こんにちは。ひのです。
今日は「経理の志望動機をどう書けばいいのか」という、応募書類でいちばん手が止まるテーマを本音で掘り下げます。
「経理 志望動機」と検索して、例文がずらっと出てくるほど、逆に「自分の言葉でどう書けばいいのか」がわからなくなりますよね。
その気持ち、すごくよくわかります。
僕は事業会社の総務で給与計算や社会保険の事務をしている人間で、すぐ隣の島で働く経理のメンバーとは、毎日のように伝票や仕訳をやり取りしてきました。採用面接に同席して、志望動機で受かる人・落ちる人の差も、何人も見てきました。
白状すると、僕自身は20代のうちに動けなかった側の人間です。
「いつか転職しよう」と思いながら何もできず、気づけば30代。そこから社労士試験に2年半(3回受験)かけて、ようやくキャリアを変えました。
だから「志望動機をうまく語れずに足踏みする」あの感覚は、痛いほどわかるんです。

先に結論を言いますね。経理の志望動機には「受かる型」があります。未経験なら〈これまでの経験→経理への接続〉、経験者なら〈実績→これからの方向性〉。この型に沿って自分の言葉を入れるだけで、通過率はぐっと変わります。
【この記事でわかること】
・経理の志望動機が選考で重視される理由
・受かる志望動機の「型」
・【未経験】の志望動機 例文
・【経験者】の志望動機 例文
・年代別、職種別の志望動機の軸と、退職理由の前向きな言い換え
・志望動機を一人で磨けないときの解決法
まず結論から言いますと、経理は求人が多く(求人ボックスで正社員約49万件)、経理・財務は売り手市場が続く見込みと公表されています(出典:MS-Japan)。
つまり「応募先はある」。
だからこそ、最後にあなたを通すか決めるのは、志望動機の説得力です。

経理は「経験がそのまま値札になる」職種。でも、その経験や意欲を採用担当に伝えられなければ、宝の持ち腐れです。志望動機は、あなたの価値を翻訳して届ける作業なんです。
志望動機づくりは、一人で抱え込まないのが近道です
士業・管理部門に特化した転職エージェント『ヒュープロ』なら、あなたの経験のどこを志望動機に使えるかを一緒に言語化し、応募先ごとの「なぜ自社か」まで詰めてくれます。まずは無料のWEB登録から、電話面談を予約して相談してみるのが第一歩です。
この記事の執筆者の信頼性

私「ひの」は、3度の社労士試験受験・2年半の試験勉強を経て令和元年度社労士試験に合格した、現役の社会保険労務士です。
【主な保有資格】
社会保険労務士(全国社会保険労務士会連合会 登録)
ファイナンシャルプランナー2級(日本FP協会 登録)
総務部門で給与計算・社会保険事務を担当(現役)
事業会社の総務部で給与計算・年末調整・社会保険手続き・労務を、いまも実務として担当しています。経理とは「管理部門の同志」として、伝票や仕訳のやり取り、決算期の残業を隣の島でずっと見てきた立場です。
正直に言うと、僕は税理士でも会計事務所の職員でもありません。
ただ、採用面接に同席して志望動機を評価する側に回った経験と、給与計算・年末調整・源泉徴収という経理に近い管理部門の実務は、ど真ん中でやってきました。
だからこそ、未経験から管理部門に飛び込む人のリアルな目線で書けます。

「志望動機が思いつかない」と悩む人ほど、実は使える経験を持っています。一緒に棚卸しして、あなたの言葉に変えていきましょう!
経理の志望動機が重視される理由【データで確認】

経理は人手不足なら、志望動機なんて軽く見られるのでは?
と思うかもしれません。
でも実際は逆で、応募者が一定数いる人気職種だからこそ、志望動機で差がつきます。まずは市場のデータで背景を確認しましょう。
| 区分 | 数値(目安) | 出典 |
|---|---|---|
| 経理の正社員求人数 | 約49万件 | 求人ボックス(2026年) |
| 経理の平均年収(全国) | 約427万円 | 求人ボックス 給料ナビ |
| 未経験可の経理・会計求人で簿記2級を必須・歓迎 | 約2件に1件 | MS-Japan(2025年1月時点) |
| 経理・財務の転職市場 | 売り手市場が続く見込み | MS-Japan |
※集計方法や時点が異なるため、いずれも目安としてご覧ください。

注目してほしいのは「未経験可なのに簿記2級を求める求人が約半分」という点。企業は「未経験でもいいから、基礎と意欲のある人がほしい」と思っています。その意欲を伝える場所が、まさに志望動機なんです。
経理の年収やキャリアの全体像は、『経理の年収はいくら?最新データで徹底解説』でも詳しくまとめています。
転職で受かる経理の志望動機
志望動機は、次の3要素を自分の言葉でつなげるだけで、ぐっと説得力が増します。
例文を写すのではなく、この型に自分の経験を流し込むのがコツです。
【経理の志望動機・3つの型】
①なぜ経理なのか(職種の動機)
②なぜこの会社なのか(企業の動機)
③これまでの経験とどうつながるか(経験の接続)
この3つが一本の線でつながると、採用担当に「納得感」が生まれます。
型① なぜ経理なのか
「安定してそう」「ノルマがなさそう」で止まると、ほぼ通りません。
「数字で会社を支えたい」「正確さを積み重ねる仕事に長く取り組みたい」など、経理の本質に触れた動機に言い換えカスタマイズします。
型② なぜこの会社なのか
どの会社にも使える志望動機は刺さりません。
事業内容・成長フェーズ・経理体制(これから整える段階か、上場企業の連結か)など、その会社ならではの理由を一つ入れるだけで、一気に本気度が伝わります。
型③ これまでの経験とどうつながるか
未経験でも、前職の「数字を扱った経験」は必ずあります。請求書発行、売上・在庫管理、現金管理など。経験者なら、担当した決算範囲や使用ソフトを具体的に。
ここが志望動機の説得力の核です。

面接に同席していて思うのは、落ちる志望動機は「①だけ」で終わっていること。②と③、とくに③の経験の接続が入った瞬間に、ぐっと「この人は本気だ」と感じます。
【未経験】経理の志望動機 例文と書き方
ここからは、未経験から経理を目指す方向けの志望動機です。
未経験で合否を最も左右するのが、この志望動機。ポイントは「①なぜ経理か」「②なぜこの会社か」「③前職の数字経験との接続」を、自分の言葉でつなげることです。
違いは一目瞭然です。
良い例は「前職の経験→簿記2級→経理で長く→この会社だからこそ」というストーリーがあります。
悪い例は「楽そう」しか語っていません。未経験ほど、ここで差がつきます。

「未経験だから書けることがない」は誤解です。請求・売上管理・現金管理など、前職で数字に責任を持った経験は立派な材料。それを「経理でこう活かせる」と接続するだけで、志望動機は一気に強くなります。
未経験の志望動機づくり
【未経験の志望動機の作り方】
①前職から「数字を扱った経験」を棚卸しする(請求・売上・在庫・現金など)
②簿記2級(取得済み・学習中どちらでもOK)で「基礎と意欲」を示す
③応募先の事業・成長段階から「なぜこの会社か」を一つ具体化する
未経験からの経理転職そのものの進め方は、『経理は未経験でも転職できる!採用される5つの条件』で詳しく解説しています。簿記2級の活かし方は『簿記2級は転職に有利』も確認してみてください。

簿記2級は「勉強中です」と言えるだけでも印象が変わります。僕も社労士の前に簿記を触りましたが、仕訳がわかるだけで経理メンバーとの会話がまるで違いました。志望動機に「学習中」と書くだけで、意欲は十分伝わりますよ。
↓自分の経験が志望動機に使えるか、プロに聞くのが早いです↓
【経験者】経理の志望動機 例文と書き方
経理経験者の志望動機は、未経験とは軸が変わります。
見られるのは「何を担当してきたか(実績)」と「これからどうなりたいか(方向性)」。現職への不満をそのまま書くのではなく、やりたいこと軸に変換するのが鉄則です。
良い例は、担当した決算範囲を具体的に示し、「次にやりたいこと」と「その会社を選ぶ理由」が一本につながっています。
悪い例は不満が前面に出て、何ができる人かが伝わりません。

経験者がやりがちなのが、現職批判をそのまま志望動機にしてしまうこと。気持ちはわかりますが、面接官には「うちでも同じ不満を言うのでは」と映ります。事実は変えず、前向きな面に翻訳しましょう。
退職理由・転職理由を前向きに言い換える
経理の志望動機は、転職理由とセットで聞かれます。
よくあるネガティブ理由は、次のように「やりたいこと軸」へ変換すると、そのまま志望動機につながります。
| ありがちな本音 | 前向きな言い換え |
|---|---|
| 給料が上がらない | 成果や経験に応じて評価される環境で力を発揮したい |
| 決算をやらせてもらえない | 年次決算・連結まで一貫して担当し専門性を高めたい |
| 人間関係がつらい | チームで連携しながら業務改善に取り組める環境で働きたい |
| 仕事がルーティンで物足りない | 制度設計や効率化など上流の業務にも挑戦したい |

社労士を目指したのも、元はと言えば「今の働き方を変えたい」という後ろ向きな気持ちからでした。でも面接では「労務の専門性で貢献したい」と言い換えた。嘘をつくのではなく、同じ事実の前向きな面を語る。経理の志望動機でもまったく同じです。
年代別の見せ方は『経理転職は30代が分岐点』、『40代の経理転職』、『20代の経理転職』でも解説しています。
【転職先別】経理の志望動機の軸
ひとくちに経理と言っても、応募先によって「響く志望動機」は変わります。
代表的な4タイプの軸を整理しました。
| 応募先 | 志望動機で響く軸 |
|---|---|
| 事業会社の経理(一般経理) | 腰を据えて専門性を積みたい 自社の数字を支えたい |
| 会計事務所・税理士法人 | 税務会計を深めたい 複数の顧問先で実務の幅を広げたい |
| 上場企業(連結・開示) | 連結や開示に挑戦したい 高度な会計でキャリアを伸ばしたい |
| 未経験可の経理補助 | まず実務に触れて基礎を固めたい 簿記の学習を実務で活かしたい |

「経理事務」の求人は要注意。中小だと総務・労務・庶務込みの何でも屋のことも多いんです。志望動機を書く前に、その求人が本当に経理メインかを確認しておくと、入社後のミスマッチを防げます。
やってはいけないNGな経理の志望動機
これらはすべて「あなたでなければならない理由」が伝わらないパターンです。
逆に言えば、自分の経験と応募先をつなげて書けば、それだけで多くの応募者と差をつけられます。
志望動機が一人で書けないときの解決法
「経験の棚卸しが難しい」「なぜこの会社かが書けない」というときは、転職エージェントに壁打ち相手になってもらうのが近道です。
とくに経理に詳しい特化型なら、あなたの経験のどこを志望動機に使えるかを一緒に言語化してくれます。
【エージェントが志望動機づくりで助けてくれること】
・前職経験の「経理に効く部分」を一緒に棚卸し・言語化
・応募先ごとの「なぜ自社か」の材料(事業・体制・募集背景)を提供
・職務経歴書の添削と模擬面接で、声に出して磨ける
・志望動機と矛盾しない転職理由の伝え方までアドバイス
士業・管理部門特化の『ヒュープロ』は、経理・会計事務所・税理士法人の求人に集中していて、担当者が経理のキャリアを理解しています。
対応エリアは首都圏(東京・神奈川・千葉・埼玉)+大阪・愛知・福岡が中心。地方の方はリクルートやdodaなど総合型の併用も正直おすすめです。
エージェントの選び方は『経理におすすめ転職エージェント比較』をどうぞ。

志望動機は、頭の中で考えるだけでは固まりません。声に出して人に説明すると、急に「自分の言葉」になります。
模擬面接で磨けるのは、エージェントを使う大きな価値ですよ。
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経理の志望動機についてよくある質問(FAQ)
まとめ ~経理の志望動機は『型』と『自分の経験』で決まる~
この記事では、経理の志望動機の作り方を、未経験・経験者の例文とあわせて解説しました。
重要なポイントをまとめます。
【この記事のまとめ】
・経理は求人が多い人気職種。最後に差がつくのは志望動機の説得力
・受かる型は3要素=なぜ経理・なぜ自社・これまでの経験の接続
・未経験は「前職の数字経験→簿記→経理で長く」のストーリーで語る
・経験者は「担当した決算範囲(実績)→これからの方向性」を具体的に
・退職理由はやりたいこと軸へ言い換える。現職批判はNG
・一人で書けないときは、経理特化エージェントに言語化を手伝ってもらう
志望動機は、特別な才能ではなく「型」と「棚卸し」で誰でも書けるようになります。例文を写すのではなく、自分の経験を型に流し込む。それだけで、あなたの志望動機は一気に「自分の言葉」になります。
最後に。僕は20代で動けず、遠回りした側の人間です。だからこそ言えます。志望動機づくりは、自分の経験を見つめ直す作業でもあります。

あなたがこれまで積んできたものは、ちゃんと価値がある。それを信じて、次の一歩を選んでください。一緒に頑張りましょう!
関連記事:経理は未経験でも転職できる
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