こんにちは。ひのです。
社労士は年1回しかない試験です。だから「何年かかるのか」は、勉強を始める前にいちばん知りたいところですよね。
先に結論を書きます。
働きながらの目安は1年〜1年半。ただし年1回の試験なので、1回落ちれば自動的に2年目です
必要な勉強時間は800〜1,000時間です。1日2時間なら約13か月で届きます。
ネットでは「平均受験回数は3〜4回」という数字をよく見かけますが、この数字には一次情報の裏づけがありません。あとで詳しく書きます。
僕は月100時間の残業をしながら3回受験して、2年半かけて令和元年度に合格しました。1年目は択一式36点、3年目は47点です。
この記事では、公表されているデータと、3回受験した実体験の両方から「何年かかるのか」を分解していきます。

何年かかるかは才能ではなく設計で決まります。僕の2年半のうち、1年半は設計ミスで失った時間でした。
- この記事の執筆者の信頼性
- 【結論】働きながら社労士は何年かかる?
- 社労士の平均受験回数は3〜4回? ~公表されていない数字~
- 社労士合格者の年齢と職業 ~働きながらが8割~
- 働きながら社労士に何年かかるのか?データで見る
- 僕は働きながら2年半・3回かかった
- 社労士は何ヶ月で受かる? ~3ヶ月・半年は可能か~
- 働きながら『独学』なら社労士に何年かかるのか
- 働きながら『通信講座』なら社労士に何年かかるのか
- 社労士に何年かかるかを決める5つの要因
- 働きながら1日3時間を作る方法
- 社労士の勉強はいつから始めるべきか
- 1年で社労士に合格するための逆算スケジュール
- 40代から働きながら社労士は何年かかる?
- 社労士に何年もかかる人に共通する特徴
- 社労士試験の難易度 ~何年もかかるのは普通のこと~
- 社労士は何年もかけて取る価値があるか ~勝ち組と言われる理由~
- 働きながら最短で受かるためのおすすめ通信講座
- 働きながら社労士は何年かかる?よくある質問
- 働きながら社労士は何年かかる? まとめ
この記事の執筆者の信頼性

僕はひのと言います。
【主な保有資格】
社会保険労務士(全国社会保険労務士会連合会 登録)
ファイナンシャルプランナー2級(日本FP協会 登録)
平成29年2月、当時は月100時間の残業をしながらユーキャンの社会保険労務士講座を申し込みました。そこから3度の受験・2年半を経て、令和元年度の社労士試験に合格しています。
| 受験年 | 勉強量 | 模試 | 結果 |
|---|---|---|---|
| 1年目 (平成29年) | 平日2h/休日2h 過去問5周 | 受けず | 選択式で3科目足切り 択一36点 |
| 2年目 (平成30年) | 平日4h/休日3h 過去問10周 | 受験 | 選択式の足切りなし 択一43点(あと2点) |
| 3年目 (令和元年) | スキマ時間を全投入 模試3回分を各5周 | 受験 | 択一47点で合格 |
つまり僕は「何年かかるのか」「なぜ長引くのか」を、身をもって説明できます。合格後は総務課へ異動し、いまは勤務社労士として登録しています。開業はしていません。

2回落ちた人間が書く記事です。うまくいった話より、失った時間の話のほうが役に立つと思っています。
【結論】働きながら社労士は何年かかる?

先に全体像を表にします。同じ「働きながら」でも、条件で年数はここまで変わります。
| ケース | かかる年数の目安 | 必要な1日の勉強時間 |
|---|---|---|
| 働きながら+通信講座 | 1年〜1年半 | 平日2時間+休日4〜5時間 |
| 働きながら+独学 | 1年半〜3年 | 同じ時間でも迷う時間が上乗せされる |
| 働きながら+学習経験あり | 1年 | 2時間前後 |
| 半年で短期決戦 | 現実的ではない | 1日5時間以上 |
| 筆者(ひの)の場合 | 2年半・3回受験 | 1年目2時間 → 3年目はスキマ全投入 |
社労士試験の合格に必要な勉強時間は800〜1,000時間と言われます。これを1日の勉強時間で割ると、必要な月数が出ます。

1日2時間なら約13か月。働きながらの標準は1年〜1年半
ただし社労士試験は年1回、8月の第4日曜にしかありません。1回落ちれば、次のチャンスは1年後です。
だから「何年かかるか」は勉強時間の総量だけでは決まりません。どの年の8月に照準を合わせるかで、実際にかかる年数は1年単位で動きます。

ここを外すと、僕の1年目のように半年で本試験へ突っ込むことになります。
関連記事:社労士の勉強時間は1000時間?3回受験した僕の実際は1800時間
関連記事:社労士の受験資格要件は3つ!高卒から最短で受けるルートと必要書類を現役社労士が解説
社労士の平均受験回数は3〜4回? ~公表されていない数字~

「社労士 何年かかる」で調べると、平均受験回数は3〜4回、実質3〜4年という数字がよく出てきます。
合格者の受験回数は公表されていません。3〜4回という数字は各社の推計です
厚生労働省と試験センターが合格発表と同時に出しているのは、合格者の構成に関する3つだけです。

平均受験回数① 公表されているのは年齢・職業・男女の3つ
令和7年度(第57回)の発表資料に載っているのは、年齢別構成・職業別構成・男女別構成の3項目です。受験回数別の合格者数も、初受験者だけの合格率も含まれていません。
つまり「平均3〜4回」という数字を一次情報で確かめることはできません。存在しないデータなので、正しいとも間違っているとも言えないのです。
平均受験回数② 合格率から逆算しても答えは出ない
では合格率から計算できないかというと、これも無理です。令和7年度は受験者43,421人に対して合格者2,376人でした。
この母数には初受験の人も5回目の人も混ざっています。リピーターの比率が分からない以上、1人あたりの受験回数は逆算できません。

数字が無いこと自体は珍しくありません。問題は、無い数字が独り歩きすることです。
平均受験回数③ では何を基準にすればいいのか
受験回数の平均を気にしても、自分が何回目で受かるかは分かりません。代わりに見るべきものは3つあります。
僕は3回受験しましたが、2回目と3回目で使った教材は同じです。変えたのは使い方だけで、択一式は43点から47点に伸びました。
回数そのものに意味はありません。同じやり方を繰り返した年だけが、まるごと無駄になります。

「平均3回だから自分も3回」ではありません。1回目で受かる人は1回目の設計が違うだけです。
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社労士合格者の年齢と職業 ~働きながらが8割~

受験回数は分かりませんが、合格者がどんな人たちかは公表されています。ここは働きながら受ける人にとって、いちばん現実的な材料です。
合格者の職業① 会社員が58.4%

令和7年度の合格者2,376人のうち、会社員が58.4%を占めます。公務員11.7%、団体職員4.8%、役員2.8%を足すと、
合格者の77.7%が、働きながら受かっている
無職は11.0%、学生は1.1%です。専業で勉強に集中していた人は、合格者の1割強しかいません。つまり「働きながらでは無理」ではありません。働きながら受かるのが、この試験の標準です。
合格者の年齢② 30代と40代で6割

年齢別では30歳代が32.5%、40歳代が27.5%です。この2つで6割を占めます。20歳代以下は12.7%しかいません。
最年少の合格者は19歳、最高齢は78歳でした。50歳代も18.9%いるので、年齢で諦める理由は数字の上では見当たりません。
| 区分 | 割合 | 2,376人での実数 |
|---|---|---|
| 20歳代以下 | 12.7% | 約302人 |
| 30歳代 | 32.5% | 約772人 |
| 40歳代 | 27.5% | 約653人 |
| 50歳代 | 18.9% | 約449人 |
| 60歳代以上 | 8.4% | 約200人 |
実数に直すと、40歳代だけで年に約650人が受かっている計算になります。

30代40代が中心ということは、仕事も家庭もある状態で受かっている人が大多数だということです。
働きながら社労士に何年かかるのか?データで見る

感想ではなく、数字で見ていきます。
必要な勉強時間① 800〜1,000時間は他資格と比べてどうか
社労士試験に必要とされる勉強時間は800〜1,000時間です。宅建士が約300時間なので、その3倍前後にあたります。

| 資格 | 勉強時間の目安 | 合格率 |
|---|---|---|
| 宅建士 | 約300時間 | 18.7% |
| 行政書士 | 500〜1,000時間 | 14.54%(令和7年度) |
| 社労士 | 800〜1,000時間 | 5.5%(令和7年度) |
| 中小企業診断士 | 約1,000時間 | 約4%(最終) |
| 司法書士 | 3,000時間以上 | 約5% |
注目したいのは行政書士との比較です。勉強時間はほぼ同じなのに、合格率は約2.6倍の差があります。
時間の量ではなく、落ち方が違う試験だということです。社労士には科目ごとの足切りがあり、総得点が届いていても1科目で終わります。
関連記事:社労士と行政書士はどっちが稼げる?難易度・年収・就職を現役社労士が徹底比較
必要な勉強時間② 1日の時間から逆算する
800時間を1日の勉強時間で割ると、次のようになります。
| 1日の勉強時間 | 800時間に到達するまで | 現実味 |
|---|---|---|
| 1時間 | 約27か月(2年3か月) | 長すぎて心が折れやすい |
| 2時間 | 約13か月(1年1か月) | 王道のペース |
| 3時間 | 約9か月 | 平日も休日も必要 |
| 4時間 | 約7か月 | 働きながらはかなり厳しい |
| 5時間 | 約5か月 | 仕事を辞めない限り続かない |
1日1時間しか取れないなら、最初から2年計画で組んだほうが精神的にラクです。無理な計画は、続かなければ意味がありません。
必要な勉強時間③ 一発合格は多数派ではない
「1年で受かった」という声は目立ちますが、複数年かけて合格する人のほうが多いというのが実感です。
受験回数の統計はないので断定はできません。ただ、合格体験記を読んでいても2回目・3回目での合格は珍しくありません。僕自身も3回目でした。
1回落ちたことは、この試験では特別な失敗ではありません。問題は、落ちた原因を正しく特定できるかどうかです。

落ちた原因が分からないまま2年目に入ると、同じ落ち方をもう一度することになります。
関連記事:社労士に落ちたあとの講座選び|2年目の受講料を6社で比較(2年目の費用を先に知っておく)
僕は働きながら2年半・3回かかった

ここからは実際にかかった人間の目線で書きます。1年目36点、2年目43点、3年目47点。教材は3年間ずっと同じユーキャンの通信講座でした。

教材が悪くて落ちたのなら、3年目も落ちているはずです。
僕の受験歴① 1年目 ~2月に始めて半年で本試験へ突っ込んだ~
平成29年2月にユーキャンを申し込みました。その年の試験は8月です。勉強期間は実質半年しかありません。それでも「今年いける」と思って受験しました。結果は選択式で3科目の足切り、択一は36点です。
時間配分も本番の空気も知らないまま、当日を迎えていました。

1年目の失敗は勉強量ではなく設計です。半年で800時間は物理的に無理でした。
僕の受験歴② 2年目 ~択一43点、合格まであと2点~
2年目は平日4時間・休日3時間。過去問は10周しました。結果は択一43点で、合格まであと2点です。
ただし中身は「この問題は3番」を覚えていただけでした。設問が少し変われば解けません。しかもテキストを新調していません。
過去問10周でも、答えを覚えただけの10周には意味がない

この年の僕は、勉強した気になっていただけです。時間は使っているのに点が伸びませんでした。
僕の受験歴③ 3年目 ~変えたのは教材ではなく使い方~
3年目に変えたのは、教材ではなく使い方です。

結果は選択式をぎりぎり突破して、択一47点で合格でした。労一を3点で拾えたのは、正直に言えば運もあります。
僕が「何年かかったか」と聞かれたら2年半と答えます。ただ、正しく設計していれば1年半で終わっていたと思っています。

1年目の半年と、2年目にテキスト代をケチった分。その2つが、そのまま失った時間です。
関連記事:社労士の勉強法!合格までの効率的な学習を現役社労士が解説
社労士は何ヶ月で受かる? ~3ヶ月・半年は可能か~

「何年」ではなく「何ヶ月」で調べる人も多いので、月単位でも整理しておきます。
最短でも9か月。3ヶ月と半年は、働きながらでは成立しない
| 期間 | 必要な1日の勉強時間 | 働きながらの現実味 |
|---|---|---|
| 3ヶ月 | 1日9時間以上 | 成立しない |
| 半年(6ヶ月) | 1日4〜5時間 | ほぼ続かない |
| 9ヶ月 | 1日3時間 | 平日も休日も削れば可能 |
| 1年(12ヶ月) | 1日2時間 | 王道。ここが標準 |
| 1年半(18ヶ月) | 1日1.5時間 | 無理なく積める |
何ヶ月で受かる① 3ヶ月が成立しない理由
800時間を90日で割ると1日8.9時間です。仕事を続けたまま毎日9時間を積むのは、計算するまでもなく不可能です。
仮に学習経験があって400時間で済むとしても、1日4.4時間になります。3ヶ月という設定自体が、専業を前提にした数字です。
何ヶ月で受かる② 半年で突っ込んだ僕の結果
僕の1年目がこれです。2月に始めて8月に受験しました。選択式で3科目の足切り、択一36点。合格ラインまで9点足りませんでした。
いまが3月や4月で、その年の8月まで半年しかないなら、素直に翌年へ照準を合わせたほうが早く受かります。
1年目を基礎固めに使えば、2年目は9月から仕上げに入れます。遠回りに見えて、こちらのほうがトータルの年数は短くなります。

半年で受けた1年目は、受験料と1年をまとめて捨てたのと同じでした。
関連記事:社労士は半年(6ヶ月)での合格は無理か?勉強スケジュール等解説
働きながら『独学』なら社労士に何年かかるのか

独学でも合格は可能です。ただし働きながらだと1年半〜3年に伸びやすい、というのが正直なところです。
市販のテキストと過去問をそろえれば1万3,000円から1万8,000円ほど。費用を最優先する人にとっては合理的な選択です。

独学が長引く理由① 法改正と白書を自力で追う
社労士試験は、その年の法改正がそのまま出題される試験です。令和8年度なら令和8年4月10日時点で施行されている法令が対象でした。
さらに選択式の労一・社一では白書や統計から出題されます。この2つを働きながら自力で追いかけるのは、想像以上に時間を食います。
ここで消える時間が、そのままかかる年数に上乗せされます。
独学が長引く理由② 気づかないうちに捨て科目ができる
社労士試験には科目ごとの基準点があります。選択式は1科目5点中3点、択一式は1科目10点中4点です。
1科目でも下回れば、総合点が高くても不合格になります。独学だとどの科目にどれだけ時間を配るかを自分で判断することになり、気づかないうちに手薄な科目ができます。
僕の1年目がまさにこれで、択一36点を取りながら選択式の3科目で足切りを食らいました。

独学が不可能だとは思いません。ただ、迷っている時間が1年分たまると、それはもう1年です。
関連記事:社労士独学テキストおすすめ5冊を比較!いつ買うか・何冊必要かまで3回受験した現役社労士が解説
関連記事:社労士の独学は無理か?合格率・費用・科目別データで現役社労士が判定
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働きながら『通信講座』なら社労士に何年かかるのか

通信講座を使う場合の目安は1年〜1年半です。理由は単純で、迷う時間がほぼゼロになるからです。
通信講座① 買っているのは教材ではなく判断
教材選び、学習の順番、法改正、白書対策、模試。独学ならすべて自分で背負う部分が、申し込んだ時点で用意されています。
社労士試験の本当の敵は、難易度そのものより800〜1,000時間を走り切れるかどうかです。
通信講座は完走率を上げる道具。年数を縮めるのはここ
通信講座② 音声と動画がスキマ時間を勉強時間に変える
3年目の僕を救ったのは、テキストではなく音声講義でした。通勤中でも耳だけは空いています。机に向かう時間だけを勉強時間だと思っていると、働きながらでは絶対に足りません。
関連記事:社労士アプリと音声教材のおすすめは?無料・有料を3回受験した現役社労士が徹底比較
通信講座③ 持っているだけでは受からない
念のために書いておきます。僕は1年目から通信講座を持っていました。それでも2回落ちています。教材が足りなかったのではなく、それを使い切る設計がなかっただけです。

通信講座は年数を縮める道具であって、合格を保証する魔法ではありません。
通信講座④ 費用は教育訓練給付で下がる
費用がネックなら、教育訓練給付を確認してください。一般教育訓練給付の対象講座なら、受講料の20%(上限10万円)がハローワークから支給されます。
フォーサイトはバリューセット1・2・3が対象、ユーキャンとクレアールも対象講座を持っています。

お金がないから独学、で2年よけいにかかるくらいなら、給付を使ってでも講座を持ったほうが安く済みます。
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社労士に何年かかるかを決める5つの要因

同じ「働きながら」でも、1年で終わる人と3年かかる人がいます。差がつくのは次の5つです。
要因① 1日に確保できる勉強時間
1日1時間なら800時間到達までに約27か月、2時間なら約13か月です。この差がそのままかかる年数の差になります。
まずは自分が現実的に何時間取れるかを、感覚ではなく数字で出してください。
要因② 学習を始める時期
社労士試験は年1回、8月の第4日曜です。9月や10月に始めれば約10〜11か月あり、1年計画が成立します。逆に2月や3月に始めてその年の8月に突っ込むと、僕の1年目になります。
要因③ 模試を受けるかどうか
僕が1年目にケチった1万円です。択一式は70問を210分で解く長丁場になります。
時間配分を知らずに本番へ行くと、後半の年金科目で崩れます。模試代は、1年を失うリスクと引き換えです。
要因④ 法改正と白書への対応
労働法と社会保険法は毎年のように改正され、改正箇所は狙われます。2年目の僕はテキストを新調せず、あと2点で落ちました。テキストは必ず受験年度のものを使ってください。
要因⑤ 過去問を「理由」で解けているか
答えを覚えた5周と、なぜその肢が誤りなのかを説明できる5周では、まったく別物です。
周回数は目標になりません。答えではなく理由で解けているかを基準にしてください。

この5つのうち、僕は1年目に②と③を、2年目に④と⑤を落としています。落ちるべくして落ちていました。
働きながら1日3時間を作る方法

毎日2〜3時間なんて無理だと思うかもしれません。僕も同じでした。月100時間の残業をしていましたから。
机に向かう時間だけを勉強時間だと思っていると、絶対に足りません。
耳の時間と細切れの時間を勉強時間に変えられるかが分かれ目
1日3時間① 平日は朝・通勤・昼・夜の4枠で積む

| 時間帯 | 確保できる時間 | やること |
|---|---|---|
| 朝(出勤前) | 60分 | インプット。頭が動く時間に新しい知識を |
| 通勤(往復) | 60分 | 音声講義・一問一答 |
| 昼休み | 15分 | 数字要件・横断まとめの暗記 |
| 帰宅後 | 45分 | 過去問を解く |
| 平日 合計 | 約3時間 | — |
これで平日3時間です。休日に4〜5時間を足せば、年間で約1,000時間に届きます。
1日3時間② 休日は模試と弱点科目に使う
休日にまとめて時間を取るなら、平日にできない模試・答練・弱点科目の潰し込みに充ててください。
僕は3年目、休日は家族を優先して2〜3時間に抑えていました。無理な計画は、続かなければ意味がありません。

やる気ではなく、場所と時刻を先に決めてください。僕は朝マクドナルドに行く時間を固定しました。
1日3時間③ 繁忙期はゼロの日を作らない
毎日3時間を必ず積むのは、働いていれば不可能です。大事なのは、ゼロの日を作らないことです。
社労士試験は範囲が広く、1週間空けると前の科目が飛びます。どんなに遅く帰っても、10分だけは触れてください。

ゼロの日が続くと、戻るのに倍の時間がかかります。10分でも触れておけば記憶は死にません。
社労士の勉強はいつから始めるべきか

何年かかるかは、いつ始めるかでほぼ決まります。
始める時期① 9月から10月に走り出せば1年計画が成立する
8月の本試験から逆算すると、9月から10月のスタートで約10〜11か月あります。1日2時間で800時間に届く、最も無理のないペースです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 試験日 | 8月の第4日曜日 (令和8年度は2026年8月23日) |
| 申込受付 | 4月中旬〜5月末 (令和8年度は2026年5月31日で終了) |
| 受験手数料 | 15,000円 |
| 合格発表 | 10月上旬 (令和8年度は2026年10月1日) |
| 受験機会 | 年1回のみ |
申込を忘れると、勉強していても受けられません。1年が飛びます。

カレンダーに入れるべきは試験日ではなく、申込の締切のほうです。
始める時期② 開始月ごとに、狙うべき年が変わる
| 始める月 | 照準を合わせる試験 | 考え方 |
|---|---|---|
| 9月〜10月 | 翌年8月 | 1年計画が成立する。最も標準的 |
| 11月〜12月 | 翌年8月 | やや詰まるが間に合う。年金を早めに |
| 1月〜2月 | 翌年8月(1年半計画) | その年の8月は厳しい。基礎固めに使う |
| 3月以降 | 翌々年8月 | 半年で突っ込むと、ほぼ確実に足切り |
僕の1年目がまさに3月以降スタートでその年に突っ込んだ形でした。
1年で社労士に合格するための逆算スケジュール

働きながら1年で合格を狙う場合の、標準的な進め方です。
| 時期 | やること | 目安 |
|---|---|---|
| 9月〜12月 (基礎期) | 労働科目のインプット | 講義を1周。1科目終えたら、その科目の過去問へ |
| 1月〜4月 (実力養成期) | 社会保険科目のインプット+過去問 | 年金2科目に時間を使う。全科目を2〜3回転 |
| 5月〜6月 (答練期) | 法改正・白書対策/答練 | ここで一般常識を仕上げる |
| 7月 (模試期) | 模試と横断整理 | 時間配分を体に入れる。弱点科目を潰す |
| 8月 (直前期) | 総復習 | 数字要件と選択式対策の総仕上げ |
逆算スケジュール① 年金2科目は早く始めて長くやる
厚生年金保険法と国民年金法は、社労士試験最大のヤマです。制度が複雑で、横断整理ができていないと崩れます。
ここを後回しにすると、直前期に間に合いません。
逆算スケジュール② 労一・社一は深追いしない
選択式の労一・社一は白書や統計から出るため、範囲が読めません。深追いすると無限に時間を吸われます。令和7年度は選択式で3点以上を取れた人が労一31.1%、社一28.7%でした。どちらも救済が入っています。
講座の直前対策に任せて、頻出だけを押さえてください。

労一に時間を注ぎ込むくらいなら、その時間を年金に回してください。
関連記事:社労士の労一・社一対策!「ひどい」と言われる理由と足切り回避法を3回受験した僕が解説
関連記事:社労士の直前期の過ごし方!やるべき3つの直前対策と講座の選び方
40代から働きながら社労士は何年かかる?

40代からでは遅いのではないか、という質問をよく見かけます。数字で見ると、そんなことはありません。
令和7年度の合格者のうち40歳代は27.5%。実数にすると年に約650人が受かっています
30歳代32.5%に次いで2番目に多い層です。50歳代も18.9%いて、最高齢の合格者は78歳でした。
40代① かかる年数は20代と変わらない
必要な勉強時間は年齢では変わりません。800〜1,000時間です。差が出るのは、1日にどれだけ時間を取れるかのほうです。
| 40代の条件 | 年数への影響 | 対処 |
|---|---|---|
| 管理職で残業が読めない | マイナス | ゼロの日を作らない運用に切り替える |
| 家庭の時間が固定されている | マイナス | 朝と通勤に寄せる。夜を当てにしない |
| 人事や総務の実務経験がある | プラス | 労働保険と社会保険の科目が地続きになる |
| 社会人経験そのもの | プラス | 制度の背景が実感として分かる |
| 記憶力 | ほぼ影響なし | 理解で覚える方式に切り替えれば埋まる |
人事や総務にいる人は、社会保険の手続きが日常業務そのものです。実務の経験は、そのまま学習時間の短縮になります。
40代② 合格後の距離が20代より近い
社労士の登録には、2年以上の実務経験か事務指定講習の修了が必要です。
人事総務で働いてきた40代は、この2年をすでに満たしていることがあります。僕も合格した時点で総務の実務が2年あったので、事務指定講習を受けずに登録できました。

40代は勉強時間より、これまでの経験をどこに乗せるかで年数が変わります。
関連記事:社労士は実務経験なしでも登録できる?事務指定講習の費用と未経験の就職先を現役社労士が解説
関連記事:40代が社労士実務未経験で転職できる?資格取得後のリアルな転職事情
社労士に何年もかかる人に共通する特徴

2回落ちた僕の実感として、長引く人には共通点があります。まず、うまくいく人から。
長引く理由① 勉強時間を測っていない
そこそこやっているという感覚ほどアテになりません。800時間という総量が必要な試験なので、いま何時間積んだのかを数字で持っていない人は、たいてい足りていません。
長引く理由② 模試をケチる
繰り返します。僕はここで1年を失いました。択一式は70問を210分で解く長丁場です。
時間配分を知らずに本番へ行くと、後半の年金科目で崩れます。
長引く理由③ 教材を増やす
不安になると教材を買い足したくなります。でも増やすほど回転数は落ちます。買い足したくなったら、いま持っている教材を使い切ったかを先に自問してください。

僕は下の箱に4つ当てはまっていました。逆に言えば、この4つを外せば年数は縮みます。
社労士試験の難易度 ~何年もかかるのは普通のこと~

そもそも社労士試験は、片手間で受かる試験ではありません。
難易度① 合格率は5.5%。10%を超えた年はゼロ
令和7年度は受験者43,421人に対して合格者2,376人、合格率5.5%でした。
| 年度 | 受験者 | 合格者 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 令和3年度 | — | — | 7.9% |
| 令和4年度 | 40,633 | 2,134 | 5.3% |
| 令和5年度 | 42,741 | 2,720 | 6.4% |
| 令和6年度 | 43,174 | 2,974 | 6.9% |
| 令和7年度 | 43,421 | 2,376 | 5.5% |
5%台から7%台で推移していて、10%を超えた年は一度もありません。
難易度② 最大の壁は科目ごとの足切り
社労士試験には、総得点とは別に科目ごとの基準点があります。ここを1つでも割れば、総合点がどれだけ高くても不合格です。令和7年度の合格基準は選択式が総得点22点以上・各科目3点以上、択一式が総得点42点以上・各科目4点以上でした。
総得点が届いていても、たった1点で1年が終わる
この構造が、合格まで複数年かかる最大の理由です。だからこの試験は、たまたま受かるということが起きにくい。

何年もかかっている自分を責めないでください。問題は年数ではなく、去年と同じやり方を繰り返していないかです。
関連記事:社労士の難易度は?他資格との比較と科目別の難しさを3回受験した現役社労士が解説
関連記事:社労士は意外と簡単だった?合格率5.5%の本当の難易度を3回受験した現役社労士が解説
社労士は何年もかけて取る価値があるか ~勝ち組と言われる理由~

1年半から2年半を投じる価値があるのか。ここも先に数字を置きます。
| 区分 | 年収 | 補足 |
|---|---|---|
| 社会保険労務士(job tag) | 1,134.6万円 | 開業を含む職業分類の平均。個人差が大きい |
| 勤務社労士(求人ベース) | 約400〜550万円 | 経験と担当範囲で変動 |
| 人事事務(job tag) | 525.2万円 | 有効求人倍率1.14倍 |
| 日本の平均年収 | 約478万円 | 国税庁 令和6年分 民間給与実態統計調査 |
1,134.6万円という数字が独り歩きしがちですが、これは開業者を含む職業分類の平均です。勤務社労士がすぐ届く額ではありません。
勝ち組になれる資格ではあるが、持っているだけで勝ち組になる資格ではない
取る価値① 会社の中で使う場合
人事や総務にいるなら、社会保険の手続きと給与計算はすでに日常業務です。資格手当が出る会社もあります。社労士の81.1%が給与計算の代行を業務として行っているというデータもあり、実務との距離が近い資格です。
取る価値② 2年半かけた僕の実感
僕は合格後に総務課へ異動し、いまは勤務社労士として登録しています。年収が跳ね上がったわけではありません。
変わったのは、制度の判断を任されるようになったことです。手続きの代行はソフトが担いますが、どの制度を使うかの判断は残ります。

取ってすぐ何かが起きる資格ではありません。使える場所に自分を置いてはじめて効いてきます。
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働きながら最短で受かるためのおすすめ通信講座

年数を縮めたいなら、迷う時間を通信講座で買ってください。各社の公式情報をもとに、定価で並べます。
| 講座 | 税込定価 | 公式が出している実績 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| アガルート | 184,800円(ライト) 261,800円(フル) | 令和7年度の有料受講生 合格率29.45% | 出題カバー率が高い。 質問は回数無制限 |
| フォーサイト | 59,800〜133,800円 | 2025年度の受講生 合格率63.0% | フルカラー。 分母の定義を公表している |
| スタディング | 61,800〜89,800円 | 2025年度 合格率63.16% | スマホ完結。 質問はチケット制 |
| 大原 社労士24 | 79,800円 128,000円(直前対策込) | 合格者520名 (合格率は非公表) | 全科目のインプットが 約24時間 |
| ユーキャン | 79,000円 (Web決済74,000円) | 10年間の合格者 1,400名突破 | 添削11回。 教育訓練給付の対象 |
| クレアール | 192,000円 | 合格率は 公式サイトで確認できず | 非常識合格法で範囲を絞る |
出典:フォーサイト「社会保険労務士講座 受講料・お申し込み」
価格は変わることがあるので、申し込む前に必ず公式サイトで確認してください。
講座の選び方① 合格率は分母を見る
数字の大きさより、分母が書いてあるかどうかを先に見てください。
フォーサイトは確認テストの条件を満たして受験番号を提出した受講生を分母にしていると明記しています。大原は合格者数だけを出していて、率は計算できません。
講座の選び方② 年数を縮めたいなら網羅性を取る
働きながらの受験で一番こわいのは、選択式の足切りです。1科目5点中3点。ここを1つ落とすだけで、その年が終わります。
アガルートは令和7年度の有料受講生合格率を29.45%と公表しています。全国平均5.47%の約5倍です。合格すれば全額返金またはお祝い金3万円という特典もあります。

僕が受験生のときにいちばん欲しかったのは、これで足りるという確信でした。
関連記事:【2026年度】社労士通信講座おすすめランキング|現役社労士が9社を徹底比較
関連記事:アガルート社労士講座の評判・口コミは?費用・合格率・デメリットを現役社労士が徹底レビュー
↓↓全国平均の約5倍という実績で1年に賭けるなら↓↓
↑全額返金の対象コースもあります↑
働きながら社労士は何年かかる?よくある質問
働きながらの受験について、よく検索されている質問をまとめました。
働きながら社労士は何年かかる? まとめ
最後に、この記事の要点をまとめます。
【この記事のまとめ】
・働きながらの目安は1年〜1年半(通信講座)、1年半〜3年(独学)
・必要な勉強時間は800〜1,000時間。1日2時間なら約13か月
・「平均受験回数3〜4回」に一次情報の裏づけはない。公表されているのは合格者の年齢別・職業別・男女別の3つだけ
・令和7年度の合格者は会社員58.4%。公務員や団体職員を含めると77.7%が働きながら受かっている
・40歳代は27.5%で、実数にすると年に約650人。年齢で諦める理由は数字にない
・試験は年1回。1回落ちれば自動的に2年目に入る
・年数を決めるのは、勉強時間・開始時期・模試・法改正・過去問の解き方の5つ
・3ヶ月と半年は働きながらでは成立しない。最短でも9か月
僕は1年目から通信講座を持っていました。それでも2回落ちて、合計2年半かかっています。
教材が足りなかったのではありません。模試をケチり、テキストを新調せず、過去問の答えを覚えて満足していたからです。
3年目、教材はそのままで使い方だけを変えました。音声講義でスキマ時間を全部埋め、模試を3回分×5周して、択一47点で合格しています。

何年かかるかは才能ではなく設計で決まります。今日から正しく積めば、1年目を僕の3年目と同じ密度にできます。
↓↓1年で決めきる設計を手に入れる↓↓
↑迷う時間を減らすことが、そのまま年数を縮めます↑
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