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司法書士試験直前期の過ごし方!今やるべき勉強法とやってはいけないことを解説

shihoushosi-chokuzenki 司法書士

司法書士試験を目前に控えたみなさん、こんにちは!ひのです。

司法書士試験は合格率4〜5%台(令和7年度=5.21%)という、国家資格のなかでも屈指の超難関試験です。

1年、人によっては数年かけて積み上げてきた努力の成果が決まるのが、

本試験前の「直前期」です。(今です)

そして残酷なことに、直前期の過ごし方ひとつで、合否は本当に変わります。

同じ実力でも、直前1〜2か月の戦い方を間違えるだけで、あと数点が届かずに涙をのむ受験生を、僕は何人も見てきました。逆に、直前期に正しく整えた人は、本番で実力以上の力を出します。

【司法書士試験直前期】
・勉強すればするほど、自分の知識が足りない気がして不安…
・残り時間が少ないのに、何を優先して勉強すべきか…
・模試の点数が伸びず、本番が怖くて…
・直前期に「やってはいけないこと」を知らずにやってしまっていないか…

ひの
ひの

その気持ち、痛いほどわかります。僕自身も社労士試験を2度落ちて、3度目でようやく合格しました。とくに2度目の直前期は、不安からあれもこれもと手を広げて、結局どれも中途半端なまま本番を迎えてしまったんです。3度目は「直前期にやることを絞る」と決めて、はじめて合格できました。

この記事では、社労士受験で直前期の戦い方を痛い目を見ながら学んだ僕が、司法書士試験の直前期に「やるべきこと」と「やってはいけないこと」を、合格者・専門家の視点でとことん具体的に解説します。

この記事を読めばわかること
✅ 直前期はいつから?令和8年度(2026年)本試験から逆算したスケジュール
✅ 直前期にやるべきこと7つ・やってはいけないこと7つ
✅ 午前・午後の科目別「直前チェックポイント」
✅ 配点が倍増した記述式の直前対策
✅ 本試験当日の時間配分・持ち物・メンタル管理
✅ 「もう間に合わないかも」と感じたときの立て直し方

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  1. この記事の執筆者の信頼性
  2. 【結論】司法書士試験直前期にやるべきこと・やってはいけないこと
  3. 司法書士試験の『直前期』とは?いつから始まる?
  4. 直前期の学習時間は「科目配分」で差がつく
  5. 司法書士試験直前期にやるべきこと
    1. やるべきこと① 過去問・答練を『回し』、解ける状態をキープする
    2. やるべきこと② 配点が倍増した記述式を『毎日』触る
    3. やるべきこと③ 基準点を割りやすい科目を底上げする
    4. やるべきこと④ 本番と同じ時間割で『総合演習』を行う
    5. やるべきこと⑤ 頻出の暗記事項を『最終チェックリスト』で総ざらい
    6. やるべきこと⑥ 模試・答練は『受けっぱなし』にせず復習に徹する
    7. やるべきこと⑦ 体調・生活リズムを本番(7/5)に合わせて整える
  6. 逆に司法書士試験直前期にやってはいけないこと【NG行動】
    1. やっていはいけない① 新しい教材・講座に手を出す
    2. やっていはいけない② マイナー論点・重箱の隅を深追いする
    3. やっていはいけない③ 苦手科目を捨てて放置する
    4. やっていはいけない④ 生活リズムを崩す・徹夜で詰め込む
    5. やっていはいけない⑤ SNS・掲示板で情報を集めすぎる
    6. やっていはいけない⑥ 完璧を目指して自分を追い込む
    7. やっていはいけない⑦ 模試の判定・点数に一喜一憂する
  7. 【科目別】司法書士試験の直前期に押さえる出題ポイント
  8. 記述式の直前対策!配点倍増で合否を分けるパートに!
    1. 記述は『答案構成』のスピードを最後まで磨く
    2. 『ひな形』を手で書いて思い出せる状態にする
    3. 過去問・答練の記述を『時間を計って』解く
  9. 司法書士試験直前期のスケジュール【1か月前〜当日】
  10. 本試験当日の流れ・時間配分・持ち物
    1. 司法書士試験当日のタイムスケジュール
    2. 午後の時間配分がカギ
    3. 試験会場への持ち物チェックリスト
  11. 司法書士直前期のメンタル・体調管理
    1. 不安は『準備の量』で打ち消す
    2. 直前期は睡眠を削らない
    3. 体調を崩さない工夫
  12. 司法書士試験直前期の追い込み・記述対策に強いおすすめ通信講座
    1. ① アガルート ~実績重視・得点力を一気に上げたい人に~
    2. ② 伊藤塾|記述・答案構成を直前答練で固めたい人に
    3. ③ クレアール|範囲を絞って効率よく仕上げたい人に
  13. 『直前期、もう間に合わないかも』と感じたら
  14. 司法書士試験の合格率・基準点データ
    1. 令和7年度の基準点・合格点
  15. 司法書士試験 直前期に関するよくある質問(FAQ)
  16. 司法書士試験直前期の過ごし方まとめ

この記事の執筆者の信頼性

執筆者ひの(ひのブログ 司法書士部門 執筆)
保有資格社会保険労務士(社労士)・FP2級
受験経験社労士試験に2度不合格→3度目で合格。難関国家資格の「直前期の戦い方」を実体験
発信方針各社の講座・教材・試験データを一次情報で確認し、受験生目線で正直に解説

僕はひのと言います。

【主な保有資格】
社会保険労務士(全国社会保険労務士会連合会 登録)
ファイナンシャルプランナー2級(日本FP協会 登録)

3度の社労士試験受験、2年半の試験勉強を経て令和元年度社労士試験で合格しました。長きにわたる士業の受験勉強を経験し、抑えるべきツボと、必要な対策は理解しています。

僕は司法書士の有資格者ではありませんが、社労士受験で「直前期に何をすればよかったのか」を、不合格という形で骨身に染みて学びました。

だからこそ、これから本番を迎えるみなさんに同じ後悔をしてほしくない。試験データは法務省・各予備校の公表値をもとに、できるだけ正確にお伝えします。

【結論】司法書士試験直前期にやるべきこと・やってはいけないこと

まずは結論から。直前期にやるべきこと・避けるべきことを一覧にまとめました。

詳細はこのあと一つずつ解説します。

⭕ やるべきこと❌ やってはいけないこと
過去問・答練を回し「解ける状態」を維持する新しい教材・講座に手を出す
配点が倍増した記述式を毎日触るマイナー論点の深追い・重箱の隅つつき
基準点を割りやすい科目を底上げする苦手科目を捨てて放置する
本番と同じ時間割で時間配分を訓練する夜型・徹夜で生活リズムを崩す
頻出の暗記事項を最終確認するSNS・掲示板で情報を集めすぎる
体調・メンタルを整え当日に備える「完璧」を目指して自分を追い込む
ひの
ひの

ざっくり言うと、直前期は「新しいことを増やす時期」ではなく「今ある力を確実に得点へ変える時期」です。この一覧の意味を、これから具体的に掘り下げていきますね。

司法書士試験の『直前期』とは?いつから始まる?

司法書士試験の直前期に明確な定義はありませんが、一般に本試験の約1〜2か月前(5月後半〜7月上旬)を指します。

新しい知識を入れる「インプット期」を終え、これまで積み上げた知識を得点に変える「アウトプット・総仕上げ期」に切り替わるタイミングです。

令和8年度(2026年)の司法書士試験は、筆記試験が2026年7月5日(日)。

ここから逆算すると、5月の連休明け〜6月が直前期の本番にあたります。まずは合格発表までの全体スケジュールを押さえておきましょう。

時期(令和8年度)内容
5/7(木)〜5/18(月)受験申込(願書受付)
7/5(日)筆記試験(午前9:30〜11:30/午後13:00〜16:00)
8/12(水)択一式の基準点・問題・正答の公表
10/1(木)筆記試験の合格発表(合格点・合格率)
10/13(火)口述試験
11/5(木)最終合格発表
ひの
ひの

受験料は8,000円、全国15会場で実施されます。直前期はこの「7/5」というゴールから逆算して、1日1日を設計するのが鉄則です。

直前期の学習時間は「科目配分」で差がつく

直前期は限られた時間をどう配分するかが勝負です。

司法書士試験は午後の登記法(不動産登記法・商業登記法)と記述式の比重が非常に大きく、ここを固められるかで合否が分かれます。

下のグラフは、当サイトが考えた合格者が直前期に意識する科目別の学習配分の目安です。

直前期の学習時間 科目別配分の目安※ 登記法と記述式に全体の半分以上を投下するのが合格者の鉄則不動産登記法(択一+記述)20%商業登記法(択一+記述)18%記述式の答案演習18%民法14%会社法・商法10%民訴・民執・民保8%供託法・司法書士法6%憲法・刑法6%
ひの
ひの

ポイントは、不動産登記法・商業登記法・記述式の3つで全体の半分以上を占めること。逆に憲法・刑法のようなマイナー科目に時間をかけすぎるのは直前期では悪手です。配点と出題数を考えれば、どこに時間を投じるべきかは明確ですね。

もちろん、あなたの得意・不得意によって配分は調整すべきです。

模試で基準点を割っている科目があれば、その底上げを優先しましょう。次の章から、直前期に「やるべきこと」を具体的に挙げていきます。

司法書士試験直前期にやるべきこと

ここからは、直前期に必ずやっておきたいことを7つご紹介します。

どれも「新しいことを足す」のではなく、これまでの蓄積を確実に得点へ変えるための行動です。

やるべきこと① 過去問・答練を『回し』、解ける状態をキープする

直前期の主役は、まちがいなく過去問と答練の反復です。

司法書士試験は過去問の焼き直し・類題が多く出題されるため、過去問を、

見た瞬間に正誤と理由が言える

レベルまで仕上げることが合格への最短ルートになります。

このとき大切なのは、正解した問題こそ「なぜ他の選択肢が誤りなのか」まで説明できるかを確認すること。

なんとなく当たっているだけの肢は、本番で形を変えられると崩れます。間違えた肢・あいまいな肢には印をつけ、試験直前に一気に見直せるようにしておきましょう。

ひの
ひの

過去問は「何周したか」ではなく「どれだけ正確に・速く解けるか」が本質です。3周してもあいまいなら意味がない。
逆に、完璧に仕上がった過去問なら、直前の総点検は1日でも回せます。

やるべきこと② 配点が倍増した記述式を『毎日』触る

司法書士試験の記述式は、令和6年度から配点が70点→140点へと倍増し、合否を分ける最重要パートになりました。

記述は「勘が鈍りやすい」のが特徴で、数日触らないだけで答案構成のスピードが落ちます。だからこそ、直前期は1日1問でもいいので毎日、記述式に手を動かすことが鉄則です。

時間がない日は、フルで書かずに「登記の目的・登記原因・申請人」を頭の中で組み立てるだけでも効果があります。

重要なのは、論点を抜き出して申請書の骨格を組む「答案構成」のトレーニングを途切れさせないこと。令和7年度の記述式は基準点70.0点に対し平均点69.3点と、まさに記述で合否が割れる構図でした。

やるべきこと③ 基準点を割りやすい科目を底上げする

司法書士試験には、午前の部・午後の部(択一)・記述式それぞれに基準点(足切り)があり、1つでも下回ると総合点が高くても不合格になります。

直前期は、模試で基準点を割りやすい科目の底上げを最優先にしましょう。

多くの受験生がつまずくのは、午後の択一(不動産登記法・商業登記法・民訴系)と記述です。逆に、得意科目をさらに伸ばすより、苦手科目を「基準点+αまで引き上げる」ほうが、合格可能性は大きく上がります。

やるべきこと④ 本番と同じ時間割で『総合演習』を行う

司法書士試験は、午前2時間(35問)・午後3時間(35問+記述2問)という長丁場で、時間配分そのものが合否を左右します。

とくに午後は択一を約60〜70分で解き切り、残りを記述に充てる配分が王道。

ひの
ひの

これを本番でいきなり実行するのは不可能です。

直前期には、最低でも数回は「午前9:30〜11:30、午後13:00〜16:00」と本番同様のスケジュールで通し演習をしておきましょう。

マークシートの塗り方、見直しのタイミング、トイレ休憩まで含めて、本番をシミュレーションしておくと当日の精神的な余裕がまったく違います。

やるべきこと⑤ 頻出の暗記事項を『最終チェックリスト』で総ざらい

司法書士試験は暗記量が膨大です。

直前期は、これまで作ってきたまとめノートや各社の「直前チェック」教材を使い、頻出の暗記事項を一気に総ざらいしましょう。

とくに数字・期間・例外規定・添付書面は本番で問われやすく、直前の詰め込みが点に直結します。

おすすめは、試験前日や当日の朝に見返す「自分専用の最終チェックリスト」を1〜2枚にまとめておくこと。あいまいだった論点、何度も間違えた肢、忘れやすい登記の添付書面などを集約しておけば、本番直前の数十分が最大の得点源になります。

ひの
ひの

「当日の朝に何を見るか」を直前期のうちに決めておくと安心感が段違いです。僕も社労士のときは、A4・2枚の最終チェックを握りしめて会場に向かいました。そしてこれが案外効きます!

やるべきこと⑥ 模試・答練は『受けっぱなし』にせず復習に徹する

直前期に模試や答練を受ける人は多いですが、本当に差がつくのは「復習」です。

点数や順位に一喜一憂するのではなく、「なぜ間違えたのか」「知識不足か・ケアレスミスか・時間切れか」を分類し、つぶしていきましょう。

特に、多くの受験生が間違えた問題(正答率の高い問題)を落としているなら最優先で復習します。逆に、正答率が極端に低いマニアックな問題は復習の優先度を下げてOK。

直前期は「みんなが取れる問題を確実に取る」ことが合格ラインに乗る最短ルートです。

ひの
ひの

難しい問題でも簡単な問題でも、点数は一緒です。

やるべきこと⑦ 体調・生活リズムを本番(7/5)に合わせて整える

意外と見落とされがちですが、直前期は生活リズムを本番に合わせることも立派な戦略です。

本試験は午前9:30開始。普段から朝型に整え、試験開始の数時間前には頭が働く状態をつくっておきましょう。

睡眠を削った詰め込みは、記憶の定着を妨げ、当日のパフォーマンスを確実に落とします。直前期だからこそ、睡眠・食事・適度な運動で心身のコンディションを整えることが、最後の数点を取り切る土台になります。

体調管理については後ほど詳しく解説します。

【直前期にやるべきこと】
① 過去問・答練を回し「解ける状態」を維持
② 配点倍増の記述式を毎日触る
③ 基準点を割りやすい科目を底上げ
④ 本番と同じ時間割で総合演習
⑤ 頻出暗記事項を最終チェックリストで総ざらい
⑥ 模試・答練は復習に徹する
⑦ 生活リズムを本番(7/5)に合わせる

逆に司法書士試験直前期にやってはいけないこと【NG行動】

やるべきことと同じくらい大切なのが、「やってはいけないこと」を避けることです。

直前期のNG行動は、これまでの努力を一瞬で台無しにしかねません。直前期にありがちな失敗を7つ紹介します。

【直前期、これをやると危険!】
頑張ってきた人ほど不安から「あれもこれも」と手を広げ、かえって失点する。これが直前期の典型的な落とし穴です。

やっていはいけない① 新しい教材・講座に手を出す

「この問題集も評判がいいらしい」「直前期だから新しい講座を追加しよう」。

これは直前期で最もやってはいけない行動です。

新教材は知識の体系を混乱させ、消化不良のまま本番を迎える原因になります。直前期は、これまで使い込んだ教材を信じて完成度を上げることに徹しましょう。

ひの
ひの

自分の教材を最後まで信じ抜くこと!

やっていはいけない② マイナー論点・重箱の隅を深追いする

不安になると「こんな細かい論点も出るかも」とマニアックな知識に手を伸ばしがち。

ですが、これも逆効果。

司法書士試験は基本〜標準レベルの問題を確実に取った人が受かる試験です。

誰も解けない難問を1問取るより、みんなが取れる問題を落とさないことのほうが、はるかに合格に直結します。

ひの
ひの

難しい問題でも簡単な問題でも、点数は一緒です。(2回目です)

やっていはいけない③ 苦手科目を捨てて放置する

「もう間に合わないから、この科目は捨てよう」という判断は、基準点(足切り)のある司法書士試験では致命傷になりかねません。

各科目に基準点がある以上、1科目でも極端に低いと、総合点が高くても不合格です。

完璧にする必要はありませんが、最低でも基準点を超えるラインまでは粘りましょう。

やっていはいけない④ 生活リズムを崩す・徹夜で詰め込む

焦りから睡眠時間を削り、夜型・徹夜で詰め込むのは典型的なNG行動です。

睡眠不足は記憶の定着を妨げ、当日の集中力・判断力を確実に落とします。

直前期こそ「眠ること」も勉強のうちと考え、本番の時間帯に合わせて生活を整えてください。

やっていはいけない⑤ SNS・掲示板で情報を集めすぎる

司法書士試験の直前期はX(旧Twitter)や受験掲示板で「あの論点が出る」「今年はこの科目が狙われる」といった情報が飛び交います。

しかし、根拠のない予想や他人の進捗は、あなたの不安をあおるだけ。

情報収集に時間を使うより、目の前の過去問を1問でも多く固めましょう。他人の仕上がり具合は、あなたの合否と何の関係もありません。

やっていはいけない⑥ 完璧を目指して自分を追い込む

司法書士試験は、満点を取る試験ではありません。

基準点を超え、合格点(令和7年度は350点満点中255.0点)に届けば合格です。

「全部できないと受からない」という完璧主義は、直前期の最大の敵。すべての論点を完璧にする必要はないと割り切り、取れる問題を確実に取る戦略に切り替えましょう。

やっていはいけない⑦ 模試の判定・点数に一喜一憂する

直前期の模試でE判定が出ても、落ち込む必要はありません。

模試はあくまで弱点を見つける道具であり、本番の合否を決めるものではありません。

実際、直前期の模試から本番までで大きく伸びる受験生は珍しくありません。結果ではなく「間違えた原因」だけを受け取り、淡々と修正する。

それが直前期のメンタルの保ち方です。

【直前期のNG行動】
① 新しい教材・講座に手を出す
② マイナー論点・重箱の隅を深追いする
③ 苦手科目を捨てて放置する
④ 生活リズムを崩す・徹夜で詰め込む
⑤ SNS・掲示板で情報を集めすぎる
⑥ 完璧を目指して自分を追い込む
⑦ 模試の判定・点数に一喜一憂する

ひの
ひの

NG行動に共通するのは「不安からの行動」です。直前期の不安は誰にでもあるもの。その不安を、新しい教材ではなく「使い込んだ教材の反復」にぶつけられた人が、最後に笑えます。

【科目別】司法書士試験の直前期に押さえる出題ポイント

司法書士試験の筆記は、午前の部(択一35問)と午後の部(択一35問+記述2問)に分かれます。直前期に各科目で押さえておきたいポイントを一覧にしました。

区分科目直前チェックの重点
午前
(35問)
民法物権・担保物権・相続の頻出論点。条文と判例の結論を即答できるか
不動産登記法(実体)民法と連動する論点。午後の登記法とセットで固める
会社法・商法機関設計・募集株式・組織再編。数字と手続の流れ
憲法・刑法出題数は少なめ。深追いせず頻出判例・基本論点に絞る
午後
(35問+記述2問)
不動産登記法最重要。添付書面・登記原因・申請構造を完璧に
商業登記法役員変更・組織再編・登記すべき事項。記述と直結
民訴・民執・民保手続の流れと例外。失点しやすいので基準点確保を優先
供託法・司法書士法範囲が狭く得点源にしやすい。確実に満点を狙う
記述式(不登・商登)配点140点。答案構成の速度と正確さを毎日訓練
ひの
ひの

午後の登記法と記述式が、合否を分ける主戦場です。午前で稼いだ貯金も、午後の基準点割れで一発アウト。直前期は「午後をいかに安定させるか」に最も神経を使ってください。

記述式の直前対策!配点倍増で合否を分けるパートに!

前述のとおり、司法書士試験の記述式は令和6年度から配点が70点→140点へと倍増しました。

択一だけ仕上げても、記述で崩れれば合格は遠のきます。直前期の記述対策を具体的に見ていきましょう。

記述式の配点は令和6年度から倍増(70→140点)0408012016070点令和5年度140点令和6年度140点令和7年度記述式が合否を分ける最重要パートに(午後・2問)

令和7年度の記述式は、基準点70.0点に対して平均点が69.3点。基準点と平均点がほぼ同じという、まさに記述で合否が割れる構図でした。

ひの
ひの

択一で基準点を超えた受験生の中で、記述の出来が最後のふるいになっているのです。

記述は『答案構成』のスピードを最後まで磨く

記述式で時間切れになる最大の原因は、答案構成(論点の抽出→申請書の骨格づくり)に時間がかかりすぎること。

直前期は、問題文を読んで「登記の目的・登記原因・申請人・添付書面」を素早く拾い出す訓練を毎日繰り返しましょう。

フルで書く時間がない日でも、骨格を組むところまでなら15〜20分でできます。

『ひな形』を手で書いて思い出せる状態にする

不動産登記・商業登記の申請書ひな形は、頭で理解しているだけでは本番で書けません。

直前期は、頻出のひな形を実際に手で書いて、見なくても再現できる状態まで持っていきましょう。所有権移転、抵当権設定・抹消、役員変更、募集株式の発行など、頻出パターンを優先します。

過去問・答練の記述を『時間を計って』解く

本番の午後は、択一35問を約60〜70分で解き、残りの時間を記述2問に充てる配分が基本です。

記述に使える時間は1問あたり30〜40分程度。この時間内で書き切る感覚を、直前期の演習でつかんでおきましょう。

時間を計らずにダラダラ書く練習は、本番では役に立ちません。

ひの
ひの

記述は「毎日触れた人」が圧倒的に強いパートです。1日空けると勘が鈍る。逆に言えば、直前期に毎日コツコツ続けるだけで、ライバルに差をつけられます。
記述に不安がある人は、直前答練や添削指導が充実した講座を併用するのも有効な手です。

司法書士試験直前期のスケジュール【1か月前〜当日】

直前期は時期によって「やること」が変わります。本試験から逆算した、時期別の過ごし方の目安をまとめました。

時期やること
約1か月前
(〜6月上旬)
全科目を一巡。過去問・答練を高速で回し、弱点科目をあぶり出す。記述は毎日継続。本番形式の通し演習を開始
約3週間前弱点科目を集中的に底上げ。模試の復習を徹底。最終チェックリストの作成に着手
約2週間前新しいことは入れない。過去問の総点検と記述の答案構成訓練。暗記事項の総ざらい
約1週間前生活リズムを本番(朝型)に。最終チェックリストを完成。あいまいな論点だけを潰す。体調管理を最優先
前々日・前日詰め込みすぎない。持ち物・会場・交通手段を確認。最終チェックリストを軽く見返し、早めに就寝
試験当日
(7/5)
朝に最終チェックリストを確認。午前・午後の時間配分を意識し、解ける問題から確実に。最後まで諦めない
ひの
ひの

「1週間前から急に焦って新しいことを始める」のが一番危険。直前期のスケジュールを今のうちに決めておけば、残り期間を迷わず走り切れます。とくに最後の1週間は、新しい知識より「コンディションづくり」に振り切ってOKです。

本試験当日の流れ・時間配分・持ち物

直前期の総仕上げとして、本試験当日のイメージも固めておきましょう。

当日の流れと時間配分を知っておくだけで、本番の緊張は大きく和らぎます。

司法書士試験当日のタイムスケジュール

時間内容
〜9:00頃着席・受付。最終チェックリストで最後の確認
9:30〜11:30午前の部(択一35問・2時間)
11:30〜13:00昼休憩(軽めの食事・午後に備える)
13:00〜16:00午後の部(択一35問+記述2問・3時間)

午後の時間配分がカギ

合否を分けるのは午後の3時間です。

択一35問を約60〜70分で解き切り、残り110〜120分を記述2問に充てるのが王道の配分。

択一に時間をかけすぎると記述が書き切れず、致命傷になります。直前期の通し演習で、この配分を体に染み込ませておきましょう。

試験会場への持ち物チェックリスト

【当日の持ち物】
✅ 受験票
✅ 筆記用具(HBの鉛筆・シャープペン複数本)
✅ 消しゴム(予備も)
✅ 時計(通信機能のないアナログ推奨)
✅ 最終チェックリスト(朝・昼に見返す用)
✅ 昼食・飲み物・軽食(チョコなど甘い系)
✅ 上着(会場の冷房対策)
✅ 常備薬・ハンカチ・ティッシュ

ひの
ひの

当日の朝にバタバタしないよう、持ち物は前日のうちにそろえておきましょう。試験当日の解答速報や合格基準点の予想は、別記事の『司法書士試験当日まとめページ』で随時更新しています。

司法書士直前期のメンタル・体調管理

直前期は、知識の総量よりも当日に実力をどれだけ発揮できるかで結果が変わります。そのためのメンタルと体調の整え方を押さえておきましょう。

不安は『準備の量』で打ち消す

直前期の不安は、頑張ってきた人ほど強く感じるものです。

不安そのものをゼロにはできませんが、「これだけやった」という準備の積み重ねが、本番での自信に変わります。やるべきことを淡々と続けることが、最良のメンタルケアです。

直前期は睡眠を削らない

睡眠不足は記憶の定着を妨げ、判断力・集中力を落とします。

直前期だからこそ、十分な睡眠を確保しましょう。とくに試験1週間前からは、本番の時間帯に頭が働くよう朝型に切り替えておくと安心です。

体調を崩さない工夫

夏場の試験のため、会場の冷房対策(上着)や、消化の良い食事、適度な運動でコンディションを整えましょう。

試験直前に体調を崩すと、これまでの努力が出し切れません。手洗い・うがい・睡眠で、当日にピークを持っていく意識が大切です。

【メンタルが揺れたときの合言葉】
・他人の進捗は自分の合否と無関係
・満点ではなく「合格点」を取ればいい
・模試の判定より「間違えた原因」だけを見る
・不安は「今日やるべき1問」に変える

ひの
ひの

完璧主義になりすぎないこと。司法書士試験は満点勝負ではありません。「取れる問題を確実に取る」と決めて当日を迎えれば、不思議と落ち着いて解けるものです。あなたのこれまでの努力は、ちゃんと力になっています。

司法書士試験直前期の追い込み・記述対策に強いおすすめ通信講座

「独学で続けてきたけれど記述が不安」「直前答練や模試で総仕上げをしたい」という人は、直前期だけ講座のサポートを取り入れるのも有効です。

直前期の追い込みに向く3校を紹介します。

① アガルート ~実績重視・得点力を一気に上げたい人に~

令和7年度の合格率28.6%(全国平均の約5.5倍)。

フルカラーテキストと分かりやすい講義で、直前期の総まとめ・得点直結のインプットに強い講座です。独学からの乗り換えにも対応しやすく、短期で得点力を底上げしたい人に向いています。

② 伊藤塾|記述・答案構成を直前答練で固めたい人に

令和7年度の合格者占有率54.3%(751名中408名)。

記述指導に定評があり、直前答練やパーソナル指導でアウトプットを徹底的に鍛えられます。配点倍増の記述式に不安がある人は、伊藤塾の答練で本番感覚を磨くのがおすすめです。

③ クレアール|範囲を絞って効率よく仕上げたい人に

「非常識合格法」で出題範囲を合格に必要な部分に絞り込むのが特徴。

Web中心でスキマ時間に学べ、コスパも業界トップクラス。働きながら短時間で仕上げたい人に向いています。

『直前期、もう間に合わないかも』と感じたら

直前期に「今年はもう間に合わないかもしれない」と感じる受験生は少なくありません。

でも、司法書士試験は合格者の平均受験回数が3〜4回、一発合格は10%以下というのが現実です。複数回受験こそが、この試験の「普通」なのです。

最後まで諦めずに当日を迎えることが第一ですが、もし今年が思うような結果でなくても、積み上げた勉強は来年への確実なアドバンテージになります。

落ちた後の動き方しだいで翌年の結果は大きく変わります。万一に備えた立て直し方は、『司法書士試験の再受験・再受講の解説記事』で詳しくまとめています。

ひの
ひの

まずは7/5の本番に全力を出し切りましょう。そのうえで、もし悔しい結果になっても、あなたの努力は無駄になりません。来年、一緒に笑えるように——いまは目の前の1問に集中していきましょう!

司法書士試験の合格率・基準点データ

直前期のモチベーション維持のためにも、試験の全体像を数字で押さえておきましょう。

司法書士試験の合格率は毎年4〜5%台で推移する超難関国家試験です。

司法書士試験 合格率の推移(筆記+口述・最終)4.5%5.0%5.5%5.1%令和35.2%令和45.2%令和55.28%令和65.21%令和7毎年4〜5%台で推移する超難関国家試験(令和7年度=5.21%)

令和7年度(2025年)は、受験者14,418名に対し合格者751名、筆記試験の合格率は5.21%、合格者の平均年齢は42.05歳でした。年齢に関係なく挑戦できるのも、この試験の特徴です。

令和7年度の基準点・合格点

区分基準点満点
午前の部(択一)78点105点
午後の部(択一)72点105点
記述式70.0点140点
総合(合格点)255.0点350点

注意したいのは「上乗せ点」の存在です。

3つの基準点の合計は78+72+70.0=220.0点ですが、最終的な合格点は255.0点。基準点をすべて超えても、さらに約35点の上積みが必要ということです

つまり、各科目で基準点ギリギリではなく、得意分野でしっかり加点しておく必要があります。

ひの
ひの

直前期は「基準点+上乗せ点」を意識すると、どこで点を稼ぐかが見えてきます。苦手は基準点突破、得意は上乗せの源泉。この発想で残り期間の科目配分を組み立てましょう。

司法書士試験 直前期に関するよくある質問(FAQ)

Q. 司法書士試験の直前期はいつから始まりますか?
A. 明確な定義はありませんが、一般に本試験の約1〜2か月前(5月後半〜7月上旬)を指します。令和8年度は筆記試験が7月5日(日)なので、5月の連休明け〜6月が直前期の本番です。新しい知識を入れる時期から、得点に変える総仕上げの時期へ切り替えましょう。

Q. 直前期に新しい教材や講座を始めても大丈夫ですか?
A. 基本的におすすめしません。新教材は知識の体系を混乱させ、消化不良のまま本番を迎える原因になります。直前期は使い込んだ教材の完成度を上げることに徹しましょう。ただし、記述対策の直前答練や模試など「アウトプットを補強する」目的での利用は有効です。

Q. 直前期は1日何時間くらい勉強すべきですか?
A. 人や環境によりますが、時間の長さより「中身」が重要です。社会人なら平日3〜4時間・休日に多めという形でも、過去問の反復と記述演習に集中すれば十分戦えます。睡眠を削ってまで時間を増やすのは逆効果なので避けましょう。

Q. 記述式の直前対策で一番大事なことは何ですか?
A. 毎日触れて「答案構成のスピード」を落とさないことです。記述は配点が140点(令和6年度から倍増)と合否を分けるパート。フルで書けない日も、登記の目的・原因・申請人・添付書面を頭で組み立てる訓練を続けましょう。

Q. 模試でE判定でした。もう間に合わないでしょうか?
A. 落ち込む必要はありません。模試は弱点を見つける道具で、本番の合否を決めるものではありません。直前期から本番までで大きく伸びる受験生は珍しくありません。判定ではなく「間違えた原因」だけを受け取り、淡々と修正していきましょう。

Q. 直前期に苦手科目は捨ててもいいですか?
A. おすすめしません。司法書士試験は各科目に基準点(足切り)があり、1科目でも極端に低いと総合点が高くても不合格になります。完璧にする必要はありませんが、最低でも基準点を超えるラインまでは粘りましょう。

Q. 試験の前日は何をすればいいですか?
A. 詰め込みすぎず、最終チェックリストを軽く見返す程度にとどめましょう。持ち物・会場・交通手段を確認し、早めに就寝してコンディションを整えることが最優先です。前日に無理をして当日のパフォーマンスを落とすのが一番もったいないです。

司法書士試験直前期の過ごし方まとめ

司法書士試験の直前期は、「新しいことを増やす時期」ではなく「今ある力を確実に得点へ変える時期」です。

最後に、この記事のポイントを振り返ります。

【司法書士直前期総まとめ】
✅ やるべきは「過去問・答練の反復」と「毎日の記述演習」
✅ 登記法・記述式に学習時間の半分以上を投下する
✅ 新教材・マイナー論点の深追い・徹夜はNG
✅ 本番と同じ時間割で時間配分を訓練しておく
✅ 基準点+上乗せ点(約35点)を意識した科目配分
✅ 睡眠・体調・メンタルを整え、当日にピークを
✅ 不安なら直前答練・模試でアウトプットを補強

直前期は誰もが不安です。でも、その不安を「新しい教材」ではなく「使い込んだ教材の反復」に変えられた人が、最後に合格をつかみます。

あなたがこれまで積み上げてきた努力は、確実に力になっています。

ひの
ひの

7/5の本番まで、やることはもうシンプルです。やるべきことを淡々と、やってはいけないことを避ける。それだけで合格はぐっと近づきます。最後まで一緒に走り切りましょう。応援しています!

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