こんにちは。ひのです。
社労士試験に受かると、多くの人が次の資格を考え始めます。勉強の習慣が残っているうちに動くのが、いちばん効率がいいからです。

僕も試験が終わった直後は何かを勉強していないと落ち着かなくなって、そのままFP2級の勉強を始めました。
この記事では、社労士と組み合わせる価値のある10資格を、相性・勉強時間・年収の3つで比べます。僕は令和元年度に社労士試験に合格し、そのあとFP2級を取って、いまは行政書士と簿記を勉強中です。
先に結論を書きます。社労士のダブルライセンスは「何を足すか」ではなく「誰を相手にしたいか」で決まります。個人を相手にするならFP、法人の開業支援なら行政書士、顧問単価を上げるなら税理士か中小企業診断士です。
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なお、僕が実際に取得したのは社労士とFP2級です。
他の資格については、試験制度と公表データ、そして社労士の実務で実際に接した場面をもとに書いています。
- この記事の執筆者の信頼性
- 【結論】社労士のダブルライセンスおすすめ早見表 ~目的別~
- 社労士のダブルライセンスで最強はどれ? ~選ぶ3つの軸~
- 社労士と相性の良い10資格を一覧比較
- 社労士のダブルライセンスおすすめ10資格 ~相性の良い順~
- 社労士のダブルライセンス① FP ~社労士の知識がそのまま使える~
- 社労士のダブルライセンス② 行政書士 ~開業の入口をつくる~
- 社労士のダブルライセンス③ 税理士 ~顧問先に毎月行く理由が2つになる~
- 社労士のダブルライセンス④ 中小企業診断士 ~3号業務がそのまま武器になる~
- 社労士のダブルライセンス⑤ 司法書士 ~事業承継で組むと強い~
- 社労士のダブルライセンス⑥ キャリアコンサルタント ~人の側から企業に入る~
- 社労士のダブルライセンス⑦ 宅建士 ~不動産と建設の労務に入りやすくなる~
- 社労士のダブルライセンス⑧ 簿記2級 ~数字が読める社労士になる~
- 社労士のダブルライセンス⑨ 英語 ~外資とスタートアップの労務を取りに行く~
- 社労士のダブルライセンス⑩ 看護師・保健師 ~産業保健の現場で組む~
- ダブルライセンスで社労士の年収はどう変わる?
- 【分岐点】社労士のダブルライセンスは意味ない? ~失敗する3つのパターン~
- 社労士とダブルライセンスはどっちを先に取る? ~取る順番~
- 社労士のトリプルライセンスは目指すべき?
- 社労士のダブルライセンス 資格別の詳しい記事
- 社労士のダブルライセンスに関するよくある質問
- 社労士のダブルライセンスまとめ
この記事の執筆者の信頼性

僕はひのと言います。
【主な保有資格】
社会保険労務士(全国社会保険労務士会連合会 登録)
ファイナンシャルプランナー2級(日本FP協会 登録)
令和元年(2019年)に3度目の受験で社労士試験に合格しました。現在は会社の総務部門で、給与計算や社会保険の手続きを担当しています。
合格したあと、勉強の習慣を止めたくなくてFP2級を取りました。いまは行政書士と簿記2級を並行して勉強しています。
この記事は「取ったほうがいい資格を並べる」記事ではありません。社労士の知識がどこまで流用できて、実務のどの場面で効くのか。との視点で見ていきたいと思います。
【結論】社労士のダブルライセンスおすすめ早見表 ~目的別~

先に「誰を相手にしたいか」から見ていきましょう。
| 目的 | おすすめ資格 | 追加の勉強時間 | ひとこと |
|---|---|---|---|
| 個人のお金の相談に乗りたい | FP2級 | 約300時間 | 社労士の年金・社会保険がそのまま使えます |
| 社労士事務所を開業したい | 行政書士 | 約900時間 | 会社設立から入って顧問契約につなげられます |
| 顧問先の単価を上げたい | 税理士 | 3,000時間以上 | 毎月訪問する理由が2つになります |
| 経営コンサルに踏み込みたい | 中小企業診断士 | 約1,000時間 | 社労士の3号業務がそのまま武器になります |
| 相続・登記まで一気通貫で | 司法書士 | 3,000時間以上 | 事業承継で社労士と組むと強いです |
| 人の側から企業を支援したい | キャリアコンサルタント | 約400時間 | 助成金の要件になっている場面もあります |
| 不動産・建設の労務に強くなりたい | 宅建士 | 約350時間 | 業界特有の労務課題に入りやすくなります |
| 数字が読める社労士になりたい | 簿記2級 | 約250時間 | 就業規則の提案に説得力が出ます |
| 外資・スタートアップを狙いたい | 英語 | — | 日本進出企業の労務アウトソースが増えています |
| 医療・介護の現場を支援したい | 看護師・保健師 | — | 産業保健で社労士と組み合わせる人が増えています |
勉強時間は一般的な目安で、社労士の学習で身についた法令の読み方が使えるぶん、実際にはこれより短く済むことがあります。

全部を狙う必要はありません。僕のおすすめは、まず短時間で取れるものを1つ取って、勉強の習慣を切らさないことです。
社労士のダブルライセンスで最強はどれ? ~選ぶ3つの軸~

「社労士との最強の組み合わせ」という言葉はよく見かけますが、何をもって最強かは人によって違います。
僕は次の3つで判断しています。
選ぶ軸① 社労士試験の知識がどれだけ流用できるか
社労士試験で覚えた社会保険・年金・労働法は、資格によって流用できる割合がまったく違います。ここが大きいほど、追加の勉強時間は短くなります。

FP2級は6科目のうち「ライフプランニングと資金計画」に公的年金と社会保険がまるごと入っています。社労士合格者なら、ここは勉強せずに得点できます。

僕は年末調整の実務を、FPのテキストを見ながら進めたことがあります。試験勉強がそのまま仕事になった瞬間でした。
選ぶ軸② 同じ顧客に二度売れるか
ダブルライセンスで収入が変わるのは、資格が増えたからではありません。同じ顧客に対して、売れるものが2つになるからです。
行政書士で会社設立を手がけた相手に、そのまま社会保険の新規適用を提案する。税理士として毎月訪問している相手に、就業規則の見直しを提案する。この構造をつくれる組み合わせが強い組み合わせです。
選ぶ軸③ その資格がないと入れない場所があるか
独占業務のある資格は、持っていないと土俵に上がれません。登記なら司法書士、税務代理なら税理士、許認可なら行政書士です。
逆に言えば、独占業務のない資格は「あると有利」止まりになります。そこを分かったうえで選ぶかどうかで、投じた時間の回収スピードが変わります。
社労士と相性の良い10資格を一覧比較

3つの軸で10資格を並べました。★は僕の評価で、公的な指標ではありません。
| 資格 | 知識の流用 | 二度売れる | 独占業務 | 受験資格 | 試験時期 |
|---|---|---|---|---|---|
| FP2級 | ★★★★★ | △ | なし | 実務経験または3級合格など | 年3回 |
| 行政書士 | ★★ | ◎ | あり | なし | 年1回・11月 |
| 税理士 | ★★ | ◎ | あり | 学識・資格・職歴のいずれか | 年1回・8月 |
| 中小企業診断士 | ★★★ | ◎ | なし | なし | 1次8月 2次10月 |
| 司法書士 | ★★ | ○ | あり | なし | 年1回・7月 |
| キャリアコンサルタント | ★★★★ | ○ | 名称独占 | 養成講習修了など | 年3回 |
| 宅建士 | ★ | △ | あり | なし | 年1回・10月 |
| 簿記2級 | ★ | △ | なし | なし | 年3回+ネット試験 |
| 英語 (TOEIC等) | — | ○ | なし | なし | 随時 |
| 看護師・保健師 | ★★★★ | ○ | あり | 指定校の卒業など | 年1回 |
受験資格と試験時期は年度によって変わることがあります。挑戦を決めたら、必ず各試験の実施団体の公式サイトで最新の要項を確認してください。

グラフには、10選には入れていない社会福祉士も参考として並べています。英語と看護師・保健師は決まった目安時間がないため、グラフからは外しました。
勉強時間で見ると、簿記2級・FP2級・宅建士は300時間前後で届きます。社労士に1,000時間を投じられた人にとって、300時間は「もう一度あの半分以下をやるだけ」です。

司法書士と税理士だけは別格で、社労士をもう3回受け直すくらいの量になります。覚悟が要ります。
社労士のダブルライセンスおすすめ10資格 ~相性の良い順~

ここからは1つずつ見ていきます。相性の良い順に並べました。
社労士のダブルライセンス① FP ~社労士の知識がそのまま使える~

社労士合格者にとって、いちばん短い距離にあるのがFP(ファイナンシャルプランナー)です。
FP2級は6科目で構成されていますが、そのうち「ライフプランニングと資金計画」には公的年金と社会保険が丸ごと入っています。社労士試験を突破した人なら、この科目はほぼ勉強せずに得点できます。
社労士は公的な制度の専門家ですが、民間保険・資産運用・税金はカバーしていません。個人の相談に乗ると、必ずそこに話が及びます。

僕は年末調整の実務を、FPのテキストを見ながら進めました。試験勉強がそのまま仕事の道具になったのは、この資格が初めてです。
独学なら3級で1〜2か月、2級で3か月程度が目安です。短期で確実に取りたいなら通信講座も選択肢になります。
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社労士のダブルライセンス② 行政書士 ~開業の入口をつくる~

社労士事務所を開業するなら、最有力の組み合わせがこの行政書士です。理由は資格の相乗効果というより、新規顧客をどこから連れてくるかという、開業のいちばんの課題に直接効くからです。
すでに稼働している会社に「社会保険の手続きをうちに任せてください」と言うのは、簡単ではありません。既存の顧問がいることがほとんどだからです。
一方、会社設立や許認可は「これから始める人」の入口にあります。行政書士として設立を手伝い、その流れで社会保険の新規適用と顧問契約につなげる。この順番なら無理がありません。
行政書士試験は受験資格がなく誰でも受けられます。合格率は令和7年度で14.54%と社労士より高いものの、決して楽な試験ではありません。
なお、社労士と行政書士のどちらを先に取るべきかは、別記事で詳しく比べています。
関連記事:社労士と行政書士はどっちが稼げる?難易度・年収・就職を現役社労士が徹底比較
↓↓令和7年の合格実績は58.5%↓↓
社労士のダブルライセンス③ 税理士 ~顧問先に毎月行く理由が2つになる~

検索データを見ると、社労士と組み合わせて最も調べられているのが税理士です。理由ははっきりしていて、税理士と社労士はどちらも「毎月その会社に関わる」仕事だからです。
給与計算は社労士の領域ですが、そこから出る源泉所得税は税理士の領域です。年末調整は両方にまたがります。実務では、この境界で必ず連携が発生します。
| 場面 | 社労士だけ | 社労士+税理士 |
|---|---|---|
| 給与計算 | 計算して終わり | 源泉徴収と法定調書まで一括 |
| 年末調整 | 手続きの範囲まで | 税額の相談まで受けられる |
| 助成金 | 申請を代行 | 決算への影響まで説明できる |
| 社会保険料の見直し | 制度面から提案 | 法人税との兼ね合いまで含めて提案 |
| 事業承継 | 退職金と年金の設計 | 株価と相続税まで含めて設計 |
ただし税理士試験は5科目に合格して初めて資格が得られる科目合格制で、社会人が働きながら数年かけて1科目ずつ積み上げるのが一般的です。社労士のように1年で決着する試験ではありません。

僕は税理士の勉強をしたことがありません。ここは制度と、実務で税理士の先生と組んだときに感じたことをもとに書いています。
社労士のダブルライセンス④ 中小企業診断士 ~3号業務がそのまま武器になる~

社労士の業務は1号・2号・3号に分かれています。1号と2号は手続きの代行で、今後大きく伸びるとは言いにくい領域です。
伸びしろがあるのは、相談とコンサルティングにあたる3号業務です。ここに中小企業診断士の経営知識が乗ると、提案の幅が一段変わります。
経営課題の多くは、突き詰めると人の問題に行き着きます。人事労務が分かる経営コンサルタントは、それだけで珍しい存在です。
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社労士のダブルライセンス⑤ 司法書士 ~事業承継で組むと強い~

司法書士は登記の専門家です。社労士とは扱う法律が違うため、知識の流用はほとんどできません。
それでも組み合わせる価値があるのは、会社のライフイベントで登記と労務が必ず同時に発生するからです。設立、役員変更、組織再編、そして事業承継。どの場面でも両方が必要になります。
とくに事業承継は、株式の移転(司法書士)と、退職金・企業年金・従業員の処遇(社労士)が同時に動きます。片方しか持たないと、必ずもう一方の専門家に橋を渡すことになります。
ただし勉強時間は3,000時間以上とされ、社労士の3倍以上です。記述式(登記申請書の作成)があり、試験の性格もまったく違います。
関連記事:司法書士のダブルライセンスおすすめは?相性の良い資格を難易度・年収で徹底比較
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社労士のダブルライセンス⑥ キャリアコンサルタント ~人の側から企業に入る~

キャリアコンサルタントは、個人のキャリア形成と能力開発を支援する国家資格(名称独占)です。社労士が制度の側から企業を見るのに対して、こちらは人の側から見ます。
社労士試験で学ぶ雇用保険の教育訓練給付や、労働一般常識で扱う職業能力開発の分野と内容が重なるため、知識の流用も比較的しやすい資格です。
受験には養成講習の修了などが必要で、誰でもすぐ受けられる試験ではありません。挑戦する前に受験資格の確認が要ります。
社労士のダブルライセンス⑦ 宅建士 ~不動産と建設の労務に入りやすくなる~

宅建士は不動産取引の専門家で、社労士とは試験範囲がほとんど重なりません。それでも組み合わせる人がいるのは、不動産業と建設業が労務の課題を最も抱えている業界だからです。
建設業には労災保険の特殊な取り扱い(有期事業の一括、下請けの元請一括)があり、社会保険の加入指導も厳しく行われています。業界の言葉が分かる社労士は、それだけで信頼されます。
勉強時間は300〜400時間ほどで、社労士を突破した人なら現実的な射程です。合格率は18.7%と、士業系のなかでは高めです。
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社労士のダブルライセンス⑧ 簿記2級 ~数字が読める社労士になる~

簿記は資格というより道具です。ただ、社労士の提案は最終的に「その会社が払えるかどうか」に行き着くので、決算書が読めるかどうかで説得力がまったく変わります。
賃金制度を変えれば人件費が動きます。就業規則で退職金を定めれば、引当金として財務に乗ります。人件費の話をしているのに財務諸表が読めないと、経営者の土俵に上がれません。
簿記2級なら250時間前後で届きます。10資格のなかでは最も短い部類で、社労士の勉強習慣が残っているうちに片付けやすい資格です。

僕もいま簿記を勉強中です。給与計算の仕訳が自分で追えるようになってから、経理とのやり取りが一気に楽になりました。
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社労士のダブルライセンス⑨ 英語 ~外資とスタートアップの労務を取りに行く~

資格ではありませんが、実務での希少性という意味では英語が最も効きます。日本に進出した外資系企業が、人事労務をまるごとアウトソースする例が増えているためです。
手続きそのものは日本の制度なので、社労士としての実力は変わりません。必要なのは、担当者と軽いビジネス会話ができる程度の英語です。

僕は会社の昼休みにスタディサプリで続けています。スキマ時間で崩れにくいのが、続いている理由だと思います。
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社労士のダブルライセンス⑩ 看護師・保健師 ~産業保健の現場で組む~

社労士を目指す看護師・保健師が増えています。これは資格を足すというより、すでに持っている医療の資格に労務という言語を足す組み合わせです。
企業のメンタルヘルス対応、健康診断後の就業判定、休職と復職の運用。どれも医学的な判断と労働法の判断が同時に必要になる場面です。
医療職から社労士を目指す場合、受験資格を満たしているかの確認が最初の関門になります。学歴要件か実務経験要件のどちらかを満たす必要があります。
関連記事:社労士の受験資格要件は3つ!高卒から最短で受けるルートと必要書類を現役社労士が解説
ダブルライセンスで社労士の年収はどう変わる?

いちばん知りたいところだと思います。先に、社労士単体の水準を押さえておきます。

| 区分 | 年収の目安 | 補足 |
|---|---|---|
| 社会保険労務士(job tag) | 1,134.6万円 | 開業社労士を含む職業分類の平均。個人差が非常に大きい |
| 人事事務(job tag) | 525.2万円 | 有効求人倍率1.14倍 |
| 勤務社労士(求人ベース) | 約400〜550万円 | 経験と担当範囲で変動 |
| 日本の平均年収 | 約478万円 | 国税庁 令和6年分 民間給与実態統計調査 |
厚労省job tagの1,134.6万円という数字は、勤務社労士がすぐ届く額ではありません。開業して顧問先を持っている人まで含んだ職業分類の平均です。
では、ダブルライセンスで年収は上がるのか。資格が1つ増えたから上がるのではなく、同じ顧客に売れるものが増えたときに上がります。
会社員のまま取った場合 ~資格手当の範囲にとどまる~
勤務先にいながら資格を足しても、増えるのは資格手当の数千円から1万円程度です。ここは正直に書いておきます。
ただし、応募できる求人の幅は確実に広がります。労務コンサル、士業事務所、事業会社の人事。ダブルライセンスは「土俵に上がれるかどうか」で効きます。
開業した場合 ~顧問単価と継続率が変わる~
開業社労士の顧問料は、手続き代行だけだと価格競争になりがちです。そこに税務や許認可、経営相談が乗ると、単価も継続率も変わります。
参考までに、行政書士は令和5年の実態調査で年間売上500万円未満が全体の約76%を占めるというデータがあります。資格を持っているだけでは稼げないのは、どの士業でも同じです。

僕は開業していません。ここは開業した先輩から聞いた話と、公表されている統計をもとに書いています。
関連記事:社労士事務所はやめとけ?仕事がきつい4つの理由と離職率・年収を現役社労士が解説
【分岐点】社労士のダブルライセンスは意味ない? ~失敗する3つのパターン~
「ダブルライセンスは意味ない」という声も見かけます。実際、意味がなくなるパターンははっきりしています。
失敗パターン① 資格を取ることが目的になっている
社労士に受かった直後は、勉強の習慣が残っていて次に進みたくなります。その勢い自体は良いのですが、何のために取るかを決めないまま始めると、合格した瞬間に手が止まります。
僕自身、社労士のあとFP2級を取りましたが、実務で使う場面が見えていたから続きました。ただ勉強していたかっただけなら、途中で飽きていたと思います。
失敗パターン② 使う場所を決めずに取る
宅建士を取っても、不動産や建設の顧客がいなければ名刺の飾りで終わります。英語も、外資と接点がなければ同じです。
先に「誰に何を売るか」を決めて、そこから逆算して資格を選んでください。この記事の早見表を目的から引く形にしたのは、そのためです。
失敗パターン③ 1つ目が中途半端なまま次に行く
これがいちばん多い失敗です。社労士に受かっただけで実務経験がない状態で次の資格に進むと、どちらも浅いまま止まります。
社労士として登録するには、2年以上の実務経験か事務指定講習の修了が必要です。まずここを済ませてから次に進むほうが、結果的に早く回ります。
逆に言えば、この4つを避けるだけでダブルライセンスは機能します。
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社労士とダブルライセンスはどっちを先に取る? ~取る順番~

もう1つよく聞かれるのが順番です。結論から言うと、社労士の受験資格を満たしているなら社労士が先です。
| 状況 | 先に取るもの | 理由 |
|---|---|---|
| 社労士の受験資格を満たしている | 社労士 | いちばん範囲が広く、他資格に流用が効くため |
| 受験資格を満たしていない | 行政書士 | 合格すると社労士の受験資格になります |
| 学習経験がまったくない | 宅建士か簿記2級 | 短期で1つ受かって、勉強の型を作る |
| すでに看護師・保健師 | 社労士 | 医療の資格に労務を足す形が自然 |
| すでに税理士・司法書士 | 社労士 | 顧問先にそのまま提案できます |
高卒などで社労士の受験資格がない方は、行政書士から入るルートが現実的です。行政書士試験は誰でも受けられて、合格すると社労士の受験資格が得られます。

順番で迷ったら、範囲の広いほうを先に取ってください。あとから狭い資格を足すほうが、必ず楽です。
社労士のトリプルライセンスは目指すべき?
検索では「トリプルライセンス」もよく調べられています。
よくある組み合わせは、社労士+行政書士+FP、または社労士+行政書士+中小企業診断士です。
結論としては、3つ目に進むのは2つ目を実務で回してからで十分です。資格の数より、1人の顧客にいくら請求できるかのほうが収入に直結します。
ただし、3つ目にかける時間を営業や既存顧客の深耕に回したほうが、回収は早いことのほうが多いです。
社労士のダブルライセンス 資格別の詳しい記事
この記事は社労士から見たダブルライセンスです。それぞれの資格を主語にした記事も用意しています。
関連記事:社労士と行政書士はどっちが稼げる?難易度・年収・就職を現役社労士が徹底比較
関連記事:行政書士と相性が良すぎるおすすめダブルライセンスを解説!
関連記事:司法書士のダブルライセンスおすすめは?相性の良い資格を難易度・年収で徹底比較
関連記事:FPと相性が良いダブルライセンス!FPの次に取る資格はコレ!
関連記事:社労士で人生変わる人と変わらない人|狂う・意味ないと言われる理由まで現役社労士が解説
関連記事:社労士の勉強時間は1000時間?3回受験した僕の実際は1800時間
社労士のダブルライセンスに関するよくある質問
社労士のダブルライセンスまとめ
最後に、この記事の要点をまとめます。
【この記事のまとめ】
・選ぶ基準は「知識が流用できるか」「同じ顧客に二度売れるか」「独占業務があるか」の3つ
・最短で取れるのは簿記2級(250時間)・FP2級(300時間)・宅建士(350時間)
・社労士の知識がそのまま使えるのはFPとキャリアコンサルタント
・開業狙いなら行政書士、顧問単価なら税理士か中小企業診断士
・会社員のまま取っても増えるのは資格手当。上がるのは同じ顧客に2つ売れたとき
・受験資格を満たしているなら社労士が先。満たしていないなら行政書士から
社労士に合格できた人は、1,000時間を1つのことに使い切れる人です。その力は、次の資格でもそのまま通用します。あとは、どこで使うかを決めるだけです。

迷っている時間がいちばんもったいないです。資料を2〜3社取り寄せて並べると、自分がどれをやりたいのか意外とはっきりします。
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関連記事:社労士通信講座おすすめランキング|現役社労士が9社を徹底比較
関連記事:社労士で人生変わる人と変わらない人|狂う・意味ないと言われる理由まで現役社労士が解説

