使ってでも講座を持ったほうが、結果的に安く済みます。

関連記事:教育訓練給付金制度を使える資格一覧!対象の通信講座と条件を解説

社労士に何年かかるかを決める5つの要因

合格年数を決める5つの要因

同じ「働きながら」でも、1年で終わる人と3年かかる人がいます。差がつくのは、次の5つです。

【合格までの年数を決める5つの要因】
① 1日に確保できる勉強時間
② 学習を始める時期(8月本番からの逆算)
③ 模試を受けるかどうか
④ 法改正・白書への対応
⑤ 過去問を「理由」で解けているか

要因① 1日に確保できる勉強時間

1日1時間なら800時間到達までに約27か月。2時間なら約13か月です。

この差がそのまま「かかる年数」の差になります。まずは自分が現実的に何時間取れるかを、感覚ではなく数字で出してください。

要因② 学習を始める時期

社労士試験は年1回・8月の第4日曜です。9月・10月に始めれば約10〜11か月あり、1年計画が成立します。逆に2月・3月に始めてその年の8月に突っ込むと、僕の1年目になります。

半年しかないなら、素直に翌年に照準を合わせるほうが、結果的に早く受かります。

要因③ 模試を受けるかどうか

僕が1年目にケチった1万円です。

時間配分も本番の空気も知らないまま本試験に行き、選択式で3科目足切りを食らいました。模試代は、1年を失うリスクと引き換えです。絶対に模試は削らないでください。

要因④ 法改正・白書への対応

労働法・社会保険法は毎年のように改正され、改正箇所は狙われます。

2年目の僕はテキストを新調せず、あと2点で落ちました。テキストは必ず受験年度のものを使ってください。

要因⑤ 過去問を『理由』で解けているか

周回数は正義ではありません。

「この問題は3番」を覚えた10周と、「なぜ3番なのか」を説明できる5周では、まったく別物です。答えではなく理由で解けているかを基準にしてください。

ひの
ひの

この5つのうち、僕は1年目に②と③を、2年目に④と⑤を落としています。落ちるべくして落ちていました。

働きながら1日3時間を作る方法

働きながら社労士に合格するための効率的な学習方法

「毎日2〜3時間なんて無理」

と思うかもしれません。僕も同じでした。月100時間の残業をしていましたから。

働きながら1日3時間を作る時間の内訳

机に向かう時間だけを勉強時間だと思っていると、絶対に足りません。耳の時間と細切れの時間を、勉強時間に変換できるかが分かれ目です。

平日は『朝・通勤・昼・夜』の4枠で積む

時間帯確保できる時間やること
朝(出勤前)60分インプット。頭が動く時間に新しい知識を
通勤(往復)60分音声講義・一問一答
昼休み15分数字要件・横断まとめの暗記
帰宅後45分過去問を解く
平日 合計約3時間

これで平日3時間。休日に4〜5時間を足せば、年間で約1,000時間に届きます。

休日は『模試と弱点科目』に使う ~家族優先で無理はしない~

休日にまとめて時間を取るなら、平日にできない模試・答練・弱点科目の潰し込みに充ててください。僕は3年目、休日は家族を優先して2〜3時間に抑えていました。

無理な計画は、続かなければ意味がありません。

ひの
ひの

やる気ではなく、場所と時刻を先に決めてください。僕は3年目、朝マクドナルドに行く時間を固定しました。それだけで1日1時間が確定します。

残業が多い月・繁忙期はどうするか

毎日3時間を「必ず」積むのは、働いていれば不可能です。僕も月100時間の残業をしていた時期があります。

大事なのは、ゼロの日を作らないことです。

どんなに遅く帰っても、音声講義を10分だけ聞く。一問一答を5問だけ解く。社労士試験は範囲が広く、1週間空けると前の科目が飛びます。

【繁忙期の最低ライン】
・通勤中の音声講義だけは必ず聞く(往復60分)
・寝る前に一問一答を5問
・週末に平日の遅れをまとめて取り戻す
・「今週は無理だった」で終わらせず、必ず翌週に回収する

ひの
ひの

ゼロの日が続くと、戻るのに倍の時間がかかります。10分でも触れておけば、記憶は死にません。

社労士の勉強はいつから始めるべきか

社労士の勉強はいつから始めるべきか

「何年かかるか」は、いつ始めるかでほぼ決まります。

9月〜10月に走り出せば1年計画が成立する

8月の本番から逆算すると、9月・10月スタートで約10〜11か月。

1日2時間なら800時間に届きます。これが最も無理のないペースです。

項目内容
試験日8月の第4日曜日
(令和8年度は2026年8月23日)
申込受付4月中旬〜5月末
(令和8年度は2026年5月31日で終了)
受験手数料15,000円
合格発表10月上旬
(令和8年度は2026年10月1日)
受験機会年1回のみ
ひの
ひの

申込を忘れると、勉強しても受けられません。1年が飛びます。ここだけは絶対にカレンダーに入れてください。

関連記事:社労士になるには?受験資格から登録までの全ステップを解説

1年で社労士に合格するための逆算スケジュール

1年合格の逆算スケジュール

働きながら1年で社労士合格を狙う場合の、標準的な進め方です。

時期やること目安
9月〜12月
(基礎期)
労働科目のインプット講義を1周。1科目終えたら、その科目の過去問へ
1月〜4月
(実力養成期)
社会保険科目のインプット+過去問年金2科目に時間を使う。全科目を2〜3回転
5月〜6月
(答練期)
法改正・白書対策/答練ここで一般常識を仕上げる
7月
(模試期)
模試と横断整理時間配分を体に入れる。弱点科目を潰す
8月
(直前期)
総復習数字要件と選択式対策の総仕上げ

年金2科目は『早く始めて長くやる』

厚生年金保険法と国民年金法は、社労士試験最大のヤマです。

制度が複雑で、横断整理ができていないと崩れます。ここを後回しにすると、直前期に間に合いません。

労一・社一は深追いしない

選択式の労働一般常識・社会保険一般常識は、白書や統計から出るため範囲が読めません。深追いすると無限に時間を吸われます。

講座の直前対策に任せて、頻出だけを押さえてください。

ひの
ひの

僕が3年目に労一を3点で拾えたのは、正直に言えば運もあります。労一に時間を注ぎ込むくらいなら、その時間を年金に回してください。

関連記事:社労士の労一・社一対策 ~「ひどい」と言われる理由と足切り回避法を3回受験した僕が解説~

あえて『2年計画』で受けるという選択肢

いまが3月・4月で、その年の8月まで半年しかない。そういう場合は、最初から2年計画に切り替えるほうが賢明です。

半年で800時間を積むには1日4〜5時間が必要で、働きながらではまず続きません。それなら1年目は基礎を固め、翌年の8月に照準を合わせたほうが、トータルの年数は短くなります。

開始時期狙うべき試験理由
9月〜12月翌年8月1日2時間で800時間に届く。王道
1月〜2月翌年8月(1年半計画)その年の8月は厳しい。基礎固めに使う
3月以降翌々年8月半年で突っ込むと、ほぼ確実に足切り
ひの
ひの

僕の1年目がまさに「3月以降スタートでその年に突っ込む」でした。2月に申し込んで、半年後の8月に受験。あれは1年を捨てたのと同じです。

関連記事:社労士は半年(6ヶ月)での合格は無理?現役社労士が解説

社労士に何年もかかる人に共通する特徴

何年もかかる人に共通する特徴

2回落ちた僕の実感として、長引く人には共通点があります。まず、うまくいく人から。

【1〜2年で受かる人】
・毎日の勉強時間を数字で管理している
・8月の本番から逆算してスケジュールを固定している
・模試を受け、時間配分を体に入れている
・テキストを受験年度のものに更新している
・過去問を「理由」で解けるまでやり切っている
・教材を増やさず、1本を使い切っている

【何年もかかってしまう人】
・「今日は疲れたから明日やる」を繰り返している
・半年で受かるつもりで、その年の試験に突っ込む
・模試代をケチる(=1年目の僕)
・去年のテキストを使い回す(=2年目の僕)
・過去問の答えを覚えて満足している
・教材を買い足して、どれも中途半端になっている

勉強時間を測っていない

「そこそこやっている」という感覚ほどアテになりません。

800時間という総量が必要な試験なので、いま何時間積んだのかを数字で持っていない人は、たいてい足りていません。

模試をケチる

繰り返します。

僕はここで1年を失いました。択一式は70問を210分で解く長丁場です。時間配分を知らずに本番へ行くと、後半の年金科目で崩れます。

教材を増やす

不安になると教材を買い足したくなります。

でも増やすほど回転数は落ちます。教材を増やしても合格は近づきません。買い足したくなったら、「いま持っている教材を使い切ったか」を先に自問してください。

ひの
ひの

僕は下の箱に4つも当てはまっていました。落ちるべくして落ちています。逆に言えば、この4つを外せば年数は縮みます。

関連記事:社労士はやめとけ?言われる7つの理由と、それでも取る価値

社労士試験の難易度 ~何年もかかるのは普通のこと~

社労士試験の難易度

そもそも社労士試験は、片手間で受かる試験ではありません。

主要資格の勉強時間の目安

合格率は5.5%(令和7年度) ~10%を超えた年はゼロ~

令和7年度(第57回)は受験43,421名に対し合格2,376名。合格率5.5%でした。

近年は5〜7%台で推移しており、10%を超えた年は一度もありません。

最大の壁は科目ごとの足切り

合格ラインはおおむね総得点の7割。ところが社労士試験には、それとは別に科目ごとの基準点があります。ここを1つでも割れば、総合点がどれだけ高くても不合格です。

「7割取れば受かる」試験なのに、たった1点で1年が終わる…

この構造が、合格まで複数年かかる最大の理由です。

だからこそ、この試験は「たまたま受かる」ということが起きにくい。何年かかるかは運ではなく、積み上げで決まります。

ひの
ひの

何年もかかっている自分を責めないでください。合格率5.5%の試験で、複数年かかるのはむしろ普通です。問題は年数ではなく、去年と同じやり方を繰り返していないかです。

関連記事:社労士の難易度は?合格率・勉強時間・他資格比較で解説

働きながら最短で受かるためのおすすめ通信講座

働きながら社労士に合格するための戦略

年数を縮めたいなら、迷う時間を通信講座で買ってください。各社の公式情報をもとに整理します。

講座受講料(税込)公式が出している実績特徴
アガルート166,320円〜235,620円合格率29.45%
(令和7年度)
出題カバー率約90%・質問無制限
フォーサイト59,800円〜133,800円2025年合格率63.0%フルカラーテキスト・模試が全コース標準
ユーキャン79,000円過去10年で1,483名の合格者添削11回。教育訓練給付の対象
スタディング44,400円〜(ペーパーレス版)合格率63.16%
(2025年受講者)
スマホ完結。質問は有料チケット制
クレアール192,000円(時期により割引)合格率は公式サイトでは確認できず非常識合格法で範囲を絞る

※各社公式サイトの掲載情報にもとづきます。価格・実績は変動するため、申込前に必ず公式サイトでご確認ください。

僕がアガルートをすすめる理由

働きながらの受験で一番こわいのは、選択式の足切りです。1科目5点中3点。ここを1つ落とすだけで、その年が終わります。

アガルートの出題カバー率は約90%。本番で「見たことがない問題」に遭遇する確率を下げられます。質問は回数無制限で、合格すれば全額返金またはお祝い金3万円。令和7年度の受講生合格率は29.45%で、全国平均5.47%の約5倍です。

ひの
ひの

僕が受験生のときにいちばん欲しかったのは、聞ける相手と「これをやれば足りる」という保証でした。年数を縮めるとは、結局そういうことです。

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働きながら社労士は何年かかる?よくある質問(FAQ)

Q. 働きながら社労士は何年かかりますか?
A. 通信講座を使う場合で1年〜1年半、独学だと1年半〜3年が目安です。合格に必要な勉強時間は800〜1,000時間で、1日2時間なら約13か月。ただし試験は年1回なので、1回落ちれば自動的に2年目になります。僕自身は3回受験し、2年半かかりました。

Q. 社労士は1年で合格できますか?
A. できます。ただし1日2時間を毎日続けて約13か月かかる計算なので、9月〜10月に始めて翌年8月の試験に照準を合わせるのが前提です。2月・3月に始めてその年の8月に突っ込むと、勉強時間が半分しかありません。僕の1年目がそれで、選択式3科目の足切りで落ちました。

Q. 社労士は何ヶ月で取れますか?
A. 最短でも9〜12か月とお考えください。800時間を1日3時間で割ると約9か月です。1日5時間を確保できれば5か月ですが、働きながらでは現実的ではありません。

Q. 社労士は何年で取れますか?
A. 働きながらなら1年〜2年が標準です。複数年かけて合格する人が多数派で、1回で受かればラッキーくらいの心づもりで計画するほうが安全です。

Q. 働きながら1日どれくらい勉強すればいいですか?
A. 平日2〜3時間、休日4〜5時間が目安です。朝1時間、通勤の往復で1時間、昼休み15分、帰宅後45分。この積み上げで平日3時間になります。机に向かう時間だけでは足りません。

Q. 社労士に一発合格する人はどのくらいいますか?
A. 受験回数の公式統計は公表されていません。ただし複数年かけて合格する人が多数派で、1回落ちたことは特別な失敗ではありません。大事なのは、落ちた原因を正しく特定することです。

Q. 社労士の勉強はつらいですか?
A. 正直に言えば、つらい時期はあります。範囲が10科目と広く、新しい科目に進むと前の科目を忘れます。ただし、やることは「テキストでインプット→過去問でアウトプット」の往復に尽きます。何をやればいいか迷わない試験なので、続けさえすれば点は伸びます。

Q. 社労士に独学だと何年かかりますか?
A. 働きながらだと1年半〜3年に伸びやすいです。法改正と白書対策を自力で追う必要があり、そこで時間を失う人が多いためです。費用は1〜3万円で済みますが、その分の時間を払うことになります。

Q. 社労士は半年で合格できますか?
A. おすすめしません。800〜1,000時間を半年に詰めると1日4〜5時間が必要で、働きながらでは現実的ではありません。僕は1年目、2月に始めてその年の8月に受験し、択一36点・選択式3科目の足切りで落ちています。

Q. 社労士に何年も受からないのはなぜですか?
A. 多くの場合、教材ではなく使い方に原因があります。模試を受けていない、テキストを新調していない、過去問の答えを覚えているだけ。僕は3年間ずっと同じ教材でしたが、1年目36点、3年目47点でした。変えたのは使い方だけです。

Q. 社労士の勉強はいつから始めるべきですか?
A. 9月〜10月です。8月の本番から逆算すると約10〜11か月あり、1日2時間で800時間に届きます。なお2026年度試験の申込は2026年5月31日で終了しているため、これから始める方の最初の受験機会は2027年8月です。

Q. 社労士試験はいつありますか?
A. 年1回、8月の第4日曜日です。令和8年度(第58回)は2026年8月23日(日)、合格発表は2026年10月1日(木)です。受験手数料は15,000円です。

働きながら社労士は何年かかる? まとめ

最後に要点をまとめます。

【この記事のまとめ】
・働きながらの目安は1年〜1年半(通信講座)/1年半〜3年(独学)
・必要な勉強時間は800〜1,000時間。1日2時間なら約13か月
・試験は年1回。1回落ちれば自動的に「2年目」に入る
・年数を決めるのは、勉強時間・開始時期・模試・法改正・過去問の解き方の5つ
・平日3時間は「朝・通勤・昼・夜」の4枠で作れる
・複数年かかるのは普通のこと。責める必要はない

僕は1年目から通信講座を持っていました。それでも2回落ちて、合計2年半かかりました。

教材が足りなかったのではありません。模試をケチり、テキストを新調せず、過去問の答えを覚えて満足していたからです。

3年目、教材はそのままで、使い方だけを変えました。音声講義でスキマ時間を全部埋め、模試を3回分×5周して、択一47点で合格しました。

ひの
ひの

「何年かかるか」は、才能ではなく設計で決まります。今日から正しく積めば、あなたの1年目は僕の3年目と同じ密度になります。

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