「USCPA 転職」と検索する人の多くは、英語と会計という二つの武器を、これから先どう現金化していくかで迷っているのではないでしょうか。
どうも、ひのです。
社労士をしながら、本業は会社の総務で給与計算。USCPAは僕の専門のさらに外側ですが、管理部門の採用や年収のリアルは、隣の席でずっと見続けてきました。
今日はその目線から、公開データを使って正直に整理していきます。
「USCPA 転職」で検索するほど、求人サイトの一覧ばかりが並んで、肝心の「自分はどこを狙えばいいのか」がかえって見えなくなる。そんな状態になっていませんか。
先に結論を言いますね。USCPAは、転職で十分に武器になります。とくに英語と会計をかけ合わせられる人材は、外資・監査法人・コンサルで「取り合い」に近い状態です。

ただし「資格さえあれば全部うまくいく」わけではありません。どこを狙い、どう見せるか。そこで結果がはっきり変わります。
偉そうに書いていますが、僕自身は20代の頃、語学も資格も中途半端なまま「いつかやろう」で何年も足踏みした側の人間です。
だからこそ、せっかくの武器を眠らせてしまうのは、本当にもったいないと思っています。
【この記事でわかること】
・USCPAが転職で評価される理由と、いま需要が伸びている背景
・USCPAの主要な転職先5つ
・転職先別のリアルな年収目安
・未経験から狙うときの条件と『20代が基本』と言われる理由
・転職を成功させる5ステップと、転職エージェントの選び方
先に数字で言うと、USCPAを活かせる主要な職場の年収目安は、監査法人で500〜600万円、外資系企業やコンサルで500〜700万円(出典:資格の学校TAC)。
マネージャークラスまで上がれば、年収1,000万円も射程に入ります。日本の平均年収約478万円(国税庁)と比べても、土台の高い世界です。
【USCPAという武器を、正しく評価してくれる場所】
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この記事の執筆者の信頼性

僕「ひの」は、3度の社労士試験受験・2年半の勉強を経て、令和元年度の社労士試験に合格した現役の社会保険労務士です。
【主な保有資格】
社会保険労務士(全国社会保険労務士会連合会 登録)
ファイナンシャルプランナー2級(日本FP協会 登録)
総務部門で給与計算・社会保険事務を担当(現役)
正直に言うと、僕はUSCPAでも公認会計士でもありません。
だから本記事の年収・試験・市場のデータは、予備校や公的統計の公開数値を出典つきで載せ、僕はそれを「管理部門で採用と人件費を見てきた、隣の住人」の目線で解釈してお伝えします。
ただ、英語要件のある求人がどう評価されるか、管理部門の年収レンジがどう動くかは、給与計算で人件費を扱う僕の実務とも地続きの話です。

専門外のことは「専門外です」と正直に言います。そのうえで、数字の出どころははっきり示す。当事者じゃない僕がこのテーマを書くときの、最低限のルールだと思っています。
そもそもUSCPA(米国公認会計士)とは?
USCPAは「U.S. Certified Public Accountant」の略で、日本語では米国公認会計士。
米国の各州が認定する会計士資格です。
米国在住者に限定されるわけではなく、日本にいながら取得して、外資系企業や監査法人で活かす人がたくさんいます(出典:資格の学校TAC)。
最大の特徴は、会計の専門知識と英語力を同時に証明できること。試験はすべて英語で実施されるため、合格そのものがビジネスレベルの英語の裏づけになります。
USCPA試験の科目と合格率
試験は2024年1月以降、必須の「コア科目」3つと、3つの中から1つ選ぶ「選択科目」、合計4科目で構成されます(出典:資格の学校TAC)。
| 区分 | 科目 | 主な内容 |
|---|---|---|
| コア(必須) | FAR | 財務会計 |
| コア(必須) | REG | 諸法規 |
| コア(必須) | AUD | 監査および諸手続き |
| 選択(1つ) | BAR / ISC / TCP | ビジネス分析/情報システム/税務 |
各セクションの合格率は50%前後とされ、日本の公認会計士試験と比べて合格率は高めです。

科目ごとに合格を積み上げる方式なので、働きながらでも挑戦しやすいのが特徴です。広く浅く問われるぶん、英語の壁さえ越えれば、社会人の再挑戦でも十分に狙えます。
USCPAの受験資格
USCPAの受験には、4年制大学卒業(学士号)の「学位要件」と、会計・ビジネスの単位を満たす「単位要件」の2つが必要です。
州ごとに基準が異なり、日本の大学卒業だと単位が不足することもありますが、予備校の単位認定プログラムなどで補えます(出典:資格の学校TAC)。
USCPAの難易度・勉強時間・費用は?
「英語の試験」と聞くと身構えますが、USCPAは正しく対策すれば社会人の合格例が多い資格です。難易度の目安を、勉強時間・費用・合格率の3点で整理します。
| 項目 | 目安 |
|---|---|
| 合格に必要な勉強時間 | 1,000〜1,500時間 (合格者平均は約2年) |
| 取得までの総費用 | 約100万〜140万円 (予備校・受験料・単位込み) |
| 各科目の合格率 | 約50%前後 |
| 英語力の目安 | TOEIC600〜700程度から挑戦例が多い |
出典:USCPA予備校各社(アビタス ほか)
簿記2級・1級など会計の素地があると、勉強時間はさらに短縮されます。

1,000時間と聞くと重く感じますが、1日2時間で約1年半。働きながら科目合格を積み上げる人が多数です。簿記の知識がある人なら、もっと短くなりますよ。
英語力はどのくらい必要?
試験は全編英語ですが、求められるのは「会計の英語」に特化した読み書きで、流暢な会話力は必須ではありません。
TOEIC600〜700程度から挑戦する人が多く、学習を通じて英語力そのものも伸びていきます(出典:USCPA予備校各社)。
USCPAと日本の公認会計士、税理士との違い
会計系の資格でよく比較されるのが、日本の公認会計士と税理士です。
「どれを目指すべきか」で迷う人のために、受験資格・科目・合格率・科目合格の有効期限を並べました。
| 項目 | USCPA | 日本の公認会計士 | 税理士 |
|---|---|---|---|
| 受験資格 | 学位+単位要件 | 制限なし | 学識・資格・職歴要件 |
| 試験科目 | 4科目 (コア3+選択1) | 短答4+論文5 | 5科目 (簿財+選択) |
| 合格率の目安 | 各科目 約50%前後 | 約7%台 | 科目合格約13% |
| 科目合格の期限 | 州により約30か月 | — | 無期限 |
| 試験の言語 | 英語 | 日本語 | 日本語 |
出典:アビタス・各予備校、国税庁および公認会計士・税理士試験データ
合格率は集計年・方式で変動します。

ざっくり言うと、国内の監査・独占業務なら日本の公認会計士や税理士、英語×グローバルならUSCPA。USCPAは独占業務こそないものの、働きながら取りやすく、外資への扉が開くのが強みです。
USCPAと税理士のダブルライセンスもあり
税理士の科目合格は一生有効なので、USCPAと組み合わせて「国際税務に強い専門家」を狙う道もあります。
会計の素地があれば、USCPA側の勉強時間も短縮できます。税務の年収は『税理士の年収の記事』も参考にどうぞ。
USCPAは転職に有利なの?需要が伸びている背景
結論から言うと、USCPAは転職にけっこう有利な資格です。
会計監査や内部監査の需要が、米国でも日本でも増えていることが追い風になっています(出典:資格の学校TAC)。
背景にあるのは、企業のグローバル化。
海外に進出していたり、海外と取引していたりする企業では、米国会計基準(US GAAP)や英文の財務諸表に対応できる人材が欠かせません。
日本企業でも、英文で財務情報を扱える人は慢性的に足りていないのが実情です。

「合格者のうち会計実務の経験がある人は3割弱」というデータもあります(出典:資格の学校TAC)。つまり、未経験から挑んでいる人がむしろ多数派。
資格が「これから育てる前提のパスポート」として効いている証拠です。
USCPAの主要な5つの転職先
USCPAを活かせる代表的な転職先は、大きく次の5つになります。
求人サイトの一覧をいくら眺めるより、この5分類で「自分はどこを狙うか」を決めるほうが、ずっと早く前に進めます。
| 転職先 | 主な仕事 | USCPAの活き方 |
|---|---|---|
| 監査法人 | 監査 アドバイザリー | 外資・海外案件で会計基準の知識が活きる |
| 外資系・グローバル企業 | 経理 財務 経営企画 | 英語×会計で即戦力。合格者の就職先で特に多い |
| コンサル・会計事務所 | M&A デューデリ 会計調査 | 国際会計の知識で専門性を発揮 |
| 金融機関(投資銀行など) | クロスボーダーM&A 海外事業 | 国際基準の会計知識が武器になる |
| 事業会社の経理財務 | 連結 開示 英文決算 | US GAAP対応で希少価値が高い |
出典:資格の学校TAC「USCPAの主要な転職先」(監査法人・外資・コンサル・金融の4分類)

給与計算で人件費を見てきた側から言うと、いちばん層が厚いのは外資系・グローバル企業の経理財務です。英語で決算を回せる人は、どの会社でも「辞めさせたくない人材」の筆頭。USCPAはその入口を一気に広げてくれます。
USCPAの転職先別、年収はどのくらい?
USCPAの市場価値として、いちばん気になる部分は年収ではないでしょうか。
日本国内のUSCPAについては実態の統計調査が確認できないため、ここでは予備校が示す目安を出典つきで載せます(出典:資格の学校TAC)。
| 転職先 | 年収目安 | 補足 |
|---|---|---|
| 監査法人 | 500〜600万円 | 日本の公認会計士と大きくは変わらない |
| 外資系企業 | 500〜700万円 | 英語力しだいでさらに上振れ |
| コンサルティング会社 | 500〜700万円 | 経験を積むと1,000万円超も |
| マネージャー昇進後 | 1,000万円〜 | 一般企業でも到達可能 |
| (参考)米国勤務 | 初年度約500万→6年以上1,500万〜 | 州・都市で差が大きい |
米国の数値は初年度約500万円、4〜6年で700〜1,200万円、6年以上で1,500万円以上が目安とされています。

注目してほしいのは、監査法人が「日本の公認会計士とそれほど変わらない」とされている点です(出典:TAC)。
USCPAは米国の資格ですが、日本の監査法人でも待遇面で見劣りしないんです。
USCPAで年収1,000万円を超えていく道
マネージャークラスまで昇進すれば、一般企業でも年収1,000万円が見えてきます。
さらにBig4系のFASやPEファンド、外資系のFP&A部門まで進めば、年収2,000万円以上を目標にできます(出典:予備校・転職エージェント各社)。
ただし「資格だけに頼らない姿勢が必要」です。USCPAはあくまで強力な「入口」。そこから先は、実務と交渉で積み上げていく世界です。
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未経験からUSCPA転職を狙うときの条件
USCPAの強みは、実務未経験でも挑戦できること。
ただし「誰でも・何歳でも」ではありません。TACは「実務未経験者は20代が基本」とはっきり書いています(出典:資格の学校TAC)。
理由は、未経験採用が「これから育てる前提」だから。
若いほど伸びしろを評価されやすく、20代のうちにUSCPAを取っておくと、監査法人や外資のチャンスが大きく広がります。

「20代が基本」と聞くと焦るかもしれませんが、30代でも経理や会計の実務があれば十分に戦えます。逆に、未経験かつ年齢が高めなら、まず今の場所で会計の実務に触れるのが近道。順番さえ間違えなければ、回り道にはなりません。
USCPA転職を確実に成功させる流れ
USCPAという武器を、いちばん高く現金化するための流れを5ステップにまとめました。
とくに大事なのは「在職中に動く」ことです。
とくに大事なのが③です。退職を決める前に「自分の市場価値」を先に確認しておくと、勢いで辞めて後悔する失敗を防げます。

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職種・年代・勤務エリアの4問に答えるだけ。現役社労士「ひの」が、経理の経験を活かせる転職エージェントと動き方を診断します。
30秒で診断をはじめる →USCPAが向いている人・向いていない人
最後に、USCPA転職の向き不向きを整理します。
「向いていない」に当てはまっても、悲観しなくて大丈夫です。会計の知識そのものは、国内の経理・財務でもそのまま武器になります。
USCPA転職に関するよくある質問(FAQ)
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会計・経理のキャリア全体
⇒『経理の転職完全ガイドの記事』
簿記からのステップアップ
⇒『簿記2級は転職に有利の記事』
税理士が気になる
⇒『税理士の年収の記事』
会計事務所のリアル
⇒『会計事務所を辞めたいの記事』
もあわせてどうぞ。
USCPA取得のメリット・デメリット【転職目線】
最後に、転職目線でのUSCPAのメリットとデメリットを、正直に整理しておきます。

「独占業務がない」のは事実ですが、転職では「武器が一つ増える」意味のほうがずっと大きい。費用と時間はかかるぶん、回収できる転職先を最初に見据えておくのが大事です。
まとめ ~USCPAは「英語×会計」の強力なパスポート~
この記事では、USCPAの転職先・年収・未経験からの始め方を解説しました。
重要なポイントをまとめます。
【この記事のまとめ】
・USCPAは会計と英語を同時に証明でき、監査法人・外資・コンサル・金融・経理財務で評価される
・年収目安は監査法人500〜600万円、外資・コンサル500〜700万円、マネージャーで1,000万円〜(出典:TAC)
・未経験でも転職可能だが「20代が基本」。若さと実務が鍵
・成功の鍵は「在職中に動く」ことと「市場価値を先に知る」こと
・USCPAを高く売るなら、士業・管理部門特化の『ヒュープロ』
USCPAは、取った瞬間がゴールではなく、選択肢が一気に増える「入口」です。武器を持っているなら、それを眠らせないことが何より大事だと思います。

専門外の僕が言うのも何ですが、英語と会計という二つの武器を同時に持てる資格は、そう多くありません。あとは、それをどこで振るうかを選ぶだけ。回り道をした僕からの本音は「確認だけでも、早めに」。
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