行政書士試験は毎年11月の第2日曜日に行われ、合格に必要な勉強時間は一般に600〜1,000時間ほどが目安と言われています。
でも、自分に残された期間で本当に間に合うのか、1日に何時間やればいいのか、不安になりますよね。
この記事では、行政書士の勉強時間の目安と、半年・1年で合格するための具体的なスケジュールを、現役社労士として受験を経験した立場から解説します。
【この記事でわかること】
・行政書士の勉強時間の目安と、期間別の1日の勉強時間
・行政書士は何ヶ月、何年で合格できるのか
・半年で合格するための月別スケジュール
・1年で合格するための月別スケジュール
・科目ごとの勉強時間の配分と、平日と休日の時間の作り方
・今から勉強して間に合うのか(残り期間別の判断)
まず結論から言います。
800時間を目安に、期間から逆算して1日の時間を決める。
半年なら1日約4.4時間、1年なら約2.2時間

半年での合格は簡単ではありませんが、十分に可能です。
ただし残り期間が短いほど、「何をやって、何をやらないか」を最初に決められるかどうかで結果が変わります。
まずは講座のパンフレットを取り寄せて、合格までにどれくらいの量を勉強するのかを確かめてみてください。
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この記事の執筆者の信頼性

僕はひのと言います。
【主な保有資格】
社会保険労務士(全国社会保険労務士会連合会 登録)
ファイナンシャルプランナー2級(日本FP協会 登録)
会社の総務部門で給与計算・社会保険事務を担当(現役)
僕は令和元年度の社労士試験に合格しました。合格までに3回受験して、勉強期間は2年半です。
1回目は模試を甘く見て試験の全体像をつかめないまま落ち、2回目は基本問題を1問落として合格点に2点足りませんでした。限られた時間の中で「何をやって、何をやらないか」の大切さを、受験生として身をもって知っています。
行政書士部門の記事は、法律専門家の監修を受けています。
行政書士の勉強時間はどれくらい?

行政書士の勉強時間の目安は600〜1,000時間
行政書士試験に必要な勉強時間は、一般に600〜1,000時間ほどと言われています。
試験研究センターなどが公式に示している数字ではないので、あくまで目安として考えてください。
| スタート地点 | 勉強時間の目安 | 考え方 |
|---|---|---|
| 法律を初めて学ぶ人 | 800〜1,000時間 | 法律の用語や考え方に慣れるところから始まる |
| 法学部出身・宅建などの合格者 | 600〜800時間 | 民法などの基礎があるぶん短くなる |
| 一度受験したことがある人 | 前年の到達度による | 前年の知識を土台に、弱点と記述式を中心に補う |
出典:各試験の実施機関の公表資料をもとに当サイト作成
この記事では、法律を初めて学ぶ人の標準として「800時間」を基準に計算していきます。
自分がどの段階にいるか迷ったら、多めの時間で計画しておくほうが安全です。計画より早く進んだぶんは、過去問や模試の回数を増やすことに使えます。
過去問を何周するかの年間計画は『行政書士の過去問は何年分?おすすめ過去問集5選と3周の使い方・無料で解く方法を現役社労士が解説』の記事で解説しています。
行政書士の勉強時間が人によって違う理由
同じ行政書士試験でも、必要な勉強時間は人によって大きく変わります。
一番大きいのは法律の勉強経験で、民法や憲法を一度学んだことがある人は、初学者より何百時間も短く済みます。
もう一つは勉強の進め方で、独学で教材選びや範囲の見極めに時間を使う人と、講座のカリキュラムに乗る人とでは、同じ時間でも進み方が違います。
勉強の順番と科目別の進め方は、『行政書士の勉強法は?独学・講座別の手順と短期合格のコツ』の記事で解説しています。
勉強時間を短くしたいなら、「何を勉強しないか」を最初に決めることが一番効きます。
期間別に見た行政書士の1日の勉強時間
800時間を確保するために、勉強期間ごとに1日何時間必要かを計算しました。
| 勉強期間 | 1日の勉強時間 | 1週間の勉強時間 | 現実的か |
|---|---|---|---|
| 3か月 | 約8.9時間 | 約62時間 | 仕事をしながらでは難しい |
| 6か月 | 約4.4時間 | 約31時間 | 平日3時間+休日7〜8時間で届く |
| 9か月 | 約3.0時間 | 約21時間 | 平日2時間+休日5時間で届く |
| 1年 | 約2.2時間 | 約15時間 | 社会人の標準的なペース |
| 1年半 | 約1.5時間 | 約10時間 | ゆとりはあるが中だるみに注意 |
出典:当サイト作成

勉強期間が半分になると、1日に必要な時間は2倍になります。たとえば半年なら、平日3時間と休日7〜8時間の組み合わせで1週間に約30時間を確保するイメージです。

僕は社労士の勉強に2年半かけましたが、長ければいいわけではありません。期間を決めて、1日の時間を逆算して、そのペースを毎日守れるかどうかがすべてです。
行政書士試験の合格に必要なのは満点ではなく180点
行政書士試験は300点満点のうち180点を取れば合格できる、合格点が固定された試験です。
令和7年度の合格者の平均得点は197点で、合格者でも3分の1ほどは落としています。
800時間は「全部を完璧にする時間」ではなく、「180点を安定して取るための時間」と考えてください。
行政書士は何ヶ月・何年で合格できる?

「何ヶ月あれば受かるのか」は、スタート地点と1日に使える時間で決まります。
| 勉強期間 | 向いている人 | 合格の見込み |
|---|---|---|
| 1〜3か月 | 法律の学習経験があり、1日6時間以上使える人 | 初学者には現実的ではない |
| 半年 | 1日3〜4時間以上を半年続けられる人 | 十分に可能。やることを絞る |
| 1年 | 仕事や家事と両立したい社会人 | 最も標準的なペース |
| 2年以上 | 1日1時間ほどしか取れない人 | 中だるみと法改正に注意 |
出典:当サイト作成
行政書士は半年で合格できる
半年間の勉強でも、行政書士試験に合格することは可能です。
各予備校の合格体験記を見ると、法律を初めて学んだ人が半年ほどの勉強で合格した例も見つかります。

「正しい勉強」を「十分な時間」続けられれば、難しくても半年での合格は狙えます。逆に言うと、そのどちらかが欠けると半年は一気に厳しくなります。
社会人が行政書士に合格するなら1年が標準
仕事や家事と両立しながら合格を目指すなら、1年がもっとも無理のないペースです。1日約2.2時間なら、平日2時間と休日3時間ほどで届きます。
11月の試験から逆算すると、前年の11〜12月に始める人が多いペースです。
法律の学習経験がある人は何ヶ月で合格できる?
法学部出身の人や、宅建などの法律系資格に合格している人は、600〜800時間ほどが目安です。
1日3時間取れるなら、7〜9か月ほどで合格ラインに届く計算です。民法の基礎があるぶん、行政法と記述式、基礎知識に時間を多めに回せます。
行政書士に1〜3か月で合格できる?
「行政書士 2ヶ月で合格」「1ヶ月で合格」と調べる人もいますが、法律を初めて学ぶ人には現実的ではありません。
800時間を2か月で確保しようとすると、1日13時間以上の勉強が必要になるからです。
残りが3か月を切っているなら、今年は「来年の合格に向けた土台づくり」と割り切るほうが、結果的に合格は近づきます。
行政書士の合格率や難しさは『行政書士の難易度は?合格率・偏差値・他資格との比較』の記事で解説しています。
司法書士と行政書士の勉強時間や合格率の差は、司法書士と行政書士の違いの記事で比べています。
半年で行政書士に合格する勉強スケジュール

11月の試験に向けて、5月から勉強を始める場合のスケジュールです。

| 時期 | やること | ポイント |
|---|---|---|
| 5〜6月 | 基本書でインプットし、同じ範囲の問題集をすぐ解く | 行政法と民法から始める |
| 7〜8月 | 残りの科目を一周し、問題集を2周目に入る | 8月末までに全範囲を一度終わらせる |
| 9月 | 過去問を年度別に解き、記述式を毎日1問 | 基礎知識の対策を始める |
| 10月 | 模試を本番と同じ3時間で解き、弱点を補強 | 新しい教材には手を出さない |
| 11月 | 暗記事項の総点検と体調管理 | 試験は11月の第2日曜日 |
出典:当サイト作成
8月の終わりまでは、基本書と問題集を行き来しながら基礎を固めます。9月からは過去問を本格的に解き始め、直前期はすき間時間で苦手な箇所と重要ポイントを繰り返します。

メリハリをつけるため、直前期に向けて勉強時間を少しずつ増やしていきましょう。
試験6週間前からの計画は『行政書士の直前期の過ごし方』の記事で解説しています。
行政書士に半年で合格するための月ごとの勉強時間
| 月 | 1日の時間 | その月の合計 |
|---|---|---|
| 5月 | 約4時間 | 約120時間 |
| 6月 | 約4時間 | 約120時間 |
| 7月 | 約4時間 | 約125時間 |
| 8月 | 約4.5時間 | 約140時間 |
| 9月 | 約4.5時間 | 約135時間 |
| 10月 | 約5時間 | 約155時間 |
| 11月(試験日まで) | 約1.5時間 | 約10時間 |
出典:行政書士試験研究センターの試験案内をもとに当サイト作成
合計で約805時間になり、直前期ほど時間を増やしていく配分です。

お盆休みや連休は、遅れを取り戻す「予備日」として最初から計画に入れておくと、多少崩れても立て直せます。
行政書士半年合格の約束① 通信講座で勉強する
法律を初めて学ぶ人が半年で合格を目指すなら、通信講座はほぼ必須です。
行政書士試験は出題範囲が広く、独学ではどこが重要かを自分で見極める必要がありますが、半年しかない状況でそこに時間を使う余裕はありません。
通信講座は、各予備校が過去の出題を分析して作ったテキストとカリキュラムがあるので、試験に出るところだけに集中できます。
通学と通信のどちらで学ぶか迷っている人は、行政書士の通学予備校おすすめランキングで通学講座の費用や校舎を確認できます。
スマホで講義を見たり聞いたりできるので、通勤中や家事の合間も勉強時間に変えられます。
スマホで学べる講座の例は、『スタディング行政書士の評判・口コミ』の記事で、講義時間や学習機能まで紹介しています。
半年合格の約束② 1日3〜4時間を半年続ける
半年で800時間を確保するには、1日約4.4時間が必要です。平日に4時間が難しい人は、平日3時間と決めて、土日に7〜8時間勉強する形でも届きます。
仕事と睡眠以外の時間は、ほぼすべて勉強にあてる覚悟が必要です。
半年合格の約束③ 満点ではなく合格点を狙う

行政書士試験は300点中180点で合格できる試験です。
半年で全範囲を完璧にしようとすると、全範囲を回りきれない、頻出の論点がおろそかになる、途中で気持ちが続かない、ということが起こります。
【短期合格で大事な3つのポイント】
・重要な論点を絞ったテキストを使う
・問題を解きながら知識を入れる
・勉強する範囲を配点の大きい科目に絞る
合格点ぎりぎりでも満点でも、行政書士試験に合格したことに変わりはありません。

「合格点を狙う」は、「完璧主義にならない」と言い換えることもできます。180点を取るために必要なことだけをやる、と決めてしまいましょう。
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1年で行政書士に合格する勉強スケジュール

11月の試験に向けて、前年の12月から勉強を始める場合のスケジュールです。
| 時期 | やること | 目安の時間 |
|---|---|---|
| 12〜2月 | 民法と行政法の基本書を一周し、問題集で確認 | 約200時間 |
| 3〜5月 | 憲法・商法・基礎法学を一周し、民法と行政法は2周目 | 約200時間 |
| 6〜8月 | 過去問を科目別に解き、記述式の練習を始める | 約200時間 |
| 9〜10月 | 過去問を年度別に解き、模試を2回。基礎知識を仕上げる | 約150時間 |
| 11月 | 暗記事項の総点検と、模試の復習 | 約50時間 |
出典:当サイト作成
合計すると約800時間で、1日あたりにすると約2.2時間です。
12〜2月は年末年始の休みをはさむので、民法と行政法の一周目をまとめて進められる時期でもあります。
前半の半年で全科目を一周し、後半の半年で過去問と記述式に時間を移していくのが基本の流れです。
1年あるからといって、最初の3か月をゆっくり過ごすと、後半に過去問を回す時間がなくなります。
例年7月下旬からは受験申込が始まるので、申込を済ませて本番までの残り日数を意識し始める時期でもあります。

1年計画でつまずきやすいのは、春から夏にかけての中だるみです。月の終わりに「今月何時間やったか」を記録しておくと、遅れにすぐ気づけます。
1年計画でやりがちな3つの失敗
| 失敗 | 起こること | 防ぎ方 |
|---|---|---|
| 最初の3か月をゆっくり過ごす | 後半に過去問を回す時間が足りない | 12〜2月で民法と行政法を一周する |
| テキストを完璧に理解してから問題に進む | 一周目が終わらない | 1章読んだらすぐ問題を解く |
| 基礎知識を夏以降に回す | 足切りの不安が直前まで残る | 春から週1〜2時間ずつ進める |
出典:行政書士試験研究センターの試験案内をもとに当サイト作成
1年という期間は長いようで、仕事の繁忙期や体調不良で思ったより早く過ぎていきます。
行政書士の科目ごとの勉強時間の配分

勉強時間は、配点の大きい科目に多く割り振ります。
| 科目 | 配点 | 800時間の配分例 |
|---|---|---|
| 行政法 | 112点 | 約260時間 |
| 民法 | 76点 | 約220時間 |
| 基礎知識 | 56点 | 約100時間 |
| 憲法 | 28点 | 約70時間 |
| 商法・会社法 | 20点 | 約40時間 |
| 基礎法学 | 8点 | 約20時間 |
| 模試・総復習 | - | 約90時間 |
出典:配点は行政書士試験研究センター「令和7年度行政書士試験合否判定基準」と例年の出題数による。時間の配分は当サイトの目安

行政法と民法だけで188点あり、合格点の180点を超えます。
勉強時間の6割を行政法と民法に使い、そのほかの科目は過去問で繰り返し出た論点に絞ります。
ただし基礎知識は、14問中6問(24点)を取れないとそれだけで不合格になるので、少しずつでも毎週時間を取ります。
記述式の練習は、行政法と民法の時間の中に含めて考えます。
記述式3問のうち2問は民法、1問は行政法から出るのが例年の傾向なので、択一の勉強と同じ論点をそのまま「書く練習」に使えます。
基礎知識の対策は『行政書士の基礎知識は何点で足切り?』の記事で、法令科目の進め方は『行政書士試験の法令科目の対策』の記事で解説しています。
配点の大きい科目を講座でまとめて仕上げたい人には、アガルートの入門カリキュラムが合っています。
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平日と休日で行政書士の勉強時間を作る方法

社会人がまとまった勉強時間を取るのは難しいので、平日と休日で役割を分けます。
大学生の場合は、学年に合わせたスケジュールの立て方を大学生が行政書士を取ると就活に有利?の記事で紹介しています。
平日は「毎日必ずやる最低限」、休日は「平日の遅れを取り戻す時間」と決めておくと、忙しい週でも計画が崩れにくくなります。
| 時間帯 | 使える時間の目安 | 向いている勉強 |
|---|---|---|
| 通勤・移動 | 30分〜1時間 | 講義の視聴、条文や判例の暗記 |
| 昼休み | 15〜30分 | 過去問を数問、一問一答 |
| 帰宅後 | 1〜2時間 | テキストを読み、その範囲の問題を解く |
| 休日 | 4〜8時間 | 記述式の練習、1週間分の復習 |
出典:当サイト作成
平日は短く区切れる暗記と問題演習、休日は時間のかかる記述式と復習、と分けると続けやすくなります。
行政書士の1日の勉強スケジュール例
| 半年で合格(1日約4.4時間) | 1年で合格(1日約2.2時間) | |
|---|---|---|
| 平日の朝 | 1時間(暗記) | 30分(暗記) |
| 通勤 | 1時間(講義) | 30分(講義) |
| 昼休み | 30分(問題演習) | 30分(問題演習) |
| 帰宅後 | 1時間半(テキストと問題) | 1時間(テキストと問題) |
| 休日 | 7〜8時間 | 3〜4時間 |
出典:当サイト作成
スマホで講義を見られる通信講座なら、通勤や家事の時間がそのまま勉強時間になります。

「今日は3時間やる」と決めるより、「通勤中は講義を1本聞く」「昼休みは過去問5問」のように、生活の中に置き場所を決めてしまうほうが長続きします。
勉強時間を確保するための3つの工夫
| 工夫 | やり方 |
|---|---|
| 朝に勉強する | 仕事の前に30分〜1時間。残業や予定に左右されにくい |
| スマホで勉強できるようにする | 講義や一問一答をスマホに入れ、すき間時間をすぐ勉強に変える |
| 勉強時間を記録する | 1日の終わりに時間を記録し、週ごとに目標と比べる |
出典:当サイト作成
とくに記録は大事で、「今週は目標より5時間足りない」と分かれば、休日で取り戻す計画がすぐ立てられます。
独学と通信講座で行政書士の勉強時間は変わる?

同じ800時間でも、独学と通信講座では時間の使い方が変わります。
| 独学 | 通信講座 | |
|---|---|---|
| 教材選び | 自分で比べて選ぶ | 講座の教材がそろっている |
| 出題範囲の見極め | 過去問から自分で判断する | カリキュラムで重要度が示される |
| すき間時間 | テキストを持ち歩く | スマホで講義を見る・聞く |
| 記述式 | 自己採点のみ | 添削を受けられる講座もある |
| 向いている期間 | 1年以上の人 | 半年〜1年で合格したい人 |
出典:当サイト作成
独学は費用を抑えられる代わりに、教材選びや範囲の見極めに時間を使います。
期間が短い人ほど、その時間を勉強そのものに回せる通信講座のほうが合格に近づきます。

社労士の受験で、僕は1年目に試験の全体像をつかめないまま落ちました。どこが大事かを早くつかむことが、短期合格では一番の時間の節約になります。
独学と通信講座の比較は『行政書士は独学と通信講座どっちがいい?』の記事でくわしく解説しています。
今から行政書士の勉強をして間に合う?

残り期間ごとに、今年の試験を目指すかどうかの目安をまとめました。
| 試験までの残り期間 | 1日に必要な時間(800時間) | 判断の目安 |
|---|---|---|
| 7か月以上 | 約3.8時間以下 | 今年の合格を目指せる |
| 5〜6か月 | 約4.4〜5.3時間 | やることを絞れば目指せる |
| 3〜4か月 | 約6.7〜8.9時間 | 学習経験者なら挑戦できる |
| 2か月以下 | 約13時間以上 | 来年に向けた土台づくりに切り替える |
出典:当サイト作成
たとえば「行政書士 7月から勉強」と調べる人は、11月の試験まで残り約4か月で、初学者なら1日6〜7時間が必要な計算です。

間に合うかどうかで迷っている時間が一番もったいないです。今年が厳しいと感じたら、その日から来年の11月に向けて1日目を始めてしまいましょう。
来年の行政書士合格を目指すなら今から何をする?
来年の試験を目指すなら、今の時期から始めれば1年以上の余裕があります。
| 時期 | やること |
|---|---|
| 10月〜12月 | 講座やテキストを決め、民法と行政法の入門を始める |
| 1〜6月 | 全科目を一周し、民法と行政法は2周目に入る |
| 7〜8月 | 受験申込を済ませ、過去問と記述式に移る |
| 9〜11月 | 模試と総復習で仕上げる |
出典:当サイト作成
試験後の11〜12月は、各講座が翌年向けのカリキュラムを出す時期でもあるので、比べて選ぶにはちょうどいいタイミングです。
行政書士に短期合格するための勉強法

短期合格の勉強法① テキストは1冊に決めて何周もする
短期で合格する人は、教材を増やさず、1冊のテキストと同じシリーズの問題集を何周も回しています。途中で別のテキストに乗り換えると、整理のしかたが違うので知識がかえって散らばります。
テキストの選び方は『行政書士独学のおすすめテキスト・参考書5選』の記事で解説しています。
短期合格の勉強法② 過去問をテキストと同時に使う
過去問は最後の力試しではなく、テキストを読んだらすぐその範囲を解く「教科書」として使います。
問題を解きながら知識を入れるほうが、テキストを何度も読むより早く、試験で使える形で覚えられます。
短期合格の勉強法③ 記述式は早めに毎日1問
記述式は3問で60点あり、試験全体の2割を占めます。
択一の知識を「書ける」形にするには時間がかかるので、過去問に入る時期から毎日1問ずつ書いていきます。
短期合格の勉強法④ 基礎知識を後回しにしない
基礎知識の足切りは、法令科目がどれだけ取れていても不合格になる怖い仕組みです。
文章理解のように対策すれば安定して取れる分野から、毎週少しずつ進めてください。
短期合格の勉強法⑤ 模試で3時間の使い方を決めておく
本番は3時間で60問を解くので、時間配分を決めずに臨むと、最後の問題までたどり着けないことがあります。
試験の1〜2か月前には本番と同じ時間で模試を解き、解く順番と1問にかける時間を決めておきます。
本番当日の時刻表と持ち物は『行政書士試験の持ち物と当日の流れ』の記事で確認できます。
模試は点数よりも「どこで時間を使いすぎたか」を確かめる場として使ってください。

模試の点数が低くても落ち込む必要はありません。本番の前に弱点が見つかったこと自体が収穫で、そこを埋めた人から点数が伸びていきます。
短期合格の講座選びでは、合格実績も判断材料になります。アガルートが公表している令和7年度の受講生の合格率は52.59%です(有料講座の受講生が対象で、受験者全体の14.54%とは母数が異なります)。
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半年で行政書士に挑戦するメリット

残り半年だと気づいたとき、「どうせ間に合わないから来年でいい」と考える人もいるかもしれません。
でも、半年で挑戦することには、合否に関係なく大きなメリットがあります。
半年で行政書士に挑戦するメリット① 半年で合格できる可能性が十分にある
ここまで見てきたように、1日4時間ほどを半年続けて、やることを絞れば合格は十分に狙えます。
1年かけるより半年で受かれば、そのぶん早く資格を仕事に生かせます。
半年で行政書士に挑戦するメリット② 不合格でも次の挑戦がずっと楽になる
半年間本気で勉強したなら、次の1年を合格ラインの近くからスタートできます。
本番の3時間を一度経験していることも、次の年の大きな武器になります。
半年で行政書士に挑戦するメリット③ 毎日勉強する習慣が早く身につく
短期間で合格を目指すと、1日の生活の中に勉強の時間を組み込むしかありません。
半年で身についた「毎日4時間」の習慣は、合格後に別の資格や実務の勉強をするときにもそのまま生きてきます。
再受験を考える人は『行政書士講座の再受講は必要か』の記事も読んでみてください。
費用を抑えて講座を使いたい人は、重要な論点に絞った「非常識合格法」を掲げるクレアールも比べてみてください。
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他の講座とも比べて決めたい人は『行政書士通信講座おすすめランキング』の記事を読んでみてください。
行政書士の勉強時間とスケジュールに関するよくある質問
行政書士の勉強時間とスケジュールのまとめ
行政書士の勉強時間の目安と、半年・1年で合格するためのスケジュールをまとめました。
【この記事のまとめ】
・勉強時間の目安は600〜1,000時間。初学者は800時間を基準にする
・800時間なら、半年で1日約4.4時間、1年で1日約2.2時間
・半年合格は十分に可能。通信講座で範囲を絞り、合格点を狙う
・社会人は1年が標準。前半で全科目を一周し、後半は過去問と記述式
・時間の6割を行政法と民法に使い、基礎知識も毎週進める
・残り2か月を切ったら、来年の合格に向けた土台づくりに切り替える
半年でも1年でも、合格する人に共通しているのは、期間から1日の時間を逆算して、そのペースを毎日守っていることです。
今日決めた1日の勉強時間を、試験の日まで続けられる計画にすることが、最短合格への一番の近道です。
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