こんにちは。ひのです。
行政書士試験の記述式は3問で60点、試験全体300点の2割を占める配点です。
試験が終わった直後は「択一は自己採点できたけど、記述が何点になるのか分からない」と落ち着かない人が多いはずです。
記述式の点数は、令和9年1月27日の合格発表のあとに届く合否通知書で初めて分かります。
この記事では、記述式の配点・採点・過去問・対策について、公式に分かっていることと予備校などの見方を区別しながら整理しました。
【この記事でわかること】
・記述式の配点と出題形式(3問60点・40字程度)
・択一の自己採点から記述で必要な点数を逆算する早見表
・部分点と採点基準について公表されていること・いないこと
・令和5〜7年度の記述式の出題テーマと正解例の字数
・記述式を捨てるリスクと、部分点を取る勉強法
・記述対策ができる通信講座と再受験の講座選び

僕が受けた社労士試験に記述式はありませんが、足切りで1回落ちた経験があります。点数が見えないまま待つ時間のつらさは分かるので、数字で整理していきますね。
記述式の対策も含めて来年に備えたい人には、当サイト限定のアガルートとのタイアップ企画があります。
『とにかく資格ブログ×アガルートタイアップ企画』

【特典内容】
当サイト経由からの行政書士講座購入(アガルート行政書士講座が対象)でAmazonギフト券3,000円分をプレゼント!
【対象講座】
【2026,2027年合格目標】
入門総合講義
入門カリキュラム/ライト
入門カリキュラム/フル
中上級総合講義
中上級カリキュラム/ライト
中上級カリキュラム/フル
上級カリキュラム/ライト
上級カリキュラム/フル
速習カリキュラム
【実施期間】
2026年7月1日~
【本キャンペーンお問い合わせ】
info_campaign@for-it.co.jp
※アガルートでは、この件の問い合わせを受け付けていません
【本キャンペーンの提供方法】
・本企画は、とにかく資格ブログ及びパートナー会社協力の元で提供するキャンペーンです。詳しくは協力パートナー会社の『特設ポリシーページ』をご確認ください。
・申込確認後、協力パートナー会社よりAmazonギフト発行のご連絡をさせていただきます。Amazonギフトの発行には、最大2ヵ月ほど要する場合がございます。
↓当サイト経由の申込でアマギフプレゼント↓
↑限定企画でオトクに始めよう↑
- この記事の執筆者の信頼性
- 行政書士試験の記述式とは?3問60点・40字程度で答える問題
- 行政書士の記述式は何点必要?択一の自己採点から逆算する
- 行政書士記述式の部分点と採点基準|「採点がおかしい」と感じる理由
- 行政書士の記述式の過去問|令和5〜7年度の出題テーマと正解例
- 記述式は捨てても受かる?0点・白紙のリスクを数字で検証
- 行政書士試験後の記述式の自己採点と合格発表までの流れ
- 行政書士の記述式対策|部分点を取る勉強法5ステップ
- 行政書士記述式の解き方|本試験で部分点を取る書き方の手順
- 行政書士記述式対策ができる問題集・通信講座の選び方
- 行政書士記述式で落ちた人の再受験|来年に向けた講座の選び方
- 行政書士の記述式でよくある質問
- まとめ ~行政書士の記述式は捨てずに部分点を積み上げよう~
この記事の執筆者の信頼性

僕はひのと言います。
【主な保有資格】
社会保険労務士(全国社会保険労務士会連合会 登録)
ファイナンシャルプランナー2級(日本FP協会 登録)
会社の総務部門で給与計算・社会保険事務を担当(現役)
僕は令和元年度の社労士試験に合格しました。合格までに3回受験して、通信講座を使った勉強期間は2年半です。
社労士試験にも「労一」「社一」という足切り科目があり、僕は2回目の受験で法令科目の得点は足りていたのに、この足切りで落ちています。行政書士の基礎知識も仕組みは同じで、法令科目とは別の対策が要ります。
行政書士部門の記事は、法律専門家の監修を受けています。
行政書士試験の記述式とは?3問60点・40字程度で答える問題

行政書士試験の記述式がどんな問題なのか、配点と出題形式から確認します。
記述式は法令等科目で3問、1問20点の60点満点
行政書士試験は「法令等」と「基礎知識」の2科目で、記述式は法令等の中で出題されます。
試験研究センターの試験概要では、法令等は択一式と記述式、基礎知識は択一式で出題すると定められています。

出典:行政書士試験研究センター「試験概要」
合否判定基準によると、記述式は3問で60点、1問あたり20点です。

出典:行政書士試験研究センター「令和7年度行政書士試験合否判定基準」
5肢択一式は1問4点なので、記述式の1問は択一5問分の配点になります。
記述式の60点は試験全体300点の20%で、1問あたりの配点は試験の中で一番大きい問題です。

| 出題形式 | 出題数 | 1問の配点 | 満点 |
|---|---|---|---|
| 5肢択一式(法令等) | 40問 | 4点 | 160点 |
| 多肢選択式(法令等) | 3問 | 8点 (空欄1つ2点) | 24点 |
| 記述式(法令等) | 3問 | 20点 | 60点 |
| 5肢択一式(基礎知識) | 14問 | 4点 | 56点 |
| 合計 | 60問 | — | 300点 |
出典:行政書士試験研究センター「令和7年度行政書士試験合否判定基準」
科目ごとの配点と出題範囲は『行政書士試験の科目と配点は?法令・基礎知識の出題範囲と科目別の対策、勉強の優先順位を解説』の記事で解説しています。
記述式の出題は行政法1問・民法2問(令和5〜7年度)
記述式は問題44〜46の3問です。
令和5〜7年度はいずれも、問題44が行政法、問題45と46が民法から出題されました。
憲法や商法からの記述式は、この3年間は出ていません。
民法が2問を占めるので、記述式60点のうち40点分は民法の出来で決まります。
記述式は40字程度で答える形式
記述式は、事例を読んで、問われたことを40字程度の文章で答える形式です。
試験研究センターが公表した正解例の字数を数えると、令和5〜7年度の9問は36字〜45字に収まっていました。

長い説明を書く試験ではなく、結論と根拠のキーワードを40字に詰める試験だと考えてください。

社労士の選択式も「正しい語句を1つ選べるか」の勝負でした。行政書士の記述式は、その語句を自分で書いて40字の文にする分、択一よりも知識の正確さが問われます。
行政書士の記述式は何点必要?択一の自己採点から逆算する

試験後にまず知りたいのは「記述で何点取れば合格できるか」だと思います。
合格基準と自分の択一の点数から、記述式で必要な点数を逆算できます。
記述式に関わる合格基準は「全体180点・法令等122点」
合格するには、次の3つの基準を1つも欠かさずに満たす必要があります。
記述式の点数は、法令等の122点と全体の180点の両方に入ります。
基礎知識の24点は択一だけで決まるので、記述式でカバーすることはできません。
基礎知識の足切りと自己採点の方法は『行政書士の基礎知識(一般知識)の足切りは6問24点|自己採点で確かめる方法と対策を現役社労士が解説』の記事で解説しています。
択一の自己採点から記述で必要な点数
択一の合計点(法令等の5肢択一・多肢選択と、基礎知識の合計)が分かれば、180点に足りない分が記述式で必要な点数です。
| 択一の合計点 | 記述式で必要な点数 | 記述3問での目安 |
|---|---|---|
| 170点 | 10点以上 | 1問の半分 |
| 160点 | 20点以上 | 1問分 |
| 150点 | 30点以上 | 1問半 |
| 140点 | 40点以上 | 2問分 |
| 130点 | 50点以上 | 2問半 |
| 120点 | 60点(満点) | 3問すべて満点 |
| 119点以下 | 届かない | — |
出典:行政書士試験研究センター「令和7年度行政書士試験合否判定基準」をもとに作成

早見表は全体180点だけを見たものなので、法令等122点の条件も別に確認が必要です。
たとえば択一合計が150点でも、そのうち法令等の択一が80点なら、法令等122点に届くには記述式で42点が必要になります。
記述式で必要な点数は「180点−択一合計」と「122点−法令等の択一」の大きいほうです。
択一の点数によっては記述式が採点されないことがある
令和8年度の試験案内には、記述式が採点されないケースについての記載があります。
択一式を採点した時点で合格基準に届いていないと判断された受験者は、記述式の採点を省かれることがあるという内容です。

出典:行政書士試験研究センター「令和8年度行政書士試験のご案内」
その場合は、合否通知書に記述式問題の採点を行わなかった旨が記載されます。
記述式は最大60点なので、計算上は択一合計が120点未満、法令等の択一が62点未満、基礎知識が24点未満のどれかに当たると、記述式が満点でも合格基準に届きません。
ただし、どの点数で採点を省くかの具体的な線は公表されていません。

合否通知書に「採点を行わなかった」と書かれていたら、記述の出来ではなく択一の段階で届いていなかったという意味です。来年はまず択一の底上げから考えましょう。
行政書士記述式の部分点と採点基準|「採点がおかしい」と感じる理由

記述式でよく調べられているのが「部分点はあるのか」「採点がおかしいのではないか」という疑問です。
ここは、公表されている事実と、予備校などの見方を分けて説明します。
記述式の採点基準は公表されていない
試験研究センターが公表しているのは、試験問題、正解(記述式は正解例)、配点、合格基準です。
記述式の1問20点を、どの要素に何点ずつ配るかという採点基準は公表されていません。
試験案内では、合否通知書に記載された成績内容についての問い合わせには一切応じないとしています。
記述式の正解例は1つとは限らない
記述式の正解例は、1問に1つとは限りません。
令和6年度の問題45では正解例が3つ、令和5年度の問題46では2つ示されています。
令和6年度の問題45は、先取特権を使う構成のほかに、催告して契約を解除し、目的物を取り戻す構成も正解例に入っていました。
結論に至る筋道が複数ある問題では、正解例と字面が違っても正解になり得るということです。
記述式に部分点があると考えられている理由
予備校の解説記事では、記述式に部分点があることを前提に、白紙で出さずキーワードを書くよう勧めているものが多く見られます。
たとえば伊藤塾のコラムは「記述式は部分点を狙え」として、記述式を捨てないよう呼びかけています。
ただし、これは予備校の分析や受験生の得点をもとにした見方で、試験研究センターが部分点の仕組みを説明したものではありません。
「採点がおかしい」と感じたときに知っておきたいこと
「行政書士 記述 採点 おかしい」という検索が毎月あるように、自己採点と通知された点数のずれに戸惑う人は少なくありません。
自己採点がずれる理由として考えられるのは、次のような点です。
【自己採点と点数がずれやすい例】
・結論は合っていても、根拠となる制度名や用語が違う
・「誰に」「何を」など、問われた形に答えていない
・漢字や制度名の書き間違い
・40字程度から大きく外れている
上の例は採点基準が公表されていない中での推測で、実際の採点理由は分かりません。
成績への問い合わせはできないので、点数に納得できなくても結果は変わりません。

点数が出たあとに悩む時間はつらいですよね。でも採点の中身は分からないので、僕は「次にどこを直せば点が伸びるか」だけを考えるようにしていました。
行政書士の記述式の過去問|令和5〜7年度の出題テーマと正解例

記述式の過去問は、試験研究センターのホームページで公開されています。

出典:行政書士試験研究センター「過去の試験問題と正解」
試験問題を書籍やホームページに載せるにはセンターの許諾が必要とされているので、ここでは問題文は載せず、論点と正解例の要点だけをまとめます。
| 年度 | 問題 | 科目 | 論点 | 正解例の要点 |
|---|---|---|---|---|
| 令和7年度 | 問題44 | 行政法 | 裁決固有の瑕疵 | Y市を被告に 裁決取消訴訟 |
| 令和7年度 | 問題45 | 民法 | 日常家事債務と表見代理 | 日常家事の範囲内と 信じる正当な理由 |
| 令和7年度 | 問題46 | 民法 | 事務管理 | 管理の継続義務と 有益費の償還請求 |
| 令和6年度 | 問題44 | 行政法 | 競願関係の取消訴訟 | 国を被告に 免許処分か拒否処分の取消訴訟 |
| 令和6年度 | 問題45 | 民法 | 動産売買の先取特権 | 一般債権者に優先して 代金を確保(正解例3つ) |
| 令和6年度 | 問題46 | 民法 | 債権者代位権 | 登記請求権を 代位して行使 |
| 令和5年度 | 問題44 | 行政法 | 議員の出席停止の懲罰 | 差止訴訟と 仮の差止めの申立て |
| 令和5年度 | 問題45 | 民法 | 抵当権の物上代位 | 払渡し前に 保険金債権を差し押さえる |
| 令和5年度 | 問題46 | 民法 | 請負の契約不適合責任 | 報酬減額・損害賠償・解除 (正解例2つ) |
出典:行政書士試験研究センター「試験問題の正解」(令和5〜7年度)をもとに作成
行政法の記述式は「誰を被告に、どの訴訟か」
令和5〜7年度の行政法の記述式は、3問とも行政事件訴訟法の訴訟の種類や被告、仮の救済を答える問題でした。
行政法の記述式は、訴訟類型・被告・仮の救済を40字で書けるかが直近3年の共通点です。
行政事件訴訟法は択一でも毎年出る分野なので、択一の知識を「書ける形」にしておくと記述にもそのまま使えます。
民法の記述式は範囲が広くヤマを張りにくい
民法は、担保物権(先取特権・物上代位)、債権(債権者代位・事務管理)、契約(請負)、親族と総則(日常家事債務と表見代理)と、3年で範囲がばらけています。
民法は2問40点分あるので、特定の分野に絞るより、条文と主要な判例の結論を言葉で説明できるようにしておくのが近道です。
記述式の過去問は何年分やればいい?
試験研究センターのホームページでは、令和2年度以降の試験問題と正解が公開されています。
アガルートの入門カリキュラムと中上級カリキュラムには、平成29年以降の記述式の過去問が収録されています。
過去問は論点の出方を知るための教材で、同じ論点がそのまま出るとは限らないので、予想問題と組み合わせるのが効率的です。
択一式も含めた過去問の使い方と過去問集の選び方は『行政書士の過去問は何年分?おすすめ過去問集5選と3周の使い方・無料で解く方法を現役社労士が解説』の記事で解説しています。
独学で使うテキストと問題集は『行政書士独学のおすすめテキスト・参考書5選!これだけでいい冊数と選び方を現役社労士が解説』の記事で解説しています。
記述式は捨てても受かる?0点・白紙のリスクを数字で検証

「記述式は捨てて、択一で180点を取る」という作戦を考える人もいます。
数字で見ると、この作戦はかなり厳しいです。
記述0点なら択一240点のうち75%が必要
択一式は法令等184点と基礎知識56点で、合計240点です。
記述式が0点だと、この240点のうち180点、つまり75%を択一だけで取る必要があります。
| 記述式の点数 | 択一で必要な点数 | 択一の正答率 |
|---|---|---|
| 0点 | 180点 | 75.0% |
| 20点 | 160点 | 66.7% |
| 30点 | 150点 | 62.5% |
| 40点 | 140点 | 58.3% |
| 60点 | 120点 | 50.0% |
出典:行政書士試験研究センター「令和7年度行政書士試験合否判定基準」をもとに作成
記述式で20点取れるだけで、択一で必要な点数は20点、5肢択一式5問分下がります。
行政書士試験の合格率は10年間で9.95%〜15.72%
行政書士試験の合格率は、直近10年で9.95%〜15.72%の間で推移しています。

直近の令和7年度は、50,163人が受験して7,292人が合格し、合格率14.54%でした。
1割強しか受からない試験で、配点の2割を最初から手放すのはリスクが大きいです。
行政書士試験の難易度と合格率は『行政書士の難易度は?合格率・偏差値・勉強時間で本当の難しさを現役社労士が解説』の記事で解説しています。
時間が足りなくても記述式は白紙にしない
時間が足りなくなったときも、記述式は白紙で出さないほうがよいというのが、予備校の解説で共通している意見です。
結論の一言や制度名だけでも書いておけば、部分点がある場合にそれを取りにいけます。

本試験は3時間で60問なので、記述に使える時間は限られます。僕なら「結論の語句だけは必ず書く」と決めて、記述の時間を先に確保しておきます。
行政書士試験後の記述式の自己採点と合格発表までの流れ

令和8年度の行政書士試験は11月8日(日)に行われ、合格発表は令和9年1月27日(水)です。

記述式の自己採点は「幅」で見積もる
択一式は各予備校の解答速報で点数を出せますが、記述式は採点基準が公表されていないので、正確な点数は出せません。
記述式は「満点に近い」「半分くらい」「ほぼ0点」のように幅で見積もり、早見表と合わせて合格の可能性を考えるのが現実的です。
記述式しだいの人が合格発表までにやることは、『行政書士試験に落ちたかも…自己採点後にやることと合格発表までの過ごし方』の記事で解説しています。
スタディングは、解答速報のページで無料登録すると記述式の採点と総合判定ができると案内しています。
↓記述式の採点サービスもチェック↓
↑解答速報は試験終了後に随時更新↑
解答速報と自己採点のやり方は『【解答速報】2026年(令和8年度)行政書士試験の合格点・難易度・講評まとめ|自己採点のやり方も解説』の記事で解説しています。
記述式の点数は合否通知書でわかる
1月27日は午前9時に、センター事務所の掲示板で合格者の受験番号が公示されます。
ホームページへの掲載は、同じ日の午前中からです。
合否通知書は、合格発表後に受験者全員(欠席者などを除く)へ圧着はがきで送られます。
記述式を含む得点は合否通知書に記載されるので、ここで初めて記述式の点数が分かります。
合格者には、2月12日(金)に合格証が簡易書留郵便で発送される予定です。
受験票は合格発表日まで大切に保管するよう案内されているので、捨てずに取っておきましょう。
合格発表の当日の流れと、合格後の登録の手続きは『行政書士の合格発表はいつ?令和8年度は1月27日9時|確認方法と合否通知書・合格証、合格後の手続きを現役社労士が解説』の記事で解説しています。
合格発表までの2か月半の過ごし方
自己採点で合格ラインを超えていそうな人は、登録や実務の準備を始められます。
ボーダー付近の人や届かなかった人は、記述式の結果を待たずに来年の準備を始めるかどうかを決めておくと、時間を無駄にしません。
通信講座の多くはすでに2027年合格目標の講座を販売しているので、早く始めるほど学習期間を長く取れます。
合格までの勉強時間とスケジュールは『行政書士の勉強時間とスケジュール!半年・1年で合格するための計画を解説』の記事で解説しています。
行政書士の記述式対策|部分点を取る勉強法5ステップ

記述式は、択一の知識を「自分の言葉で40字に書ける」状態にする練習が必要です。

STEP1:記述式の前に択一の知識を固める
記述式の論点は、択一式と同じ条文・判例から出ます。
択一で正誤を判断できない論点は、記述でも書けません。
記述対策は、民法と行政法の択一がある程度解けるようになってから始めるのが効率的です。
STEP2:過去問の正解例を要素に分解する
正解例は「誰が・誰に対して・何を・どんな根拠で」の要素に分けて読みます。
たとえば令和5年度の問題45の正解例は、「物上代位」「払渡し前」「差押え」という3つのキーワードで組み立てられています。
キーワードを抜き出しておくと、自分の答案に何が足りないかが分かります。
STEP3:問いに合わせた答え方を覚える
記述式は、問いの形に合わせて文を結ぶことが大切です。
「どのような訴訟を提起すべきか」と聞かれたら訴訟の種類で結び、「何をしなければならないか」と聞かれたら行為で結ぶ、という対応です。
問いとずれた答えは、知識が合っていても点につながりにくいと考えられます。
STEP4:40字程度で書く練習をする
書き始める前に、入れたいキーワードを3つほど決めてから文にすると、字数をコントロールしやすくなります。
令和5〜7年度の正解例は36字〜45字だったので、45字前後を書きすぎの目安にするとよいでしょう。
STEP5:予想問題と模試で仕上げる
過去問と同じ論点がそのまま出るとは限らないので、仕上げは予想問題や模試で、初めて見る問題に慣れておきます。
アガルートの中上級カリキュラムには、本試験で出題が予想される分野から作ったオリジナル問題80問を解く「総まくり記述80問攻略講座」が入っています。

出典:アガルートアカデミー「行政書士試験 中上級総合講義/中上級カリキュラム」

記述式は独学だと「自分の答案が何点なのか」が分からないのが一番の弱点です。添削や解説講義がある講座を使うと、ずれに早く気づけます。
行政書士記述式の解き方|本試験で部分点を取る書き方の手順

勉強法と同じくらい大事なのが、本試験でどう書くかです。
記述式は1問20点なので、書く手順を決めておくだけで取りこぼしを減らせます。
手順1:記述式は問われていることを先に確認する
事例を読む前に、問題文の最後にある問いを確認します。
「誰に対して」「どのような請求を」「何を根拠に」など、答えに入れる要素が問いの中に示されていることが多いからです。
手順2:答案に入れるキーワードを書き出す
問題用紙の余白に、結論・根拠・相手方などのキーワードを先に書き出します。
3つ程度のキーワードがそろえば、40字の答案はほぼ組み立てられます。
手順3:下書きで字数を整えてから清書する
字数を数えながら下書きし、40字程度に収まったら解答欄に書き写します。
試験研究センターの正解例は、1行15マスの表の形で示されています。
15マスで3行弱と覚えておくと、下書きの段階で字数を目で確かめやすくなります。
手順4:時間がないときは結論の語句から書く
時間が足りないときは、結論の語句(訴訟の種類や請求の内容など)だけでも先に書きます。
文として完成していなくても、白紙よりは部分点の可能性が残ると考えられます。
記述式を解く順番は模試で決めておく
記述式を最初に解くか最後に解くかは、人によって分かれます。
大事なのは、模試で自分の順番と時間を決めておき、本試験で迷わないことです。
試験当日の流れと時間の使い方は『行政書士試験の持ち物と当日の流れ|時計・途中退室・昼食の注意点を現役社労士が解説』の記事で解説しています。

試験は時間との勝負なので、記述に何分使うかを模試の段階で決めておくと、本番で焦りにくくなりますよ。
行政書士記述式対策ができる問題集・通信講座の選び方

記述式は、独学だと採点してくれる人がいないのが弱点です。
通信講座の中には、記述式専用の講義や問題集、添削をカリキュラムに入れているところがあります。

| 講座 | 記述式対策の内容 | 受講料 |
|---|---|---|
| アガルート | 入門カリキュラム:記述過去問解説講座 中上級カリキュラム:総まくり記述80問攻略講座 | 入門ライト205,920円 中上級ライト295,020円 (期間限定10%OFF・税込) |
| フォーサイト | 直前対策講座に「記述問題対策編」 | バリューセット1 66,800円(税込) |
| 伊藤塾 | スタンダードコースに 記述式解法演習(問題・解説) | 258,000円 |
| スタディング | 記述式解法講座 記述対策問題集 | スタンダード 54,000円(税込) |
| クレアール | 記述マスター講義 (10問の演習・添削付き) | 完全合格初学者カレッジコース 96,330円(11月割引価格) |
出典:各社公式サイト(2026年11月3日確認)
記述式の問題集を選ぶ3つのポイント
市販の問題集や講座の教材で記述式を対策するときは、次の3点を確認しましょう。
独学の場合は、書いた答案を正解例と見比べて、足りない要素に印を付けていくと自分の弱点が見えてきます。
アガルート|記述過去問と予想問題80問で書く力をつける
アガルートの入門カリキュラム(ライト・フル)には、平成29年以降の記述過去問を解説する「記述過去問解説講座」が入っています。
入門総合講義だけのプランには含まれないので、記述対策も一緒に受けたい人はカリキュラムを選びます。
学習経験者向けの中上級カリキュラム(ライト・フル)には「総まくり記述80問攻略講座」があり、記述で伸び悩んだ人に向けた内容です。
中上級カリキュラムには、2027年の試験に合格すると全額返金かお祝い金5万円を選べる合格特典があります(条件あり)。
アガルートの評判と合格特典の条件は『アガルート行政書士の評判・口コミは?合格率の実態と料金・合格特典の条件、向いている人を解説』の記事で解説しています。
『とにかく資格ブログ×アガルートタイアップ企画』

【特典内容】
当サイト経由からの行政書士講座購入(アガルート行政書士講座が対象)でAmazonギフト券3,000円分をプレゼント!
【対象講座】
【2026,2027年合格目標】
入門総合講義
入門カリキュラム/ライト
入門カリキュラム/フル
中上級総合講義
中上級カリキュラム/ライト
中上級カリキュラム/フル
上級カリキュラム/ライト
上級カリキュラム/フル
速習カリキュラム
【実施期間】
2026年7月1日~
【本キャンペーンお問い合わせ】
info_campaign@for-it.co.jp
※アガルートでは、この件の問い合わせを受け付けていません
【本キャンペーンの提供方法】
・本企画は、とにかく資格ブログ及びパートナー会社協力の元で提供するキャンペーンです。詳しくは協力パートナー会社の『特設ポリシーページ』をご確認ください。
・申込確認後、協力パートナー会社よりAmazonギフト発行のご連絡をさせていただきます。Amazonギフトの発行には、最大2ヵ月ほど要する場合がございます。
↓当サイト経由の申込でアマギフプレゼント↓
↑限定企画でオトクに始めよう↑
フォーサイト|直前対策講座の記述問題対策編
フォーサイトの直前対策講座には「記述問題対策編」があり、単科でも申し込めます。
基礎講座から直前対策講座までそろったバリューセット1は66,800円で、費用を抑えたい人に向いています。
学習経験者向けには、基礎講座が付かない再チャレンジセット(62,800円)もあります。
フォーサイトの評判は『フォーサイト行政書士の評判・口コミは?落ちた・足りないと言われる理由と合格率の実態を解説』の記事で解説しています。
↓記述問題対策編もセットで学べる↓
↑バリューセット1は66,800円↑
伊藤塾|記述式解法演習と添削

出典:伊藤塾「2027年合格目標 行政書士合格講座 スタンダードコース」
伊藤塾のスタンダードコースには、使用教材として「記述式解法演習 問題・解説」が入っています。
添削や質問制度もあり、答案を見てもらいながら書く力をつけたい人に向いています。
伊藤塾の評判は『伊藤塾行政書士の評判口コミは?合格実績と料金・講座の選び方、向いている人を解説』の記事で解説しています。
↓記述式の解法演習つき↓
↑添削・質問制度あり↑
スタディング|スマホで記述式解法講座
スタディングは、スタンダード(54,000円)とコンプリートのコースに、記述式解法講座と記述対策問題集が入っています。
コンプリートは11月30日までのキャンペーン価格で58,400円です。
スタディングの評判は『スタディング行政書士の評判・口コミは?合格者数の実績と料金・デメリットを現役社労士が解説』の記事で解説しています。
↓スマホで記述対策まで完結↓
↑無料お試しあり↑
クレアール|記述マスター講義と添削

出典:クレアール「2027年合格目標 完全合格初学者カレッジコース」
クレアールの完全合格初学者カレッジコースには、竹原健講師の「記述マスター講義」が入っています。
10問の問題演習が付いていて、答案を提出して添削を受けられます。
11月割引価格は96,330円で、2027年の試験に合格して体験記の執筆などに協力すると、お祝い金2万円が出ます。
クレアールの評判は『クレアール行政書士の評判口コミは?受講生の体験談と料金・コース、向いている人を解説』の記事で解説しています。
↓記述は添削付きで練習できる↓
↑11月割引価格は96,330円↑
各社の料金や合格実績をまとめた比較は『行政書士通信講座おすすめランキング12選【2027年合格目標】料金・合格率を専門家が比較』の記事で解説しています。
行政書士記述式で落ちた人の再受験|来年に向けた講座の選び方

合否通知書で記述式の点数が低かった人は、来年の勉強法を変えるタイミングです。
記述で足りなかったのか、そもそも択一で届いていなかったのかで、選ぶ講座は変わります。
記述式の結果別に見直すポイント
| 合否通知書の結果 | 見直すポイント | 候補になる講座 |
|---|---|---|
| 択一は合格ライン近く 記述で届かなかった | 書く練習と添削 | アガルート中上級 クレアール |
| 記述式が 採点されなかった | 択一の底上げが先 | フォーサイト スタディング |
| 民法の記述だけ 点が伸びない | 民法の条文・判例を 言葉で説明する力 | アガルート 伊藤塾 |
| 費用を抑えて 再挑戦したい | 演習中心のセット | フォーサイト 再チャレンジセット |
出典:各社公式サイト(2026年11月3日確認)をもとに作成
記述式の点数は、合否通知書で科目ごとの得点と一緒に確認できます。
択一と記述のどちらで届かなかったのかを先に確かめてから講座を選ぶと、同じ失敗を繰り返しにくくなります。

僕も社労士試験は合格までに3回受けました。2回目は法令の点は足りていたのに足切りで落ちたので、「どこで点が足りなかったか」を見て対策を変える大切さは身にしみています。
学習経験者が記述まで仕上げるならアガルート中上級
択一の基礎はできていて、記述で届かなかった人には、アガルートの中上級カリキュラムが候補になります。
総まくり記述80問攻略講座と記述過去問集がライト・フルのどちらにも含まれ、記述の演習量を確保できます。
当サイト経由で申し込むと、中上級カリキュラムもAmazonギフト券プレゼントの対象です。
↓当サイト経由の申込でアマギフプレゼント↓
↑中上級カリキュラムも対象↑
再受験におすすめの講座と再受講割引は『【2027年】行政書士試験に落ちた!再受験におすすめの講座と再受講割引、何度も不合格になる原因を解説』の記事で解説しています。
行政書士の記述式でよくある質問
まとめ ~行政書士の記述式は捨てずに部分点を積み上げよう~

行政書士試験の記述式について、ポイントをまとめます。
【この記事のまとめ】
・記述式は法令等で3問、1問20点の60点満点
・令和5〜7年度は行政法1問・民法2問、正解例は36〜45字
・記述で必要な点数は「180点−択一合計」と「122点−法令等の択一」の大きいほう
・採点基準は公表されておらず、得点は合否通知書で分かる
・記述0点なら、択一240点のうち75%が必要になる
記述式は、合否通知書が届くまで点数が分からない問題です。
結果を待つ間に、来年に向けて書く練習を始めるかどうかを決めておきましょう。
記述式まで対策できる講座を選ぶなら、記述専用の講義や添削があるかを確認してください。
各社の通信講座の比較は『行政書士通信講座おすすめランキング12選【2027年合格目標】料金・合格率を専門家が比較』の記事で解説しています。


コメント