行政書士を目指しているみなさん、こんにちは!ひのです。
「大学生のうちに行政書士を取ると、就活で有利になる?」
「大学の勉強と両立して合格できるの?」
「いつから、どうやって勉強を始めればいい?」
と、大学生活の時間をどう使うか迷っていますよね。

この記事では、大学生が行政書士を目指すメリットと就活での活かし方、学生世代の合格率、学年別のスケジュールまで、データを使って解説します。
ひとことで言えば、
行政書士は受験資格がなく、大学生でも合格できる国家資格
大学2年の秋に合格すれば、就活で使える強い武器になる
です。
令和7年度の行政書士試験では、20歳代の合格率が18.29%で、全体の14.54%を上回りました。

僕が大学生の時は、「就活」への漠然とした不安を抱えながらも、授業がなければ家にこもって夜遅くまでゲームをして1日を無駄にし、そのせいで次の日も無駄にしてしまうという、悪循環の生活を送っていました…
大学生なのでエネルギーは有り余っていたのですが、何に使えばいいのかもわからず、そのせいで就職活動は本当に苦労しました。
それはそれで大学生活をエンジョイしていると言えるのかもしれませんが、

もっと勉強しておけばよかった…
今でもこう思うことが何回もあります。
さて、僕のこの話を聞いて少し「ドキッ」とした大学生、多いのではないでしょうか?大学生の方からすると、少し先輩からのメッセージとして、はっきり言います。
僕のような生活を送っている大学生たちは、行政書士試験にチャレンジするべきです!
「そもそも行政書士ってなに?」という人は、こちらの記事を確認してください。
この記事を読めば・・・
・そもそも大学生なのに国家資格を取ることは可能?
・どうして行政書士試験を受けることをおすすめしている?
・大学の勉強と行政書士対策を両立するにはどうすればいい?
・大学生が行政書士に合格したら就活に有利?
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下のページでは数ある行政書士通信講座を独自の視点で比較解説しています。
関連記事:行政書士通信講座おすすめランキング
この記事の執筆者の信頼性

僕はひのと言います。
【主な保有資格】
社会保険労務士(全国社会保険労務士会連合会 登録)
ファイナンシャルプランナー2級(日本FP協会 登録)
会社の総務部門で給与計算・社会保険事務を担当(現役)
僕は令和元年度の社労士試験に合格しました。合格までに3回受験して、勉強期間は2年半です。
2回目の受験では、直前期に「やれるだけのことはやった」と油断し、超基本的な問題を1問落として、合格点に2点足りずに不合格になりました。
今回の記事については、現役大学生(法学部在籍)も監修していただきました。
行政書士部門の記事は、法律専門家の監修を受けています。
大学生でも行政書士試験を受験できる?

そもそも、行政書士試験は難関国家試験です。そんな試験を大学生が受けることができるのでしょうか?
結論から言うと、大学生でも受験できます!

それどころか「誰でも」受験できます。
行政書士試験には受験資格がなく、年齢・学歴・国籍に関係なく誰でも受験できます。
実際に令和7年度は、10歳代以下で723人が受験し、66人が合格しています。
とはいえ、令和7年度の受験者50,163人のうち、10代は723人、20代は8,294人で、学生世代の受験者は多くありません。
ほとんどの合格者は20〜40代で、やはり大学生で受験する人は極めて少ないです。社会人を経験した猛者たちが席巻している試験と言えるでしょう。
しかし、ちょっと待ってください。
行政書士の受験数が少ないと言うことは、もし合格できたら、「超貴重な存在」になれるということになるのではないでしょうか。
当たり前のことですが、数が少ないということはそれほど価値が高い存在になれるということです。

大学生のうちに行政書士試験に挑戦してほしい理由の本質は、まさにここにあるといえます。
大学生世代の行政書士試験の合格率と受験者数

行政書士試験研究センターは、年代別の受験者数と合格者数を公表しています。
大学生にあたる10歳代・20歳代の合格率を見てみましょう。

出典:行政書士試験研究センター「受験者・合格者の属性」をもとに作成
令和7年度の合格率は、20歳代が18.29%、30歳代が19.41%で、この2つの年代が全体(14.54%)を上回っています。
一方で10歳代以下は9.13%で、法律の勉強を始めたばかりの若い受験者には、やはり簡単な試験ではありません。
大学生世代の行政書士試験の合格率の推移
| 年度 | 10歳代以下(受験者/合格者) | 10歳代以下の合格率 | 20歳代(受験者/合格者) | 20歳代の合格率 |
|---|---|---|---|---|
| 令和5年度 | 573人/47人 | 8.20% | 7,599人/1,286人 | 16.92% |
| 令和6年度 | 715人/76人 | 10.63% | 7,731人/1,293人 | 16.72% |
| 令和7年度 | 723人/66人 | 9.13% | 8,294人/1,517人 | 18.29% |
出典:行政書士試験研究センター「受験者・合格者の属性」(合格率は受験者数と合格者数から算出)
20歳代の合格率は3年続けて16%台後半から18%台で、全体の合格率(12.90〜14.54%)より高い水準です。
年代別の合格率を宅建や社労士と並べて、行政書士試験そのものの難しさを知りたい人は『行政書士の難易度は?』も読んでみてください。

20歳代は、勉強の時間を取りやすく、記憶力や集中力もある世代です。大学生は、合格しやすい条件がそろっていると言えます。
大学生の行政書士受験者は少ないからこそ価値がある

出典:行政書士試験研究センター「受験者・合格者の属性」をもとに作成
受験者がいちばん多いのは50歳代の12,330人で、40歳代の12,161人が続きます。
10代と20代を合わせても約9,000人で、全体の2割にも届きません。
学生のうちに合格している人は、それだけ珍しい存在になります。
【就活】大学生が行政書士試験を受けるべき5つの理由

ここでは、大学生だからこそ行政書士を受けるべきだという僕の主張の理由を紹介します。それは、以下の5つです。
5つあるので、1つずつみていきましょう。
大学生が行政書士を受けるべき理由① 就活で大きな武器になる
これは大学生にとって、とても嬉しいのではないでしょうか。先ほども言ったように、大学生で行政書士の資格を取る人はとても少なく、極めて貴重な存在です。
しかも、行政書士試験は誰もが認める難関国家試験。そんな資格を持つ大学生に、企業側が興味を抱かないはずがありません。
就職活動では、何か一つ大きな武器があるだけで周りの学生と差別化することができます。
行政書士に合格すると、就活でこれら全てをアピールすることができるので、1つどころかいくつもアピールポイントができるということになります。
就活を真剣に見据えている学生は、行政書士試験にチャレンジしない理由はありません。他の大学生にはない価値を付けるのに持っていこいの資格が行政書士です。
大学生が行政書士を受けるべき理由② 将来の選択肢が広がる
大学生のみなさんは、自分の将来について真剣に考えたことがあるでしょうか。

3、4回生になったら就活を始めて、普通に会社員として働くんだろうな
ほとんどの大学生はこう思っていることでしょう。実際、普通に大学生活を送っていたら、選択肢としてはほぼそれしかありません。
しかし、行政書士の資格を取ったらどうなるでしょう。
まず、就活をしないと言う選択肢が出てきます。一般企業でなく行政書士事務所を探したり、独立開業を目指したりという選択肢が出てくるからです。
また、就活をして企業に就職したとしても、そこからの選択肢が格段に広がります。行政書士の資格があれば、副業として個人で行政書士の仕事を行ったり、行政書士として独立したりという選択肢があるからです。
また行政書士があれば、

いつ会社をやめても大丈夫なんだ!
と言う環境もできるため、人生に余裕ができます。会社に依存しない状態を作り出せることができるのです。
会社に頼り切らない働き方のイメージを、図にすると次のようになります。


これは社労士の資格がある僕が今、身をもって実感していることですが「会社に縛られない」というのは、おそらくみなさんが思っている以上に大きな財産になります。
大学生が行政書士を受けるべき理由③ 独立開業しやすい
大学生のうちに行政書士をとっておけば、他の受験者よりも行政書士としてのキャリアを長く送れることになります。行政書士としての実務を積んだり、実務研修に行ったりする時間も多く取れます。
つまり、大学生で行政書士資格をとっておいた方が、将来的に圧倒的に独立開業しやすくなるのです。

開業行政書士として成功する確率も大きく上がることでしょう。
行政書士の合格に有効期限はないので、学生のうちに合格しておき、社会人経験を積んでから登録・開業することもできます。
大学生が行政書士を受けるべき理由④ 勉強時間を確保できる
大学生は人生で最も自分の時間が取れる期間でもあります。それを行政書士試験の勉強にあてることができます。
多くの社会人受験者は仕事や家事と両立して試験に挑む必要があり、しかもそのせいで落ちて何年も受験し続ける状況です。
大学生はどうでしょう。時間があるだけでなく、1年で合格できなかった場合のリスクも少ないです。大学生活は4年間ありますから。
大学生活の中で合格までの計画を立てるときは『行政書士の勉強時間とスケジュール』の記事を参考にしてください。
となると、じっくりと行政書士を勉強する余裕ができてきます。

それだけでなく、法学部の大学生であれば「大学の講義が行政書士試験対策の講義」と言っても過言ではない環境にいます。
あまりにも効率が良すぎますね。
当サイトでは、効率よく行政書士試験に合格するために、各予備校が開講している通信講座で勉強することをおすすめしています。
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下のページでは、各行政書士講座の比較解説をしているので、ご覧ください。
大学生が行政書士を受けるべき理由⑤ 不合格でもリスクが少ない

大学生のうちに行政書士試験にチャレンジしたけど不合格…人生終わった…
はっきり言って、そんなわけはないです。そもそも大半の大学生は、行政書士なんて持っていないわけですから、正直不合格でもなんのリスクもないです。
それどころか、
仮に行政書士試験に合格しなかったとしても、これだけでも就活で強みになります。
経験は人生の糧です。何より、自分の自信につながります。

大学生の行政書士試験受験、メリットしかないですね!
行政書士は大学生の就活で有利になる?

行政書士の資格がどの程度評価されるかは、志望する業界や職種によって変わります。
法律の知識を仕事で使う場面が多いほど、資格はそのまま強みとして伝わります。
行政書士が就活で有利になりやすい業界・職種
| 業界・職種 | 行政書士の知識が活きる場面 |
|---|---|
| 企業の法務・総務 | 契約書のチェック、社内規程、許認可の管理 |
| 行政書士事務所・士業事務所 | 許認可申請、相続、在留資格などの書類作成 |
| 金融(銀行・信用金庫など) | 融資先の会社設立や許認可、相続の相談 |
| 不動産・建設 | 宅建業免許や建設業許可、契約書 |
| 公務員 | 行政法の知識を、そのまま行政の仕事で使える |
出典:当サイト作成
とくに法務・総務や士業事務所では、行政書士の勉強で身につく民法・行政法の知識が、入社後すぐに役立ちます。
公務員試験の科目には憲法・行政法・民法が含まれることが多く、行政書士の勉強と重なる部分があります。

行政書士の資格を「持っているだけ」で内定が出るわけではありません。どの仕事にどう活かしたいかまで話せると、評価がぐっと上がります。
行政書士が就活で不利になるケース
行政書士は独立開業できる資格なので、面接では「長く働いてくれるか」を気にされることがあります。
志望する会社で行政書士の知識をどう活かしたいかを、先に伝えるのがおすすめです。
行政書士を面接・ESでアピールする方法

行政書士の合格は、ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)としても話しやすいテーマです。
大切なのは、「合格した」という結果だけでなく、合格までの過程を具体的に伝えることです。
行政書士を就活でアピールするときの3つのポイント
①目標と結果を数字で伝える(例:1年で合格、勉強時間800時間)
②工夫したことを具体的に話す(例:授業の空き時間に過去問を解いた)
③入社後にどう活かすかにつなげる(例:契約書の確認や許認可の手続きに活かしたい)
行政書士を使ったES・自己PRの例文
【自己PRの例文】
私の強みは、目標から逆算して計画を立て、最後までやり切る力です。
大学2年の春に行政書士試験の受験を決め、試験日までの7か月を「基本書」「過去問」「記述式」の3つの期間に分けて計画を立てました。
授業やアルバイトがある日は通学中に一問一答を解き、空きコマを過去問の時間にあてることで、1日2時間の勉強を続けました。
その結果、11月の試験で合格できました。
貴社でも、目標から逆算した計画づくりを活かし、法務の仕事で正確に成果を出したいと考えています。
例文の数字や期間は、自分の実際の経験に合わせて書き換えてください。
面接では「なぜ行政書士を選んだのか」「いちばん苦労したことは何か」もよく聞かれるので、答えを準備しておきましょう。
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大学生は行政書士の勉強をいつから始める?

就活で行政書士をアピールしたいなら、大学3年の夏のインターンより前に合格しているのが理想です。
学年別のスケジュールにすると、次のようになります。

行政書士試験は毎年11月に1回だけ行われ、令和8年度は11月8日(日)、受験申込はインターネットで7月21日から8月24日までです。
合格発表は翌年1月で、令和8年度試験は2027年1月27日に発表されます。
大学2年の11月に受験すれば、3年生の1月に結果がわかり、インターンや本選考のESに「行政書士試験合格」と書けます。
学年別に見た行政書士の始めどき
| 学年 | おすすめの進め方 |
|---|---|
| 大学1年 | 入門書で法律の全体像をつかみ、2年の秋の受験を目標にする |
| 大学2年 | 春から本格的に勉強し、11月に受験する(いちばんおすすめ) |
| 大学3年 | 11月に受験すると、合格発表は就活が始まった後になる |
| 大学4年 | 内定後の時間を使い、社会人1年目の前に合格を目指す |
出典:当サイト作成
勉強時間は、一般に600〜1,000時間が目安とされています。1日2時間なら、10か月から1年ほどかかる計算です。

大学3年で受ける場合は、合格発表が就活の途中になります。「勉強中」でもアピールはできますが、早く始めるほど選べる道が増えますよ。
くわしい勉強時間とスケジュールの立て方は、行政書士の勉強時間とスケジュールの記事で解説しています。
大学生は行政書士を独学と通信講座のどちらで目指す?

大学生は時間を取りやすいぶん、独学でも合格を狙えます。
ただし、法律を学ぶのが初めての人や、授業・サークル・バイトで予定が崩れやすい人は、通信講座のほうが合格までの時間を短くできます。
法学部の学生なら、大学の憲法・民法・行政法の授業がそのまま試験範囲と重なります。
独学と通信講座の費用や向き不向きは、行政書士は独学か通信講座かの記事でくわしく比べています。
独学で進めるなら、行政書士独学のおすすめテキストの記事も参考にしてください。
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大学生の行政書士に関するよくある質問
大学生が行政書士取得で就職に有利か まとめ
大学生が行政書士試験を受けるべき理由について解説しました。
【この記事のまとめ】
・行政書士は受験資格がなく、大学生でも受験できる
・令和7年度の20歳代の合格率は18.29%で、全体の14.54%を上回る
・法務・総務、士業事務所、金融、不動産、公務員の就活で強みになる
・大学2年の11月に受験すれば、3年生の就活に間に合う
・面接では合格までの過程と、入社後の活かし方まで話す
主にこれらのことがわかってもらえたのではないでしょうか。
みなさんには僕のように大学時代を無駄にして欲しくありません。そのためにも、この記事を読んで満足するのではなく、ぜひ行動に移して欲しいと思います。
行動せずに後悔するよりも行動して失敗する方がはるかにマシです。
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