こんにちは。ひのです。
「社労士 何年かかる」
で検索してこのページにたどり着いた方は、たぶんこのあたりで止まっていると思います。
先に結論を書きます。働きながら社労士を目指す場合、合格までの目安は1年〜2年です。合格に必要な勉強時間が800〜1,000時間なので、1日2時間なら約13か月。
関連記事:社労士の勉強時間は1000時間?3回受験した僕の実際は1800時間
ただし年1回しかない試験なので、1回落ちれば自動的に「2年目」に入ります。

この記事を書いている僕は、月100時間の残業をしながら3回受験し、2年半かけて令和元年度に合格しました。つまり「何年かかったか」を、きれいごと抜きで答えられます。
【この記事でわかること】
・働きながら社労士に何年かかるのか(データと実体験)
・1日の勉強時間別に見た、800時間到達までの月数
・独学と通信講座で、かかる年数はどう変わるのか
・働きながら1日3時間を捻出する具体的な方法
・1年で合格するための逆算スケジュール
・何年もかかってしまう人に共通する特徴
働きながら社労士に合格するには、通信講座を受講するのが必須だと考えています。アガルート社労士講座は、最短ルートで合格できる実績を備えた社労士通信講座です。
ぜひ受講をご検討ください。
関連記事:社労士の難易度は?合格率・勉強時間・他資格比較で解説
- この記事の執筆者の信頼性
- 【結論】働きながら社労士は何年かかる?
- 働きながら社労士に何年かかるのか?データで見る
- 僕は働きながら2年半・3回かかった
- 働きながら『独学』なら社労士に何年かかるのか
- 働きながら『通信講座』なら社労士に何年かかるのか
- 社労士に何年かかるかを決める5つの要因
- 働きながら1日3時間を作る方法
- 社労士の勉強はいつから始めるべきか
- 1年で社労士に合格するための逆算スケジュール
- 社労士に何年もかかる人に共通する特徴
- 社労士試験の難易度 ~何年もかかるのは普通のこと~
- 働きながら最短で受かるためのおすすめ通信講座
- 働きながら社労士は何年かかる?よくある質問(FAQ)
- 働きながら社労士は何年かかる? まとめ
この記事の執筆者の信頼性

僕はひのと言います。
【主な保有資格】
社会保険労務士(全国社会保険労務士会連合会 登録)
ファイナンシャルプランナー2級(日本FP協会 登録)
平成29年2月、当時は技術系のサラリーマンで、月100時間の残業をしながらユーキャンの社会保険労務士講座を申し込みました。
そこから3度の受験・2年半を経て、令和元年度の社労士試験に合格しています。
| 受験年 | 勉強量 | 模試 | 結果 |
|---|---|---|---|
| 1年目 (平成29年) | 平日2h/休日2h 過去問5周 | 受けず | 選択式で3科目足切り 択一36点 |
| 2年目 | 平日4h/休日3h 過去問10周 | 受験 | 選択式の足切りなし 択一43点(あと2点) |
| 3年目 (令和元年) | スキマ時間を全投入 模試3回分を各5周 | 受験 | 択一47点で合格 |

見てのとおり、僕は一発合格した優等生ではありません。だからこそ「何年かかるのか」「なぜ長引くのか」を、身をもって説明できます。
合格後は総務課へ異動し、現在は勤務社労士として登録しています。開業はしていません。
【結論】働きながら社労士は何年かかる?

先に結論を表にまとめます。
| ケース | かかる年数の目安 | 必要な1日の勉強時間 |
|---|---|---|
| ①働きながら通信講座あり | 1年〜1年半 | 平日2時間+休日4〜5時間 |
| ②働きながら独学で | 1年半〜3年 | 同上 (ただし迷う時間が増える) |
| ③働きながら学習経験あり | 1年 | 2時間前後 |
| ④短期決戦(半年) | 現実的ではない | 1日5時間以上 |
| ⑤筆者(ひの)の場合 | 2年半・3回受験 | 1年目2h → 3年目はスキマ全投入 |
社労士試験の合格に必要な勉強時間は800〜1,000時間と言われます。これを1日の勉強時間で割ると、必要な月数が見えてきます。

1日2時間なら約13か月。
働きながらの標準は「1年〜1年半」です。ただし社労士試験は年1回・8月の第4日曜にしかありません。1回落ちれば、次のチャンスは1年後です。

つまり「何年かかるか」は、勉強時間の総量だけでなく、どの年の8月に照準を合わせるかで決まります。ここを外すと、僕の1年目のように半年で本試験に突っ込むことになります。
働きながら社労士に何年かかるのか?データで見る

感想ではなく、数字で見ていきます。
社労士の合格に必要な勉強時間は800〜1,000時間
社労士試験に必要とされる勉強時間は800〜1,000時間。
宅建士が約300時間、行政書士が約800時間ですから、宅建の3倍前後です。司法書士の約3,000時間には及びませんが、働きながらなら1年〜2年がかりの量だと考えてください。
| 資格 | 勉強時間の目安 | 合格率(令和7年度) |
|---|---|---|
| 宅建士 | 約300時間 | 18.7% |
| 行政書士 | 約800時間 | 14.54% |
| 社労士 | 800〜1,000時間 | 5.5% |
| 司法書士 | 約3,000時間 | 5.2% |
1日2時間なら約13か月!働きながらの標準は1年〜1年半
800時間を1日の勉強時間で割ると、次のようになります。
| 1日の勉強時間 | 800時間に到達するまで | 現実味 |
|---|---|---|
| 1時間 | 約27か月(2年3か月) | △ 長すぎて心が折れる |
| 2時間 | 約13か月(1年1か月) | ◎ 王道のペース |
| 3時間 | 約9か月 | ○ 平日も休日も必要 |
| 4時間 | 約7か月 | △ 働きながらはかなり厳しい |
| 5時間 | 約5か月 | × 働きながらはほぼ不可能 |

毎日2時間を1年。これが働きながらの標準ラインです。逆に言えば、1日1時間しか取れないなら、最初から2年計画で組んだほうが精神的にラクです。
社労士に一発合格する人は多数派ではない
「1年で受かった」という声は目立ちますが、複数年かけて合格する人のほうが多いのが実情です。
受験回数の公式統計は公表されていないため断定はできませんが、合格体験記を読んでいても2回目・3回目での合格は珍しくありません。僕自身も3回目でした。
1回落ちたことは、社労士試験では特別な失敗ではありません。問題は、落ちた原因を正しく特定できるかどうかです。
社労士の合格者は『働きながら』が大多数
社労士試験は、専業受験生が集まる試験ではありません。
会社員・公務員・団体職員として働きながら受験する人が大多数で、合格者も30代〜40代が中心です。
これは感覚ではなく、公表データからも裏づけられます。令和7年度(第57回)の合格者2,376名の内訳は、次のとおりです。
| 区分 | 合格者に占める割合 |
|---|---|
| 会社員 | 58.4% |
| 公務員 | 11.7% |
| 無職 | 11.0% |
| 30代 | 32.5% |
| 40代 | 27.5% |
会社員が公務員と合わせると約7割、30代と40代を合わせると6割超。最年少合格者は19歳、最年長は78歳でした。
つまり「働きながらでは無理」ではなく、働きながら受かるのが標準の試験だということです。

合格率5.5%という数字には、この「働きながら」という前提が織り込まれています。
関連記事:社労士は意外と簡単だった?合格率5.5%の本当の難易度
科目別に見る!~どこに時間を使えば年数が縮むか~
800時間をどう配るかで、かかる年数は変わります。全科目を均等に回すのは、働きながらでは非効率です。
| 科目 | 時間配分の目安 | コメント |
|---|---|---|
| 労働基準法・安衛 | やや多め | とっつきやすい。 ここで挫折する人は少ない |
| 労災・雇用・徴収法 | 多め | 徴収法が絡んで複雑。 ただし得点源にもなる |
| 厚生年金・国民年金 | 最大 | 制度が複雑な最大のヤマ。 早く始めて長くやる |
| 健康保険法 | 中 | 範囲は広いが素直 |
| 労一・社一 | 最小 | 白書・統計から出る。 深追いすると時間が溶ける |
年金2科目に厚く、一般常識は薄く。この配分ができるかどうかで、1年で終わるか2年かかるかが変わります。

僕が2年目に落ちた「あと2点」は、年金の横断整理が甘かったことが原因だと今でも思っています。
僕は働きながら2年半・3回かかった

ここからは僕自身の話です。「何年かかるのか」を、実際にかかった人間の目線で書きます。

1年目36点、2年目43点、3年目47点。教材は3年間ずっと同じユーキャンの通信講座でした。教材が悪くて落ちたのなら、3年目も落ちているはずです。
1年目 ~2月に始めて半年で本試験へ突っ込んだ~
平成29年2月、ユーキャンを申し込みました。その年の試験は8月。勉強期間は実質半年しかありません。それでも「今年いける」と思って受験しました。
結果は、選択式で3科目の足切り。択一は36点(合格ラインは45点前後)。
時間配分も本番の空気も知らないまま、当日を迎えていました。

1年目の失敗は、勉強量ではなく設計です。半年で800時間は物理的に無理でした。しかも模試の追加1万円をケチって、一度も本番形式を経験しないまま受けています。
2年目 ~択一43点、合格まであと2点~
2年目は平日4時間・休日3時間。過去問は10周しました。結果は択一43点。合格まであと2点です。
ただし中身は「この問題は3番」を覚えていただけでした。設問が少し変われば解けません。しかもテキストを新調しませんでした。法改正はそのまま出題されるのに、です。

過去問10周と聞くと立派に見えますよね。でも、答えを覚えただけの10周には意味がありません。この年、僕は「勉強した気」になっていただけでした。
3年目 ~音声講義とマクドナルドの朝活で合格~
3年目に変えたのは、教材ではなく使い方です。
結果、選択式はギリギリ突破(労一は正直に言えば運もありました)、択一47点で合格です。

僕が「何年かかったか」と聞かれたら、2年半と答えます。でも、正しく設計していれば1年半で終わっていたと思います。1年目の半年と、2年目のテキスト代をケチった分が、そのまま失った時間です。
関連記事:社労士の勉強法!合格までの効率的な学習を現役社労士が解説
働きながら『独学』なら社労士に何年かかるのか

独学でも合格は可能です。ただし、働きながらだと1年半〜3年に伸びやすいというのが正直なところです。

市販のテキストと過去問を揃えれば1〜3万円。
通信講座の約4万〜24万円と比べれば、圧倒的に安く始められます。学習経験があり、自分で計画を組める人にとっては合理的な選択です。
独学が長引く理由① ~法改正と白書を自力で追う必要がある~
社労士試験は、その年の法改正がそのまま出題される試験です。さらに選択式の労働一般常識(労一)・社会保険一般常識(社一)では、白書や統計から出題されます。
この2つを働きながら自力で追いかけるのは、想像以上に時間を食います。ここで消える時間が、そのまま「かかる年数」に上乗せされます。
独学が長引く理由② ~気づかないうちに捨て科目ができる~
社労士試験には科目ごとの基準点(足切り)があります。
選択式は1科目5点中3点、択一式は1科目10点中4点。1科目でも下回れば、総合点が高くても不合格です。
独学だと「どの科目にどれだけ時間を配るか」の判断を自分でやることになり、気づかないうちに手薄な科目ができます。僕の1年目がまさにこれで、択一36点を取りながら選択式の3科目で足切りを食らいました。

独学が不可能だとは思いません。ただ、働きながらだと「迷っている時間」が積み上がります。その時間が1年分たまると、それはもう1年です。
働きながら『通信講座』なら社労士に何年かかるのか

通信講座を使う場合、目安は1年〜1年半です。理由は単純で、迷う時間がほぼゼロになるからです。
通信講座は『迷う時間』を買う道具
教材選び、学習の順番、法改正、白書対策、模試。独学ならすべて自分で背負う部分が、申し込んだ時点で用意されています。

社労士試験の本当の敵は、難易度そのものより800〜1,000時間を走り切れるかどうかです。通信講座は、その完走率を上げるための道具だと考えてください。
音声・動画講義がスキマ時間を勉強時間に変える
3年目の僕を救ったのは、テキストではなく音声講義でした。
通勤中でも、耳だけは空いています。机に向かう時間だけを勉強時間だと思っていると、働きながらでは絶対に足りません。
ただし『通信講座を持っているだけ』では社労士には受からない
念のために書いておきます。
僕は1年目から通信講座を持っていました。それでも2回落ちています。教材が足りなかったのではなく、それを使い切る設計がなかっただけです。

通信講座は年数を縮める道具であって、合格を保証する魔法ではありません。買った日から使い切る計画を立ててください。
関連記事:社労士通信講座おすすめランキング|現役社労士が9社を徹底比較
費用が不安なら ~教育訓練給付で受講料は下がる~
通信講座の費用がネックなら、教育訓練給付を確認してください。一般教育訓練給付の対象講座なら、受講料の20%(上限10万円)がハローワークから支給されます。
たとえばユーキャン(79,000円)なら、20%還元で実質63,200円。さらにユーキャンは経済産業省の「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」の対象講座でもあり、条件を満たせば最大70%が戻ります(教育訓練給付との併用は不可)。

「お金がないから独学」で2年よけいにかかるくらいなら、給付制度を使ってでも講座を持ったほうが、結果的に安く済みます。
関連記事:教育訓練給付金制度を使える資格一覧!対象の通信講座と条件を解説
社労士に何年かかるかを決める5つの要因

同じ「働きながら」でも、1年で終わる人と3年かかる人がいます。差がつくのは、次の5つです。
【合格までの年数を決める5つの要因】
① 1日に確保できる勉強時間
② 学習を始める時期(8月本番からの逆算)
③ 模試を受けるかどうか
④ 法改正・白書への対応
⑤ 過去問を「理由」で解けているか
要因① 1日に確保できる勉強時間
1日1時間なら800時間到達までに約27か月。2時間なら約13か月です。
この差がそのまま「かかる年数」の差になります。まずは自分が現実的に何時間取れるかを、感覚ではなく数字で出してください。
要因② 学習を始める時期
社労士試験は年1回・8月の第4日曜です。9月・10月に始めれば約10〜11か月あり、1年計画が成立します。逆に2月・3月に始めてその年の8月に突っ込むと、僕の1年目になります。
半年しかないなら、素直に翌年に照準を合わせるほうが、結果的に早く受かります。
要因③ 模試を受けるかどうか
僕が1年目にケチった1万円です。
時間配分も本番の空気も知らないまま本試験に行き、選択式で3科目足切りを食らいました。模試代は、1年を失うリスクと引き換えです。絶対に模試は削らないでください。
要因④ 法改正・白書への対応
労働法・社会保険法は毎年のように改正され、改正箇所は狙われます。
2年目の僕はテキストを新調せず、あと2点で落ちました。テキストは必ず受験年度のものを使ってください。
要因⑤ 過去問を『理由』で解けているか
周回数は正義ではありません。
「この問題は3番」を覚えた10周と、「なぜ3番なのか」を説明できる5周では、まったく別物です。答えではなく理由で解けているかを基準にしてください。

この5つのうち、僕は1年目に②と③を、2年目に④と⑤を落としています。落ちるべくして落ちていました。
働きながら1日3時間を作る方法

「毎日2〜3時間なんて無理」
と思うかもしれません。僕も同じでした。月100時間の残業をしていましたから。

机に向かう時間だけを勉強時間だと思っていると、絶対に足りません。耳の時間と細切れの時間を、勉強時間に変換できるかが分かれ目です。
平日は『朝・通勤・昼・夜』の4枠で積む
| 時間帯 | 確保できる時間 | やること |
|---|---|---|
| 朝(出勤前) | 60分 | インプット。頭が動く時間に新しい知識を |
| 通勤(往復) | 60分 | 音声講義・一問一答 |
| 昼休み | 15分 | 数字要件・横断まとめの暗記 |
| 帰宅後 | 45分 | 過去問を解く |
| 平日 合計 | 約3時間 | — |
これで平日3時間。休日に4〜5時間を足せば、年間で約1,000時間に届きます。
休日は『模試と弱点科目』に使う ~家族優先で無理はしない~
休日にまとめて時間を取るなら、平日にできない模試・答練・弱点科目の潰し込みに充ててください。僕は3年目、休日は家族を優先して2〜3時間に抑えていました。
無理な計画は、続かなければ意味がありません。

やる気ではなく、場所と時刻を先に決めてください。僕は3年目、朝マクドナルドに行く時間を固定しました。それだけで1日1時間が確定します。
残業が多い月・繁忙期はどうするか
毎日3時間を「必ず」積むのは、働いていれば不可能です。僕も月100時間の残業をしていた時期があります。
大事なのは、ゼロの日を作らないことです。
どんなに遅く帰っても、音声講義を10分だけ聞く。一問一答を5問だけ解く。社労士試験は範囲が広く、1週間空けると前の科目が飛びます。
【繁忙期の最低ライン】
・通勤中の音声講義だけは必ず聞く(往復60分)
・寝る前に一問一答を5問
・週末に平日の遅れをまとめて取り戻す
・「今週は無理だった」で終わらせず、必ず翌週に回収する

ゼロの日が続くと、戻るのに倍の時間がかかります。10分でも触れておけば、記憶は死にません。
社労士の勉強はいつから始めるべきか

「何年かかるか」は、いつ始めるかでほぼ決まります。
9月〜10月に走り出せば1年計画が成立する
8月の本番から逆算すると、9月・10月スタートで約10〜11か月。
1日2時間なら800時間に届きます。これが最も無理のないペースです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 試験日 | 8月の第4日曜日 (令和8年度は2026年8月23日) |
| 申込受付 | 4月中旬〜5月末 (令和8年度は2026年5月31日で終了) |
| 受験手数料 | 15,000円 |
| 合格発表 | 10月上旬 (令和8年度は2026年10月1日) |
| 受験機会 | 年1回のみ |

申込を忘れると、勉強しても受けられません。1年が飛びます。ここだけは絶対にカレンダーに入れてください。
関連記事:社労士になるには?受験資格から登録までの全ステップを解説
1年で社労士に合格するための逆算スケジュール

働きながら1年で社労士合格を狙う場合の、標準的な進め方です。
| 時期 | やること | 目安 |
|---|---|---|
| 9月〜12月 (基礎期) | 労働科目のインプット | 講義を1周。1科目終えたら、その科目の過去問へ |
| 1月〜4月 (実力養成期) | 社会保険科目のインプット+過去問 | 年金2科目に時間を使う。全科目を2〜3回転 |
| 5月〜6月 (答練期) | 法改正・白書対策/答練 | ここで一般常識を仕上げる |
| 7月 (模試期) | 模試と横断整理 | 時間配分を体に入れる。弱点科目を潰す |
| 8月 (直前期) | 総復習 | 数字要件と選択式対策の総仕上げ |
年金2科目は『早く始めて長くやる』
厚生年金保険法と国民年金法は、社労士試験最大のヤマです。
制度が複雑で、横断整理ができていないと崩れます。ここを後回しにすると、直前期に間に合いません。
労一・社一は深追いしない
選択式の労働一般常識・社会保険一般常識は、白書や統計から出るため範囲が読めません。深追いすると無限に時間を吸われます。
講座の直前対策に任せて、頻出だけを押さえてください。

僕が3年目に労一を3点で拾えたのは、正直に言えば運もあります。労一に時間を注ぎ込むくらいなら、その時間を年金に回してください。
関連記事:社労士の労一・社一対策 ~「ひどい」と言われる理由と足切り回避法を3回受験した僕が解説~
あえて『2年計画』で受けるという選択肢
いまが3月・4月で、その年の8月まで半年しかない。そういう場合は、最初から2年計画に切り替えるほうが賢明です。
半年で800時間を積むには1日4〜5時間が必要で、働きながらではまず続きません。それなら1年目は基礎を固め、翌年の8月に照準を合わせたほうが、トータルの年数は短くなります。
| 開始時期 | 狙うべき試験 | 理由 |
|---|---|---|
| 9月〜12月 | 翌年8月 | 1日2時間で800時間に届く。王道 |
| 1月〜2月 | 翌年8月(1年半計画) | その年の8月は厳しい。基礎固めに使う |
| 3月以降 | 翌々年8月 | 半年で突っ込むと、ほぼ確実に足切り |

僕の1年目がまさに「3月以降スタートでその年に突っ込む」でした。2月に申し込んで、半年後の8月に受験。あれは1年を捨てたのと同じです。
関連記事:社労士は半年(6ヶ月)での合格は無理?現役社労士が解説
社労士に何年もかかる人に共通する特徴

2回落ちた僕の実感として、長引く人には共通点があります。まず、うまくいく人から。
勉強時間を測っていない
「そこそこやっている」という感覚ほどアテになりません。
800時間という総量が必要な試験なので、いま何時間積んだのかを数字で持っていない人は、たいてい足りていません。
模試をケチる
繰り返します。
僕はここで1年を失いました。択一式は70問を210分で解く長丁場です。時間配分を知らずに本番へ行くと、後半の年金科目で崩れます。
教材を増やす
不安になると教材を買い足したくなります。
でも増やすほど回転数は落ちます。教材を増やしても合格は近づきません。買い足したくなったら、「いま持っている教材を使い切ったか」を先に自問してください。

僕は下の箱に4つも当てはまっていました。落ちるべくして落ちています。逆に言えば、この4つを外せば年数は縮みます。
関連記事:社労士はやめとけ?言われる7つの理由と、それでも取る価値
社労士試験の難易度 ~何年もかかるのは普通のこと~

そもそも社労士試験は、片手間で受かる試験ではありません。

合格率は5.5%(令和7年度) ~10%を超えた年はゼロ~
令和7年度(第57回)は受験43,421名に対し合格2,376名。合格率5.5%でした。
近年は5〜7%台で推移しており、10%を超えた年は一度もありません。
最大の壁は科目ごとの足切り
合格ラインはおおむね総得点の7割。ところが社労士試験には、それとは別に科目ごとの基準点があります。ここを1つでも割れば、総合点がどれだけ高くても不合格です。
「7割取れば受かる」試験なのに、たった1点で1年が終わる…
この構造が、合格まで複数年かかる最大の理由です。
だからこそ、この試験は「たまたま受かる」ということが起きにくい。何年かかるかは運ではなく、積み上げで決まります。

何年もかかっている自分を責めないでください。合格率5.5%の試験で、複数年かかるのはむしろ普通です。問題は年数ではなく、去年と同じやり方を繰り返していないかです。
関連記事:社労士の難易度は?合格率・勉強時間・他資格比較で解説
働きながら最短で受かるためのおすすめ通信講座

年数を縮めたいなら、迷う時間を通信講座で買ってください。各社の公式情報をもとに整理します。
| 講座 | 受講料(税込) | 公式が出している実績 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| アガルート | 166,320円〜235,620円 | 合格率29.45% (令和7年度) | 出題カバー率約90%・質問無制限 |
| フォーサイト | 59,800円〜133,800円 | 2025年合格率63.0% | フルカラーテキスト・模試が全コース標準 |
| ユーキャン | 79,000円 | 過去10年で1,483名の合格者 | 添削11回。教育訓練給付の対象 |
| スタディング | 44,400円〜(ペーパーレス版) | 合格率63.16% (2025年受講者) | スマホ完結。質問は有料チケット制 |
| クレアール | 192,000円(時期により割引) | 合格率は公式サイトでは確認できず | 非常識合格法で範囲を絞る |
※各社公式サイトの掲載情報にもとづきます。価格・実績は変動するため、申込前に必ず公式サイトでご確認ください。
僕がアガルートをすすめる理由
働きながらの受験で一番こわいのは、選択式の足切りです。1科目5点中3点。ここを1つ落とすだけで、その年が終わります。
アガルートの出題カバー率は約90%。本番で「見たことがない問題」に遭遇する確率を下げられます。質問は回数無制限で、合格すれば全額返金またはお祝い金3万円。令和7年度の受講生合格率は29.45%で、全国平均5.47%の約5倍です。

僕が受験生のときにいちばん欲しかったのは、聞ける相手と「これをやれば足りる」という保証でした。年数を縮めるとは、結局そういうことです。
関連記事:アガルート社労士講座の評判口コミは?合格率・デメリット等を徹底レビュー
関連記事:社労士通信講座おすすめランキング|現役社労士が9社を徹底比較
働きながら社労士は何年かかる?よくある質問(FAQ)
働きながら社労士は何年かかる? まとめ
最後に要点をまとめます。
【この記事のまとめ】
・働きながらの目安は1年〜1年半(通信講座)/1年半〜3年(独学)
・必要な勉強時間は800〜1,000時間。1日2時間なら約13か月
・試験は年1回。1回落ちれば自動的に「2年目」に入る
・年数を決めるのは、勉強時間・開始時期・模試・法改正・過去問の解き方の5つ
・平日3時間は「朝・通勤・昼・夜」の4枠で作れる
・複数年かかるのは普通のこと。責める必要はない
僕は1年目から通信講座を持っていました。それでも2回落ちて、合計2年半かかりました。
教材が足りなかったのではありません。模試をケチり、テキストを新調せず、過去問の答えを覚えて満足していたからです。
3年目、教材はそのままで、使い方だけを変えました。音声講義でスキマ時間を全部埋め、模試を3回分×5周して、択一47点で合格しました。

「何年かかるか」は、才能ではなく設計で決まります。今日から正しく積めば、あなたの1年目は僕の3年目と同じ密度になります。
関連記事:社労士通信講座おすすめランキング|現役社労士が9社を徹底比較
関連記事:社労士の勉強法!合格までの効率的な学習を現役社労士が解説


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