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関連記事:2026年(令和8年度)社労士試験合格ライン・救済措置・難易度・講評まとめ
社労士試験は、その年の難易度によって合格基準点が補正されます(いわゆる救済措置)。手応えが良くても悪くても、最終的な合否は基準点の補正次第で変わります。

「簡単だった」という手応えの年は、基準点が上がる可能性があります。逆に難化した年は救済が入ります。自己採点の点数だけで一喜一憂しないでください。
当サイトでは、その年の合格ライン・救済措置・各社の講評をまとめています。自己採点が終わったら、まずこちらを確認してください。
こんにちは。ひのです。
「社労士 簡単だった」
で検索してこのページにたどり着いた方は、たぶんこのあたりで止まっていると思います。

先に、いちばん大事なことを言います。社労士試験は簡単ではありません。ただし「簡単だった」と言う合格者がいるのも事実で、それには理由があります。
この記事を書いている僕は、3回受験して2回落ち、2年半かけて令和元年度の社労士試験に合格した現役社労士です。1年目は択一36点で3科目足切り。2年目は択一43点で、あと2点でした。
つまり僕は「簡単だった」と言えなかった側の人間です。だからこそ、何を知っていれば簡単に近づけたのかを、体験と数字の両方から書けます。
【この記事でわかること】
・社労士が『簡単だった』と言われる5つの理由
・データで見る本当の難易度(合格率・勉強時間・他資格比較)
・『昔は簡単だった』は本当なのか
・簡単ではない4つの理由(足切り・法改正・出題範囲・年1回)
・合格に近づくための正しい勉強法と講座の選び方
関連記事:社労士の難易度は?合格率・勉強時間・他資格比較で解説
↑↑圧倒的な出題カバー率↑↑
- この記事の執筆者の信頼性
- 【結論】社労士は簡単だったのか?現役社労士の解答
- そもそも社労士試験とは?|科目・試験時間・受験資格
- 社労士が『簡単だった』と言われる5つの理由
- データで見る社労士試験の難易度 ~本当に簡単なのか~
- 『昔の社労士試験は簡単だった』は本当か?
- 社労士が『簡単ではない』4つの理由
- 僕が社労士に2回落ちて、3年目に『簡単だった』に少し近づいた話
- 社労士に『簡単に』合格するための4つの勉強法
- 社労士の合格基準と救済措置のしくみ ~『簡単だった年』は基準が上がる
- 社労士は独学で『簡単に』受かるのか? ~通信講座との比較~
- 社労士のおすすめ通信講座3選 ~『簡単だった』に近づく選び方~
- 社労士試験に落ちた方へ!『簡単だった』と言えるのは次の1年
- 社労士は簡単だった?よくある質問(FAQ)
- 社労士は簡単だったのか ~まとめ~
この記事の執筆者の信頼性

僕はひのと言います。
【主な保有資格】
社会保険労務士(全国社会保険労務士会連合会 登録)
ファイナンシャルプランナー2級(日本FP協会 登録)
平成29年2月、当時は技術系のサラリーマンで、月100時間の残業をしながらユーキャンの社会保険労務士講座を申し込みました。
そこから3度の受験・2年半を経て、令和元年度の社労士試験に合格しています。

| 受験年 | 勉強量 | 模試 | 結果 |
|---|---|---|---|
| 1年目 (平成29年) | 平日2h/休日2h・過去問5周 | 受けず | 選択式で3科目足切り/択一36点 |
| 2年目 | 平日4h/休日3h・過去問10周 | 受験 | 選択式の足切りなし/択一43点(あと2点) |
| 3年目 (令和元年) | スキマ時間を全投入・模試3回分を各5周 | 受験 | 択一47点で合格 |

見てのとおり、僕は一発合格した優等生ではありません。だからこそ「簡単だった」と言う人が何をやっていて、僕が何をやっていなかったのかを説明できます。
【結論】社労士は簡単だったのか?現役社労士の解答

先に結論を表にします。「簡単」と言われる部分と、そうでない部分を分けて見てください。
| 論点 | 実際のところ |
|---|---|
| 合格率 | 令和7年度は5.5%。 過去12年で10%を超えた年はゼロ |
| 出題形式 | 全問マークシート。 記述・論述・口述は一切なし → ここは簡単 |
| 合格ライン | おおむね7割。満点は不要 → ここも簡単(?) |
| 科目ごとの足切り | 1科目でも基準点を割ると即不合格 → ここが最難関 |
| 勉強時間 | 800〜1,000時間。 宅建の3倍以上 |
| 受験機会 | 年1回。 落ちたら1年待ち |
| 結論 | 「簡単な試験」ではない。ただしやることが決まっている試験なので、正しく積めば届く |

「簡単だった」と言う合格者は、試験そのものが易しいと言っているのではなく、やることが明確だったという意味で言っていることがほとんどです。
そもそも社労士試験とは?|科目・試験時間・受験資格

「社労士が簡単かどうか」を判断する前に、何を戦う試験なのかを押さえておきます。
社労士試験のスケジュール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 試験日 | 8月の第4日曜日 (令和8年度は2026年8月23日) |
| 申込受付 | 4月中旬〜5月末 (令和8年度は2026年5月31日で終了) |
| 受験手数料 | 15,000円 |
| 合格発表 | 10月上旬 (令和8年度は2026年10月1日) |
| 受験機会 | 年1回のみ |

申込を忘れると、勉強しても受けられません。1年が飛びます。
ここだけは絶対にカレンダーに入れてください。
社労士試験の出題形式と試験時間
| 形式 | 問題数・配点 | 試験時間 |
|---|---|---|
| 選択式 | 8問40点 (1問5点×8科目) | 80分 |
| 択一式 | 70問70点 (7科目×10問) | 210分 (3時間30分) |
択一式は3時間30分の長丁場です。知識だけでなく、体力と時間配分が問われます。模試を受けずに本番に行くと、ここで崩れます。

なお択一式の労災保険法・雇用保険法は、各10問のうち3問ずつが労働保険徴収法から出題されます。
社労士試験の科目(全10科目)
社労士科目別の難易度 ~どこで落ちるのか~
全科目が同じ重さではありません。合格者が落ちるポイントは、だいたい決まっています。
| 科目 | 難易度 | コメント |
|---|---|---|
| 労働基準法 | ★★☆ | とっつきやすい。 ここで挫折する人は少ない |
| 労働安全衛生法 | ★★☆ | 出題数は少ないが、細かい数字が狙われる |
| 労災保険法・雇用保険法 | ★★★ | 徴収法が絡んで複雑。 ただし得点源にもなる |
| 労働一般常識(労一) | ★★★★★ | 選択式の最難関。 白書・統計から出て、対策が立てにくい |
| 社会一般常識(社一) | ★★★★ | 労一と並ぶ足切りの温床 |
| 健康保険法 | ★★★ | 範囲は広いが素直 |
| 厚生年金・国民年金 | ★★★★ | 年金2法は最大のヤマ。 ここを制すると一気に安定する |

僕が3年目、労一の選択式を3点で拾えたのは、正直に言えば運もありました。労一は「深追いしない」が正解です。
関連記事:社労士の労一・社一対策 ~「ひどい」と言われる理由と足切り回避法を3回受験した僕が解説~
関連記事:社労士の難易度は?合格率・勉強時間・他資格比較で解説
社労士試験の受験資格
社労士試験は誰でも受けられるわけではありません。
次のいずれか1つを満たす必要があります。
【受験資格(いずれか1つ)】
① 学歴(大学・短大・高専の卒業など)
② 実務経験(3年以上)
③ 厚生労働大臣が認めた国家試験の合格(行政書士など)
高卒のままでは受験できません。この場合は、実務経験を積むか、行政書士などに合格して受験資格を得る必要があります。
関連記事:社労士になるには?受験資格から登録までを現役社労士が全解説
社労士が『簡単だった』と言われる5つの理由

まず、なぜ「社労士は簡単だった」という声が出てくるのか。
理由は5つあります。すべて事実です。
① 全問マークシートで、記述も論文もない
社労士試験の出題形式は選択式(8問40点)と択一式(70問70点)の2つだけ。どちらもマークシートです。
司法書士には記述式、行政書士にも記述式があり、司法書士にはさらに口述試験まであります。書く訓練・話す訓練が要らないぶん、社労士は対策が一本道です。
| 資格 | 出題形式 |
|---|---|
| 社労士 | マークシートのみ(選択式・択一式) |
| 行政書士 | マークシート+記述式 |
| 司法書士 | マークシート+記述式+口述試験 |
| 税理士 | 記述(計算・理論) |

「書く」「論じる」がないというのは、想像以上に大きいです。覚えたことを、そのまま点に変えられます。
② 7割取れば受かる(満点はいらない)
社労士試験の合格基準は、おおむね総得点の7割です。
【合格基準の目安】
・選択式:40点中28点以上(各科目5点中3点以上)
・択一式:70点中49点以上(各科目10点中4点以上)
※その年の難易度により補正(救済)あり
裏を返せば、3割は落としていいということです。
難問・奇問を捨てても合格できる設計になっています。ここが「社労士は簡単だった」と言われる最大の根拠です。

また、フォーサイトでは「合格点主義」を掲げています。
社労士の試験に合格するためには7割を取れればよく、満点を取る必要はありません。フォーサイトでは、最初から合格基準を目指すことで効率的に学べるようカリキュラムが組まれています。
効率的に学びたいという方にはフォーサイトがおすすめです。フォーサイトの社労士講座には、3つの種類があり金額や自分のレベルに合った講座を選べます。
一番安い講座だと8万円前後とほかの通信講座に比べると安価となっているので、お金の面で悩んでいる方にもおすすめです。
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↑↑ 受講生合格率は驚異の63% ↑↑
③ 勉強法がほぼ固定されている
社労士試験は暗記が中心です。やることは、
テキストでインプット → 過去問でアウトプット
の往復に尽きます。
「何をやればいいかわからない」という迷いが少ない試験なので、素直に積んだ人から受かっていきます。

僕も、やること自体は3年間ずっと同じでした。変えたのはやり方だけです。
④ 出題範囲が『条文』に閉じている
社労士試験で問われるのは、労働法と社会保険法の条文・通達・数字要件です。
判例の射程を論じたり、事案を分析したりする力は求められません。
つまり努力量がそのまま点数に反映されやすい試験です。地頭より、積み上げた時間が効きます。
⑤ 科目免除の制度がある
実務経験など一定の要件を満たす人は、科目免除を受けられる場合があります。該当する人にとっては、負担が大きく下がります。
ただしこれは限られた人の話で、多くの受験生には関係ありません。
関連記事:社労士の科目免除とは?条件や合格率など気になる点を解説します!
データで見る社労士試験の難易度 ~本当に簡単なのか~

ここからは感想ではなく数字です。3枚のグラフで見てください。
社労士の合格率は5〜7%台。10%を超えた年はゼロ

直近12年の合格率です。令和7年度は5.5%(受験43,421名・合格2,376名)。平成26年度の9.3%が最高で、10%を超えた年は一度もありません。
平成27年度に至っては2.6%です。100人受けて2〜3人しか受かりません。

「簡単だった」という声だけを見て受けにくると、この数字に飲まれます。合格率だけを見れば、社労士は明確に難関です。
主要資格と比べると、社労士は宅建の3分の1以下

宅建士18.7%、行政書士14.54%に対し、社労士は5.5%。司法書士(5.2%)とほぼ並びます。
つまり社労士は、合格率だけで見れば司法書士と同じ土俵にいます。
社労士の勉強時間は800〜1,000時間。宅建の3倍以上

宅建が約300時間、行政書士が約800時間、社労士は800〜1,000時間。司法書士の約3,000時間には及びませんが、働きながらなら1年〜2年がかりの量です。
関連記事:働きながら社労士は何年かかる?3回受験した現役社労士が解説
1年で1,000時間なら、1日あたり約2.7時間。毎日です。

僕は2回落ちているので、合格までに2,000時間以上は積んでいます。「簡単だった」と言えるのは、この量を積み切った人だけです。
関連記事:社労士の難易度は?合格率・勉強時間・他資格比較で解説
『昔の社労士試験は簡単だった』は本当か?

検索すると「昔の社労士試験は簡単だった」という声が出てきます。これは半分本当で、半分は誤解です。
【本当の部分】平成26年度は9.3%、平成3年度は10%台だった
上のグラフのとおり、平成26年度は9.3%です。直近の5.5%と比べれば、確かに合格しやすい年でした。さらにさかのぼれば、合格率が10%前後だった年もあります。
この時期に合格した人が「そんなに難しくなかった」と言うのは、その人の実感としては正しいわけです。
【誤解の部分】合格率は毎年ブレる。難化・易化は年単位で入れ替わる
ただし、平成27年度は2.6%です。9.3%の翌年に2.6%。社労士試験の合格率は、その年の問題の難易度と基準点の補正で大きく振れます。
2.6%って司法試験の予備試験並みの合格率です。
つまり「昔は簡単・今は難しい」という一方向の変化ではなく、もともと年ごとの振れ幅が大きい試験だということです。

だから「今年は簡単だった」という声も、翌年の自分にはあてにできません。基準はどの年に当たっても受かる状態に置いてください。
社労士が『簡単ではない』4つの理由

ここまでで「簡単だ」と言われる根拠は説明しました。次は、その逆です。僕が2回落ちた原因でもあります。
① 社労士試験は科目ごとの足切りがある ~総合点で勝っても落ちる~
社労士試験の最大の壁がこれです。
選択式は1科目5点中3点、択一式は1科目10点中4点。1科目でも下回れば、他が満点でも不合格です。
僕の1年目がまさにこれでした。択一は36点取れていたのに、選択式で3科目も足切りを食らって終了です。

総合点で7割取れば受かる試験なのに、たった1科目・たった1点で落ちる。
ここが社労士試験の一番いやらしいところです。
② 毎年の法改正がそのまま出題される
労働法・社会保険法は毎年のように改正されます。そして改正された箇所は狙われます。
僕は2年目、テキストを新調しませんでした。前年のもので足りると思ったからです。結果は択一43点、合格まであと2点。あの1冊をケチったことは、今でも失敗だったと思っています。

③ 出題範囲が10科目と広い
労働基準法、労働安全衛生法、労災保険法、雇用保険法、労働保険徴収法、労務管理その他の労働に関する一般常識、社会保険に関する一般常識、健康保険法、厚生年金保険法、国民年金法。
新しい科目に進むと前の科目を忘れます。これは全員がぶつかる壁です。

前の科目を忘れるやつ、僕もめちゃくちゃありました。忘れる前に戻る、を繰り返すしかありません。
④ 受験機会は年1回しかない
社労士試験は年1回、8月の第4日曜日です。
落ちれば次は1年後。宅建のように「今年ダメでも来年すぐ」という感覚では戦えません。
なお、令和8年度(第58回)の試験は2026年8月23日ですが、申込受付は2026年5月31日で終了しています。これから始める方の最初の受験機会は2027年8月です。
関連記事:社労士はやめとけと言われる7つの理由|現役社労士が本音で答える
僕が社労士に2回落ちて、3年目に『簡単だった』に少し近づいた話

数字の話は以上です。ここからは、僕の3年間の中身です。

1年目36点、2年目43点、3年目47点。教材は3年間ずっと同じユーキャン通信講座でした。
教材が悪くて落ちたのなら、3年目も落ちているはずです。落ちた原因は、全部こちら側にありました。

過去問10周と聞くと立派に見えますよね。でも中身は「この問題は3番」を覚えていただけです。設問が少し変わると解けませんでした。
3年目に変えたのは、教材ではなく『使い方』
【3年目に変えたこと】
・音声講義をスキマ時間に全投入した(これが決定打)
・朝、マクドナルドで勉強する時間を固定した
・模試を3回分受け、それを各5周した
・数字要件と法改正を、直前期に集中的に潰した
結果、択一47点で合格しました。「簡単だった」と言えるのは、ここまで積み切った人だけです。逆に言えば、積み切れば届く試験でもあります。
社労士に『簡単に』合格するための4つの勉強法

では、どうすれば最短で近づけるのか。僕の失敗の裏返しが、そのまま答えになります。
① 試験日から逆算してスケジュールを固定する
1年で1,000時間なら1日約2.7時間。
平日に取れないなら休日に寄せる。やる気ではなく場所と時刻を先に決めてください。

僕は3年目、朝マクドナルドに行く時間を固定しました。
② テキストと過去問を『科目ごと』に往復する
全科目を読み終えてから問題集に入るのは最悪です。
1科目読んだら、その科目の過去問へ
忘れる前に戻るのが原則です。
そして周回数は正義ではありません。答えを覚えたのではなく、理由で解けているか。ここだけを基準にしてください。
③ 模試を必ず受ける(ここを絶対にケチらない)
僕が1年目にケチった1万円です。時間配分も本番の空気も知らないまま突っ込んで、選択式で3科目足切りを食らいました。

3年目は模試3回分を各5周しました。本番で「この問題、模試で見たことある」が何度も起きます。模試代だけは絶対に削らないでください。
④ 働きながらなら通信講座を使う
社労士試験の本当の敵は、難易度そのものより800〜1,000時間を走り切れるかどうかです。
法改正・白書対策・スケジュール管理を独学で全部背負うと、そこで時間が溶けます。通信講座は、この「迷う時間」を買う道具です。
関連記事:社労士の勉強法|合格までの効率的な学習を現役社労士が解説
社労士の合格基準と救済措置のしくみ ~『簡単だった年』は基準が上がる

社労士試験の合否は、その年の問題の難易度によって動きます。ここを知らないと、手応えと結果がズレます。
社労士の合格基準点は毎年、補正される
社労士試験の合格基準は「総得点7割・各科目6割」が原型ですが、実際には毎年の平均点に応じて補正されます。
| ケース | 起きること |
|---|---|
| 問題が易しかった年 | 平均点が上がり、合格基準点が引き上げられることがある |
| 問題が難しかった年 | 基準点が引き下げられる(救済措置) |
| 特定の科目だけ難化 | その科目だけ基準点が2点(たまに1点)に引き下げられることがある |

つまり「今年は簡単だった」という年は、周りも取れているということです。
手応えが良いほど、合格基準が上がる可能性があります。
逆に「難しかった」と感じた年は救済が入ることがあり、自己採点で諦めた人が合格しているケースもあります。発表までは結論を出さないでください。
関連記事:2026年(令和8年度)社労士試験の合格ライン・救済措置・難易度・講評まとめ
だから『合格基準点ギリギリ』を狙ってはいけない
7割で受かる試験ですが、7割ちょうどを狙う勉強は危険です。
基準が動く以上、狙うべきは「どの年に当たっても抜ける状態」です。

僕の2年目は択一43点。あと2点でした。あの年、もし基準点が2点下がっていれば受かっていた。
そう考えた時期もありますが、それは運に賭けていただけです。
働きながら1日2.7時間をどう捻出するか
1,000時間を1年で積むなら、1日約2.7時間。
「そんな時間ない」と思うはずです。僕もそう思っていました。月100時間の残業をしていましたから。
【僕が3年目に確保した時間】
・朝:出社前にマクドナルドで1時間
・通勤:往復の電車で音声講義(約1時間)
・昼休み:一問一答を15分
・帰宅後:30分〜1時間
・休日:2〜3時間(家族優先で、無理はしない)
机に向かう時間だけを勉強時間だと思っていると、絶対に足りません。耳の時間を勉強に変えられるかどうかが分かれ目です。

3年目の僕を救ったのは、テキストではなく音声講義でした。移動中でも、耳だけは空いています。
だからこそ、動画・音声講義のある通信講座を選ぶ価値があります。スキマ時間を勉強時間に変換できる装置だと思ってください。
関連記事:社労士は音声教材の活用が必須!理解度が高まるおすすめ音声講座!
社労士は独学で『簡単に』受かるのか? ~通信講座との比較~

「社労士は簡単だった」と言う人の多くは、実は通信講座を使っています。独学で受かる人もいますが、時間の使い方がまるで違います。
| 独学 | 通信講座 | |
|---|---|---|
| 費用 | 1〜3万円 (テキスト・過去問) | 6万〜24万円 |
| 教材選び | 自分で比較して揃える | 申し込めば一式届く |
| 法改正・白書 | 自分で情報収集 | 講座がまとめてくれる |
| スケジュール | 自分で設計 | カリキュラムに乗るだけ |
| 質問 | できない | できる (回数制限は講座による) |
| 向いている人 | 学習経験があり自走できる人 | 初挑戦・働きながらの人 |

僕は1年目から通信講座(ユーキャン)を持っていました。それでも2回落ちています。足りなかったのは教材ではなく、模試とスケジュールと、続ける仕組みでした。
教材を持っているだけでは受かりません。ただし、迷う時間をゼロにできるという一点で、働きながらの人には通信講座が有利です。
関連記事:社労士通信講座おすすめ9社を徹底比較|現役社労士のランキング
社労士のおすすめ通信講座3選 ~『簡単だった』に近づく選び方~

現役社労士の僕が、目的別に3社を挙げます(公式サイトの情報にもとづきます)。
| 講座 | 受講料(税込) | 公式が出している実績 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| アガルート | 166,320円〜235,620円 | 合格率29.45%(令和7年度/全国平均5.47%の約5倍) | 質問し放題で徹底対策したい人 |
| フォーサイト | 59,800円〜133,800円 | 2025年 合格率63.0%(全国平均の約11倍) | 実績と学習環境で確実に |
| クレアール | 192,000円(一発ストレート合格パーフェクトコース) | 公式サイトでは確認できず | 範囲を絞って最短で受かりたい人 |
| (参考)ユーキャン | 79,000円 | 10年間の合格者1,400名突破(合格率は非公表) | 初挑戦で挫折したくない人 |
① 徹底的に社労士試験対策をしたいなら
➡︎ アガルート
② 社労士初学者向けなら
➡︎ ユーキャン
③ 効率的に社労士試験対策したいなら
➡︎ クレアール
④ 社労士の合格実績と講義の質なら
➡︎ フォーサイト
⑤ 社労士の通信講座をコスパで選びたいなら
➡︎ スタディング
⑥ 業界初の月額制サービスのコスパで選ぶなら
➡︎ 山川社労士予備校
アガルート社労士講座 ~出題カバー率と質問無制限~

令和7年度の受講生合格率29.45%。
全国平均の約5倍です。テキストの出題カバー率は約90%とされ、質問は回数無制限。合格すればお祝い金または全額返金の特典もあります。
↑↑圧倒的な出題カバー率↑↑
関連記事:アガルート社労士講座の評判口コミは?合格率・デメリット等を徹底レビュー
フォーサイト社労士講座 ~合格率63.0%とフルカラーテキスト~

2025年の受講生合格率は63.0%(全国平均の約11倍)。
フルカラーテキストとeラーニング「ManaBun」、双方向ライブ講義の「eライブスタディ」が特徴です。模擬試験は全コース標準で付いてきます。

また、フォーサイトでは「合格点主義」を掲げています。
社労士の試験に合格するためには7割を取れればよく、満点を取る必要はありません。フォーサイトでは、最初から合格基準を目指すことで効率的に学べるようカリキュラムが組まれています。
効率的に学びたいという方にはフォーサイトがおすすめです。フォーサイトの社労士講座には、3つの種類があり金額や自分のレベルに合った講座を選べます。
一番安い講座だと8万円前後とほかの通信講座に比べると安価となっているので、お金の面で悩んでいる方にもおすすめです。
↓↓社労士の驚異的な合格率↓↓
関連記事:フォーサイト社労士の評判口コミは?本当に合格可能か解説
クレアール社労士講座 ~非常識合格法で範囲を徹底的に絞る~

クレアールは「満点ではなく合格点」を狙う非常識合格法が看板。質問は回数無制限で、不合格でも翌年の受講が続けられるセーフティコースもあります。

受験しようと思ったタイミングによっては、今年合格できるかわからない……と不安に思う方もいるでしょう。
しかし、セーフティコースであればそのような悩みにも寄り添ってくれます。
セーフティコースがクレアールを選んだ決め手となったという合格者もいました。
クレアール合格者の口コミ②
クレアールの講座は、万一不合格でも、翌年の受講料を払わずにそのまま2年目の受講ができるセーフティコースがあります。
引用:合格者の声
試験まで6か月を切っており、少し無謀な挑戦でしたので確実に一発合格できるとは限らず、負担なく学習が続けられるコースの存在はありがたいです。
合格者返金プラン、試験受験料負担も、学習の励みになります。
気軽に質問がしたい、無理なく勉強をしたいという方にはクレアール社労士講座がおすすめです。
↓↓まずは資料請求で「非常識合格法」をゲット↓↓

どれを選んでも、最後は使い切った人が受かります。教材選びで消耗しないでください。
関連記事:ユーキャン社労士講座の評判・口コミ|だけで合格できるか本音レビュー
社労士が『簡単だった』と言える人・言えない人
同じ社労士試験でも、感じ方は人によって割れます。3年かけた僕の実感で分けます。

僕は下の箱に4つも当てはまっていました。やっぱり落ちるべくして落ちていますね。
社労士に受かると何が変わるのか
ここまで難しさの話ばかりしたので、最後に得られるものにも触れます。
| 項目 | 金額の目安 |
|---|---|
| 民間企業の平均給与 | 478万円 (国税庁・令和6年分) |
| 勤務社労士の年収 | 約460万円 |
| 社労士求人の平均年収 | 491万円 (東京都は546万円) |
正直に言えば、資格を取った瞬間に年収が跳ね上がる資格ではありません。ネットで見かける「勤務社労士500〜800万円」は盛りすぎです。
僕の場合、合格後に総務課へ異動できました。
技術系で月100時間残業していた頃と比べれば、働き方も、市場価値も、選択肢の数も変わりました。

年収の数字より、「嫌なら移れる」という状態を持てることのほうが、僕には大きかったです。
関連記事:社労士は人生変わる資格なのか|現役社労士が本音で語る8つのメリット
社労士試験に落ちた方へ!『簡単だった』と言えるのは次の1年

もし今年の試験に落ちてしまったなら、この節を読んでください。僕は2回落ちています。
社労士に一発合格できる人はどのくらいいるのか?
社労士試験は複数回受験して合格する人が多数派の試験です。合格者に占める一発合格者は決して多くありません。
つまり、1回落ちたことは特別な失敗ではありません。問題は、落ちた原因を正しく特定できるかどうかです。
| 落ち方 | 次にやること |
|---|---|
| 選択式の足切りで落ちた | 数字要件と白書対策を、直前期の固定メニューにする |
| 択一があと数点だった | 過去問を「答え」ではなく「理由」で解けるまで戻す |
| 総合的に届かなかった | 勉強時間の絶対量が足りない。スキマ時間を全部使う設計に変える |
| そもそも間に合わなかった | 受験年を1年後ろに倒す。半年で突っ込むと僕の1年目になる |

僕の2年目は「あと2点」でした。あの1年で変えるべきだったのは、テキストを新調することと過去問の解き方でした。
再始動は早いほどいい
社労士試験の合格発表は10月です。
そこから翌年8月までは約10か月。800〜1,000時間を積むなら、10月・11月には走り出しておきたいところです。
「発表を待ってから考える」だと、実質2か月を失います。手応えが微妙なら、自己採点の時点で動き出してください。
関連記事:社労士通信講座おすすめ9社を徹底比較|現役社労士のランキング
↓↓社労士の驚異的な合格率↓↓
社労士は簡単だった?よくある質問(FAQ)
Q. 社労士試験は本当に簡単ですか?
A. 簡単ではありません。令和7年度の合格率は5.5%で、過去12年で10%を超えた年は一度もありません。ただし全問マークシートで、7割取れば合格でき、勉強法もほぼ固定されているため、正しく積み上げれば届く試験です。「簡単だった」と言う合格者は、試験が易しいという意味ではなく、やることが明確だったという意味で言っていることがほとんどです。
Q. 昔の社労士試験は簡単だったのですか?
A. 半分本当です。平成26年度の合格率は9.3%で、直近の5.5%より高い水準でした。ただしその翌年の平成27年度は2.6%まで落ちています。社労士試験はもともと年ごとの振れ幅が大きく、「昔は簡単・今は難しい」という一方向の変化ではありません。
Q. 社労士の合格率は何%ですか?
A. 令和7年度は5.5%です(受験43,421名・合格2,376名)。近年は5〜7%台で推移しており、10%を超えた年はありません。
Q. 社労士は何時間勉強すれば合格できますか?
A. 800〜1,000時間が目安です。1年で1,000時間なら1日あたり約2.7時間。宅建の約300時間、行政書士の約800時間と比べても多く、司法書士の約3,000時間よりは少ない、という位置づけです。
Q. 社労士と行政書士、どちらが難しいですか?
A. 合格率で見ると社労士のほうが難関です。令和7年度は行政書士14.54%に対し、社労士は5.5%。勉強時間も社労士のほうが多く必要です。ただし行政書士には記述式があり、単純比較はできません。
Q. 社労士は独学でも合格できますか?
A. できますが、法改正と白書対策を自力で追う必要があり、そこで時間を失う人が非常に多いです。働きながら目指すなら通信講座のほうが現実的です。僕自身は1年目から通信講座を使い、それでも2回落ちています。
Q. マークシートだけなら簡単なのでは?
A. 記述や論述がないぶん対策は一本道です。ただし社労士試験には科目ごとの基準点(足切り)があり、選択式は1科目5点中3点、択一式は1科目10点中4点を下回ると、総合点が高くても不合格になります。僕は1年目、択一36点を取りながら選択式の3科目足切りで落ちました。
Q. 7割取れば受かるなら簡単ですよね?
A. 3割落としてよいのは事実です。ただし7割というのは総合点の話で、科目ごとの基準点は別に満たす必要があります。捨て科目を作れないのが社労士試験です。
Q. 試験当日「簡単だった」と感じたのですが、合格でしょうか?
A. 手応えだけでは判断できません。社労士試験は年ごとの難易度に応じて合格基準点が補正されます(救済措置)。易しい年は基準点が上がる可能性もあります。自己採点をしたら、その年の合格ライン・救済措置・各社の講評をまとめたページを確認してください。
Q. 社労士は3か月で合格できますか?
A. おすすめしません。800〜1,000時間を3か月に詰めると1日9〜11時間が必要になります。働きながらであれば現実的ではありません。僕は1年目、勉強期間が半年しかない状態でその年の試験に突っ込み、足切りで落ちています。
Q. 何回も落ちる人と一発合格する人の差は何ですか?
A. 教材の差ではなく使い方の差です。僕は3年間ずっと同じ教材でしたが、1年目36点、3年目47点でした。変えたのは、模試を受けること、法改正を追うこと、過去問を「答えを覚える」のではなく「理由で解く」ところまでやり切ることの3点です。
Q. 社労士試験はいつありますか?
A. 年1回、8月の第4日曜日です。令和8年度(第58回)は2026年8月23日ですが、申込受付は2026年5月31日で終了しています。これから始める方の最初の受験機会は2027年8月です。
社労士は簡単だったのか ~まとめ~
結論をもう一度書きます。社労士試験は簡単ではありません。
合格率5.5%、勉強時間800〜1,000時間、科目ごとの足切りあり、受験は年1回。数字はすべて「難関」を指しています。
それでも「社労士が簡単だった」という声が出るのは、次の5つが事実だからです。
そして、簡単ではない理由も4つあります。
僕は1年目から通信講座を持っていました。それでも2回落ちました。3年目、教材はそのままで、模試を受け、法改正を追い、過去問を理由で解けるまでやり切って、択一47点で合格しました。

社労士は、才能で受かる試験ではありません。やることが決まっている試験です。だから、正しく積めば「簡単だった」と言える側に回れます。
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