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司法書士試験の科目は全11科目!配点・難易度・勉強時間の配分まで解説

司法書士試験に挑戦するみなさん、こんにちは!ひのです。

【司法書士試験の科目にまつわる悩み】
・科目が11個もあるって本当?全部やらないとダメ?
・どの科目の配点が高いの?何を優先すればいい?
・午前・午後・記述って、それぞれ何が出るの?
・どの順番で勉強すれば効率がいいの?

ひの
ひの

僕も社労士試験(10科目)を受けたとき、科目の多さに最初は本当に圧倒されました。でも「配点と優先順位」を整理しただけで、勉強がぐっとラクになりましたよ。

司法書士試験は全11科目と範囲が広く、午前・午後・記述の3部構成。さらに科目ごとに配点も重要度もバラバラです。

この記事では、科目ごとの出題数・配点・難易度・勉強時間の配分まで、法務省の公表データをもとにゼロから整理します。

【この記事でわかること】
✅ 司法書士試験の全11科目と午前・午後・記述の配点
✅ 科目別の出題数・難易度ランキング
✅ 合否を分ける「主要4科目」とは
✅ 記述式(書式)140点の中身と対策
✅ 3,000時間を科目別にどう配分するか

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この記事の執筆者の信頼性

僕はひのと言います。

【主な保有資格】
社会保険労務士(全国社会保険労務士会連合会 登録)
ファイナンシャルプランナー2級(日本FP協会 登録)

3度の受験・2年半の勉強を経て、令和元年度の社会保険労務士試験に合格しました。10科目の試験を乗り越えた経験から、「科目数の多い試験をどう攻略するか」を身をもってお伝えできます。

なお僕は司法書士の有資格者ではありません。司法書士試験の科目・配点データは、法務省の公表値をもとに、難関資格の受験経験者の目線で整理しています。

本記事は監修ではなく、受験生に近い目線での解説です。

【結論】司法書士試験の科目・配点

細かい解説の前に、司法書士試験の科目構成を1枚の表にまとめました。まずは全体像をつかんでください。

区分内容(令和8年度・2026年)
午前の部(択一式)35問・105点/
憲法・民法・刑法・会社法商法
午後の部(択一式)35問・105点/
不動産登記法・商業登記法・民訴・民執・民保・供託・司法書士法
午後の部(記述式)2問・140点/
不動産登記法・商業登記法
合計350点満点・全11科目・72問
主要4科目民法・不登・商登・会社法商法で出題の約8割
記述式の配点令和6年から70点→140点に倍増
ひの
ひの

ポイントは「11科目あるけど、主要4科目で8割」という事実。やみくもに全科目を同じ熱量でやるのではなく、配点に応じてメリハリをつけるのが合格の鉄則です。

司法書士試験は全11科目 午前・午後・記述の3部構成

司法書士試験は全11科目

司法書士試験の筆記は、午前の部(択一式)・午後の部(択一式)・午後の部(記述式)の3部構成です。出題されるのは全11科目。

まずはどの時間帯に何科目が出るのかを押さえましょう。

午前の部(択一式・35問105点)

午前は5肢択一のマークシートのみ。基礎法学にあたる4科目から出題されます。

科目出題数配点
民法20問60点
会社法・商法9問27点
憲法3問9点
刑法3問9点
午前 合計35問105点

午後の部(択一式・35問105点)

午後は登記法を中心に7科目から出題。実務に直結する不動産登記法・商業登記法が中心です。

科目出題数配点
不動産登記法16問48点
商業登記法8問24点
民事訴訟法5問15点
供託法3問9点
民事執行法1問3点
民事保全法1問3点
司法書士法1問3点
午後 合計35問105点

午後の部(記述式・2問140点)

午後の最後に課される記述式(書式)は、事例から登記申請書を組み立てる実務的な問題。令和6年から配点が70点→140点に倍増し、合否を大きく左右する山場になりました。

科目出題数配点
不動産登記法(記述)1問70点
商業登記法(記述)1問70点
記述 合計2問140点
ひの
ひの

午前105点・午後105点・記述140点で合計350点満点。記述が140点もあるので、「択一だけ得意」では受かりません。
択一と記述、どちらも仕上げる必要があるのが司法書士試験です。

【科目別】出題数と配点をひと目で比較

科目別の出題数と配点

択一式70問の科目別の出題数を、グラフで見てみましょう。民法と不動産登記法の2科目だけで全体の半分以上を占めるのが一目でわかります。

択一式(午前35+午後35=70問)の科目別 出題数

民法 20問
20
不動産登記法 16問
16
会社法・商法 9問
9
商業登記法 8問
8
民事訴訟法 5問
5
供託法 3問
3
憲法 3問
3
刑法 3問
3
民執/民保/書士法(各1) 3問
3

濃い青=主要4科目(民法・不登・商登・会社法商法)。この4科目で択一の約76%、記述を含めた全体の約8割を占めます。

ひの
ひの

民法20問・不動産登記法16問。この2科目だけで択一70問のうち36問=半分以上です。逆にマイナー科目は1問ずつ。
どこに時間をかけるべきか、もう答えは出ていますよね。

司法書士試験の合否を分ける『主要4科目』とは

合否を分ける主要4科目

司法書士試験の得点源は、民法・不動産登記法・商業登記法・会社法商法の4科目です。

択一でも記述でも中心になり、この4科目だけで出題全体の約8割を占めます。

出題に占める「主要4科目」の割合

主要4科目(民法・不登・商登・会社法商法)
約81%
その他7科目
約19%

主要4科目に学習時間の約8割を投下するのが合格者の王道です。

主要4科目が重要な3つの理由
① 択一の出題数が多い(民法20・不登16・商登8・会社法商法9)
② 記述式(140点)の対象が不動産登記法・商業登記法
③ 民法は登記法・会社法の土台になり、得点が連動する

逆に、民事執行法・民事保全法・司法書士法などのマイナー科目は各1問。

深追いせず「基準点を割らない程度」に仕上げるのが効率的です。科目ごとの時間配分は『司法書士の勉強時間の記事』でも詳しく解説しています。

ひの
ひの

「全科目を完璧に」は不可能ですし、非効率。主要4科目で土台を作り、マイナー科目は過去問で取りこぼさない。
この役割分担を意識するだけで、合格はぐっと近づきます。

司法書士試験の各科目の特徴と難易度・対策のポイント

各科目の特徴と難易度

11科目それぞれの特徴と難易度を一覧にしました(難易度は当サイトの目安)。配点と難易度のバランスを見て、力の入れどころを決めましょう。

科目特徴難易度
不動産登記法択一16+記述1。最重要かつ最難関。手続が複雑★★★★★
民法全科目の土台。条文・判例の量が膨大★★★★☆
商業登記法択一8+記述1。会社法とセットで学ぶ★★★★☆
会社法・商法午前9問。条文が多く暗記量が大きい★★★★☆
民事訴訟法手続の流れの理解が必要。記述にも関連★★★☆☆
刑法思考型の問題が中心。3問★★★☆☆
憲法判例学習が中心。3問★★☆☆☆
供託法範囲が狭く得点源にしやすい。3問★★☆☆☆
民事執行法1問。基礎を押さえれば十分★★☆☆☆
民事保全法1問。基礎を押さえれば十分★★☆☆☆
司法書士法1問。暗記でほぼ対応可能★☆☆☆☆

民法・不動産登記法は『最初に厚く』

学習の土台になるのが民法、その知識を前提とするのが不動産登記法です。

この2科目は出題数も多く、後半の理解にも直結するため、最初に時間をかけて固めるのが鉄則です。

会社法→商業登記法はセットで

会社法(商法)で会社の仕組みを理解してから商業登記法に進むと効率的です。

記述式の商業登記も会社法の知識が前提になります。

ひの
ひの

不動産登記法に「★5」をつけたのは、択一16問に加えて記述式(書式)まであるから。ここを後回しにすると直前期に必ず苦しみます。逆にここを得点源にできれば、合格はかなり近づきますよ。

記述式(書式)は配点140点の最大の山場

記述式は配点140点の山場

司法書士試験の科目を語るうえで外せないのが記述式(書式)です。

不動産登記法・商業登記法から各1問、合計2問で140点。令和6年から配点が70点→140点に倍増し、択一だけでなく記述の出来が合否を大きく左右するようになりました。

記述式は、与えられた事案を読み取り、正しい登記申請書を組み立てる実務的な問題です。

択一の知識だけでは太刀打ちできず、申請書の「ひな形」を正確に書ける力と、事案処理のスピードが問われます。

⚠️ 記述式は「足切り」にも注意
午後の記述式には基準点(足切り)があり、ここを下回ると択一がどれだけ高得点でも不合格。配点が140点に倍増した今、記述対策を後回しにするのは危険です。
択一と並行して、早い段階から書式演習を始めましょう。

記述式は「読む」より「書いて、比べて、直す」ことで伸びます。そして過去問を活用して、ひな形と解き方の「形」を体に入れていきましょう。

過去問の具体的な使い方は『司法書士の過去問の記事』で詳しく解説しています。

ひの
ひの

択一が得意でも記述で基準点を割ると不合格。140点に倍増した記述式は、もはや「おまけ」ではなく合否の本丸です。ひな形暗記と答案構成の練習に、まとまった時間を別枠で確保してください。

司法書士は科目ごとに『足切り』あり!相対評価と3つの基準点

司法書士試験は相対評価で、午前の択一・午後の択一・午後の記述のそれぞれに基準点(足切り)があります。

1つでも下回ると、総合点がどれだけ高くても不合格。さらに基準点合計を超える「上乗せ点」も必要です。

⚠️ 3つの基準点をすべて突破する必要がある
① 午前の部(択一)
② 午後の部(択一)
③ 午後の部(記述)
このうち1つでも基準点割れすると即不合格。「苦手科目を捨てる」戦法が通用しにくいのが司法書士試験です。

実際の基準点・合格点(いずれも法務省公表)の推移を見てみましょう。

年度午前基準点(105)午後基準点(105)記述基準点総合(合格点)
令和7(2025)787270.0255.0
令和6(2024)787283.0267.0
令和5(2023)787530.5211.0
令和4(2022)817535.0216.5
令和3(2021)816634.0208.5

※令和6年度から記述式が70点→140点に変更され、総合は350点満点に(令和5年度以前は総合280点満点)。出典:法務省。

ひの
ひの

注目は基準点を超えてさらに必要な「上乗せ点」。令和7年度は35.0点と直近で最大水準でした。択一の取りこぼしを減らし、記述で上乗せを稼ぐ。
全科目バランスよく、が合言葉です。

科目別の勉強時間の配分!3,000時間をどう振り分ける?

勉強時間の科目別配分

司法書士試験の合格に必要な勉強時間の目安は約3,000時間です。これを配点に応じて科目別に振り分けると、おおよそ次のようになります。

科目配分の目安割合
民法約1,000時間約33%
不動産登記法約700時間約23%
商業登記法約400時間約13%
会社法・商法約400時間約13%
民訴・民執・民保約200時間約7%
供託法・司法書士法約150時間約5%
憲法・刑法約150時間約5%

配分の鉄則
・主要4科目(民法・不登・商登・会社法商法)に約8割の時間を投下
・不動産登記法は記述対策も含めて約700時間と多めに確保
・マイナー科目は「満点」ではなく「基準点突破」を狙い深追いしない

不動産登記法に約700時間と多めなのは、択一16問に加えて記述式(雛形暗記・書式演習)にまとまった時間が必要だから。勉強時間の総量とスケジュールの立て方は『司法書士の勉強時間の記事』で詳しく解説しています。

ひの
ひの

時間は有限です。配点の大きい科目に厚く、小さい科目は薄く。この「メリハリ」をつけられるかどうかが、3,000時間を合格に変えられるかの分かれ道です。

司法書士効率的な学習の順番 民法→不登、会社法→商登

11科目は、やみくもに手をつけるとつながりが見えず非効率です。科目どうしの関係を意識した順番で進めると、知識が積み上がりやすくなります。

【おすすめの学習順序】
① 民法(すべての土台)
② 不動産登記法(民法の知識を前提に)
③ 会社法・商法(会社の仕組みを理解)
④ 商業登記法(会社法とセットで)
⑤ マイナー科目(民訴・供託・民執・民保・憲法・刑法・書士法)
※記述式(不登・商登)は、基礎期の後半から択一と並行して開始

ポイントは、記述式を直前期だけで詰め込もうとしないこと。択一の基礎が固まった段階から、少しずつ書式演習を始めておくのが合格者の王道です。

ひの
ひの

「全科目を最初から完璧に」ではなく、土台の民法から積み上げる。ミルフィーユのように薄い層を重ねるイメージで進めれば、11科目という分厚い試験範囲も必ず攻略できますよ。

11科目を効率よく攻略するには?独学か通信講座か

11科目を独学で組み立てるのは、教材選びや学習順序の試行錯誤に時間を奪われがち。

独学のみでの合格はごく一部とされ、合格者の多くは通信講座でカリキュラムに沿って学んでいます。「何を・どの順番で・どれだけやるか」が最初から設計されているのが通信講座の強みです。

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他資格と比べた司法書士の科目数・出題範囲

司法書士の11科目という科目数が、他の人気資格と比べてどれくらいのボリュームなのかを並べてみましょう。科目数・出題範囲ともに、司法書士が頭ひとつ抜けて広いことがわかります。

資格 科目数の目安 主な科目 勉強時間の目安
宅建士 4分野 権利関係・宅建業法・法令上の制限ほか 約300〜400時間
行政書士 約6科目 憲法・民法・行政法・商法ほか 約600〜1,000時間
社労士 10科目 労働・社会保険諸法令 約800〜1,000時間
司法書士 11科目 民法・不動産登記法・商業登記法ほか 約3,000時間

科目数だけでなく、不動産登記法・商業登記法という実務色の強い科目に加えて記述式まであるのが司法書士の特徴。

司法書士試験の範囲の広さと深さの両方が、約3,000時間という勉強時間に表れています。

ひの
ひの

社労士10科目を勉強した僕の体感でも、司法書士は「科目数の多さ」に「記述式」まで乗っかってくる別格の試験。だからこそ、配点に応じた科目戦略がなおさら重要になります。

司法書士試験に「科目免除」はある?よくある誤解

「他の資格を持っていれば科目免除されるのでは?」

という質問をよく見かけます。結論から言うと、司法書士試験に科目免除制度はありません。

行政書士や宅建士、他の士業資格を持っていても、11科目すべてを受験する必要があります。

【科目免除にまつわる誤解の整理】
・司法書士試験は全11科目を全員が受験(科目免除なし)
・他資格の合格者でも免除・優遇はない
・ただし行政書士・宅建などで学んだ民法の知識は、学習の土台として大いに役立つ

免除はないものの、民法は宅建・行政書士・社労士などと共通する重要科目。

すでに法律学習の経験がある人は、その分だけ司法書士試験の学習をスムーズに進められます。ゼロからでも合格できますが、土台がある人は有利にスタートできるということです。

ひの
ひの

「免除がない=大変」と感じるかもしれませんが、裏を返せば全員が同じ土俵。受験資格もなく、誰にでも平等にチャンスがあるのが司法書士試験の魅力でもあります。

司法書士試験の科目に関するよくある質問(FAQ)

Q. 司法書士試験の科目は何科目ありますか?

A. 全11科目です。午前の択一(憲法・民法・刑法・会社法商法)、午後の択一(不動産登記法・商業登記法・民事訴訟法・民事執行法・民事保全法・供託法・司法書士法)、午後の記述(不動産登記法・商業登記法)から出題されます。

Q. 配点は何点満点ですか?

A. 350点満点です。内訳は午前の択一105点・午後の択一105点・午後の記述140点。令和6年度から記述式が70点→140点に倍増しました。

Q. 一番配点が高い科目はどれですか?

A. 択一では民法(20問60点)が最多ですが、不動産登記法は択一16問(48点)に加えて記述式70点があり、記述を含めると最大の得点源になります。

Q. 「主要4科目」とは何ですか?

A. 民法・不動産登記法・商業登記法・会社法商法の4科目を指します。択一の約76%、記述を含めた全体の約8割を占めるため、学習時間の大半をここに投下するのが合格の鉄則です。

Q. 記述式はどの科目から出ますか?

A. 不動産登記法と商業登記法から各1問、合計2問・140点が出題されます。事案から登記申請書を組み立てる実務的な問題で、ひな形と事案処理の練習が必要です。

Q. 苦手科目が1つあると不合格になりますか?

A. 午前の択一・午後の択一・午後の記述それぞれに基準点(足切り)があり、1つでも下回ると総合点が高くても不合格です。苦手科目を作らない総合力が問われます。

Q. どの科目から勉強を始めるべきですか?

A. すべての土台となる民法から始め、その知識を前提とする不動産登記法へ進むのが王道です。会社法→商業登記法もセットで学び、マイナー科目は基準点突破を狙って効率的に仕上げます。

まとめ ~司法書士試験の科目は11科目、配点でメリハリを~

【この記事のまとめ】
・司法書士試験は全11科目。午前択一105点・午後択一105点・午後記述140点の計350点満点

・主要4科目(民法・不登・商登・会社法商法)で出題の約8割

・記述式は令和6年から140点に倍増。択一と並行して早めに対策を

・午前択一・午後択一・記述に基準点(足切り)あり。苦手科目を作らない

・勉強時間は配点に応じて配分し、民法・不動産登記法を最初に厚く

司法書士試験は11科目と範囲が広い試験ですが、配点を知り、主要4科目に時間を集中させれば、決して攻略できない試験ではありません。まずは全体像をつかむことが合格への第一歩です。

ひの
ひの

科目の多さに最初は圧倒されるかもしれません。でも「配点に応じてメリハリをつける」だけで、やるべきことはぐっと明確になります。あなたの挑戦を、心から応援しています!

まず司法書士試験の全体像から知りたい方は『司法書士とはの記事』、勉強時間の組み立て方は『司法書士の勉強時間の記事』もあわせてご覧ください。

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