司法書士を目指すみなさん、こんにちは!ひのです。
みなさんは、司法書士試験に合格したあとについて、想像したことがありますか?

司法書士試験に見事合格できた!早速司法書士として働き始めよう!

ちょっと待ってください!正式に司法書士として活動していくには、司法書士試験に合格してから、やるべきことがあるのです。
そのやるべきことというのが「司法書士会への登録」です。
【このページの内容】
・そもそも司法書士会とは?
・司法書士会はどんな活動をしている?
・司法書士会に登録する方法は?
・司法書士会に登録するメリット
このような形で「司法書士会」について、ご説明できればと思います。ぜひ、最後までお付き合いください。
司法書士試験に合格したら、法務関係の求人を一度見ておくことをおすすめします。結果的に転職しなくても大丈夫ですが、今の仕事と比較することは客観的に司法書士の仕事とはどんなものか知る機会になります。
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この記事の執筆者の信頼性


ひのブログ司法書士部門執筆者:ひの(社会保険労務士、FP2級資格保有)
【主な保有資格】
社会保険労務士(全国社会保険労務士会連合会 登録)
ファイナンシャルプランナー2級(日本FP協会 登録)
僕はひのと言います。
3度の社労士試験受験、2年半の試験勉強を経て令和元年度社労士試験で合格しました。長きにわたる士業の受験勉強を経験し、抑えるべきツボと、必要な対策は理解しています。
僕は司法書士の有資格者ではありませんが、社労士についても、社会保険労務士会というのがあります。士業試験に受かったあとに必要となる手続きです。
自身の経験を踏まえながら、正確な情報をお届けできればと思っています。
【結論】司法書士会の登録費用・年会費はいくら?登録しないとどうなる?

細かい解説の前に、まずは「司法書士会の登録にかかるお金」と「登録しないとどうなるのか」を早見表でまとめました。
忙しい人はここだけ読めばOKです。
| 項目 | 金額・ポイント |
|---|---|
| 登録時の初期費用 (1回だけ) | 約10万円前後 (登録免許税3万+登録手数料2.5万+入会金3.5〜5万+職印・バッジ等) |
| 年会費 (毎年かかる) | 年20万〜30万円前後 (東京約20.6万/大阪約20.4万/愛知約23.4万) |
| 研修費用 (合格後) | 一通りで約25万円 (中央・ブロック新人研修7.7万+特別研修14.5万 ほか) |
| 登録しないと? | 合格資格は一生有効。ただし「司法書士」を名乗れず、登記などの独占業務は一切できない |
| いつ登録する? | 期限なし。司法書士として働きたくなった時に研修→登録すればOK |

つまり「登録=司法書士会への入会」で、初期費用と毎年の会費がかかります。でも合格そのものは一生モノ。
焦らず、働くタイミングで登録すれば大丈夫ですよ!
司法書士会の基本情報

そもそも司法書士会とはなんなのか(基本情報)について説明します。
司法書士会とは?
司法書士法によれば、司法書士として業務を行なっていくには、司法書士会への入会が義務付けられています。
司法書士が入会を義務付けられている司法書士会という組織は、どのような目的で活動し、どのような活動をしているのでしょうか?
司法書士法第62条から引用してみます。
【司法書士法第62条】
・司法書士会の目的
・司法書士会の会員の品位を保持し、その業務の改善進捗を図る
・司法書士の登録に関する業務を行うこと
というものがあります。これら目的の実現のために司法書士会では、
を行なっています。
司法書士会は各都府県に1つずつ(北海道に4つ)の合計50会あり、全てを合わせて「日本司法書士会連合会」といいます。

要は「司法書士になるためには入会が必須の会なんだ!」ということです
次に説明するように費用は少々かかってしまいますが、司法書士会は会員の登録日や年会費で活動できているだけでなく、登録しないと司法書士になれないので、司法書士の業務を行なうひとは必ず登録しましょう!
登録方法や具体的な流れについては後ほど説明します。
司法書士会の登録費用・年会費
司法書士会に登録する際、最初に必要となる「初期費用」の内訳は次のとおりです。これは登録時に1回だけかかるお金です。
| 費目 | 金額の目安 | 備考 |
|---|---|---|
| 登録免許税 | 30,000円 | 登録時に1回 |
| 登録手数料 (日本司法書士会連合会) | 25,000円 | 登録時に1回 |
| 司法書士会 入会金 | 約35,000〜50,000円 | 会により差 (東京35,000円・大阪40,000円) |
| 職印作成代 | 約10,000円 | 登録時に1回 |
| 司法書士バッジ(貸与代) | 約6,500円 | 登録時に1回 |
| 初期費用 合計 | 約10万円前後 | — |
入会金は所属する司法書士会によって異なるため、登録予定の会の最新情報を必ず確認しましょう。
司法書士会に入会するには、以下の費用が必要になります。
まず入会時に払う必要のある項目とその費用がコチラです。
・入会金:25,000〜30,000円
司法書士会に収める費用。収める対象が「日本司法書士会連合会」ではなく、各都道府県の司法書士会になるので、それぞれによって金額が異なります。
・登録手数料:25,000円
司法書士会の名簿に登録する費用。司法書士法に定められた金額です。
・登録免許税:30,000円
登録費用に対する税金。司法書士会ではなく国に払うお金です。
次に入会した後も支払わなければならない年会費の値段がコチラです。
・年会費:20,000〜30,000円
各都道府県の司法書士会によって異なります。

司法書士会に登録しないと司法書士として業務を行えないことは法律で定められているので、必ず登録してください。
司法書士会に登録する前にやるべきこと

司法書士会への登録方法をご説明する前に、登録前にやっておかなければならない研修があります。
研修を受ける
登録の前提となる研修にも費用がかかります。主な研修と費用の目安をまとめました。
| 研修 | 費用の目安 | 内容 |
|---|---|---|
| 中央新人研修 | 44,000円 | eラーニング中心・全国共通 |
| ブロック新人研修 | 33,000円 | 全国8ブロックで実施 |
| 配属研修 | 単位会による | 事務所に配属されOJT |
| 特別研修 (認定司法書士を目指す場合) | 145,000円 | 約100時間。修了で認定考査の受験資格 |
| 認定考査 | 受験料 別途 | 例年9月。合格で簡裁訴訟代理権 |
| 研修費用 合計の目安 | 約25万円 | 交通費・宿泊費・書籍代は別途 |

特別研修は「認定司法書士(簡裁の代理ができる)」を目指す人向けです。まず登録するだけなら新人研修でOK。自分の進みたい方向で選びましょう!
司法書士法によると、司法書士として業務を行うには、司法書士試験に登録することの他に、司法書士の研修を受けることが定められています。研修は3回行われます。
【研修スケジュール】※司法書士試験最終合格発表:例年11月初旬
①中央研修の前期日程:12月初旬から1月中旬
中央研修の後期日程:1月下旬
②ブロック研修:中央研修のあとすぐ。各地域ごとに開催
③司法書士会研修:各司法書士会にて時期は異なる

司法書士会研修は、実際に司法書士事務所に配属されて、司法書士としての業務を体験します。
これらの研修を終えたのち、各司法書士会へ登録する流れです。
司法書士会登録の必要書類を用意する
試験後の研修を終えて司法書士会に登録する前に、必要書類を用意します。以下の書類が必要になります。
【司法書士会登録の必要書類】
・司法書士登録申請書
・司法書士会入会届
・誓約書
・履歴書
・司法書士名簿
・司法書士試験合格証書
・特別研修終了確認シート
・印鑑届出書
・戸籍謄本
・身分証明書
・職印、印鑑

書類に不備があれば申請のやり直しになるので、慎重に準備をしましょう。ちなみに自分で用意できない書類は、司法書士会にて入手できます。
司法書士会への登録方法

さて、いよいよ司法書士会への登録です。研修を終え、必要書類を用意した上で、以下の流れに沿って登録しましょう。
【司法書士会の登録方法】
・必要書類に記入し、登録する司法書士会へ書類を提出
・司法書士会の面談
・日本司法書士会連合会が書類等に問題がないか審査
・審査が通れば、登録証が交付され、入会完了

書類を提出して面談を受ければ、あとは待つのみです
司法書士会に登録するメリット

司法書士試験に合格したとはいえ、費用の支払いもありますし、すぐに司法書士会に登録するのは気が引けますね。
そもそも司法書士会に入れば、どんなメリットがあるのでしょうか。司法書士会に登録するメリットは、以下の2つになります。
詳しく解説していきます。
司法書士として業務を行える
司法書士会に登録するといよいよ司法書士としての業務を行えます。というか登録しないと行えません。
「司法書士資格を武器に就職したい」「国家資格に合格したステータスだけが欲しい」といった人は登録する必要がありませんが、基本的に登録が必要です。
また、登録すると司法書士として正式に認められたことになるので、さまざまな人からの信頼獲得にもつながります!
司法書士として成長できる
司法書士でなくとも、法律関係の仕事に就いている人は、勉強し続ける必要があります。法律は毎年改正されるものですし、他の司法書士等と差別化して専門性を高めないと仕事を獲得できないこともあるからです。
自身の成長の場として、例えば司法書士会が定期的に開催している研修に参加することができます。

司法書士として働いていこうと思っている人は、費用は差し置いて必ず登録するようにしてください!
司法書士の資格を最大限活かすには、登録が必須であることが分かりました。
司法書士試験に合格したら、速やかに研修を受けて司法書士会への登録を済ませることをおすすめします。
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司法書士会の会費・登録費用の目安

毎年かかる年会費は、所属する司法書士会によって差があります。主要な会の会費を比較してみましょう。
| 司法書士会 | 入会金 | 月額会費 | 年会費(目安) |
|---|---|---|---|
| 東京司法書士会 | 35,000円 | 17,200円 | 約206,400円 |
| 大阪司法書士会 | 40,000円 | 17,000円 | 約204,000円 |
| 愛知県司法書士会 | 会により設定 | 約19,500円 | 約234,000円 |
| 全国の目安 | 約35,000〜50,000円 | 15,000〜25,000円 | 20万〜30万円 |
会費は会・年度によって改定されます。最新の金額は各司法書士会の公式サイトで確認してください。
また司法書士会への登録には初期費用と毎年の会費がかかります。費用の概要を事前に把握しておくことで、合格後のキャリアプランを立てやすくなります。
| 費用の種類 | 金額の目安 | 備考 |
|---|---|---|
| 司法書士登録申請手数料 | 約25,000円 | 法務局への登録時に納付 |
| 日本司法書士会連合会 入会金 | 約100,000〜200,000円程度 | 登録時のみ。所属する単位会により異なる |
| 所属単位会(都道府県会)入会金 | 各会により異なる | 東京・大阪など地域ごとに設定 |
| 年会費(連合会+単位会) | 約60,000〜120,000円程度 | 所属会や登録区分により異なる |
費用は登録する都道府県の単位会によって異なります。
また、勤務先の事務所や法人が費用を負担してくれるケースも多いため、就職・転職時に確認しておきましょう。
司法書士会に登録しないリスクと影響

司法書士試験に合格しても司法書士会に登録しなければ、『司法書士』として業務を行うことはできません。
司法書士会に登録しないことで生じる具体的なリスクを確認しておきましょう。
業務・法的リスク
登録を見送る場合の注意点
司法書士資格を活かしたキャリアを歩むなら、合格後はできるだけ早く登録することをおすすめします。登録の有無が将来の選択肢の幅に直接影響するためです。
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司法書士会に登録する?しない?メリット・デメリット
「登録する」「登録しない(保留する)」それぞれの違いを5段階評価でまとめました。
自分の状況と照らし合わせてみてください。
| 比較項目 | 登録する | 登録しない(保留) |
|---|---|---|
| 「司法書士」と名乗りたい | ★★★★★ 名乗れる | ★☆☆☆☆ 名乗れない |
| 登記など独占業務 | ★★★★★ できる | ★☆☆☆☆ 一切不可 |
| 収入・キャリアの選択肢 | ★★★★★ 開業・就職とも可 | ★★☆☆☆ 司法書士としては不可 |
| 会費の負担 | ★★☆☆☆ 年20〜30万円 | ★★★★★ かからない |
| 研修・会のサポート | ★★★★★ 受けられる | ★☆☆☆☆ 受けられない |
| 合格資格そのもの | ★★★★★ 有効 | ★★★★★ 一生有効(失効しない) |

ポイントは「合格は一生有効」ということ。今すぐ司法書士として働かないなら、無理に登録して会費を払い続ける必要はありません。
働き始めるタイミングで登録すれば十分です!
司法書士の研修を受けないとどうなる?
「合格したけれど、研修を受けないとどうなるの?」という疑問もよく聞きます。ポイントを整理すると次のとおりです。
新人研修は登録の前提
受けないと司法書士会に登録できず、司法書士として働くことはできません。
研修・登録に期限はなし
合格資格は一生有効なので、受けるのを先延ばしにしても失効しません。働きたくなった時に受ければOKです。
特別研修は認定司法書士になるための研修
簡裁訴訟代理権が不要なら、受けなくても通常の登記業務などは問題なく行えます。

つまり「研修を受けない=司法書士になれない」ではなく、「登録して働くなら新人研修は必須」というだけ。急がないなら資格を寝かせておいても大丈夫です。
司法書士の会費が『高い』と言われる理由

年20〜30万円という会費を「高い」と感じる人は少なくありません。なぜこの金額になるのか、主な理由を解説します。

会費は「高い」というより「司法書士という資格と信用を維持するコスト」。だからこそ、今すぐ働かないなら登録を保留する、という選択も合理的なんです。
よくある質問(FAQ)
Q. 司法書士会に登録しないとどうなりますか?
A. 「司法書士」を名乗れず、不動産登記や商業登記などの独占業務も一切行えません。ただし試験合格そのものは一生有効で失効しないため、司法書士として働き始めるタイミングで登録すればOKです。
Q. 司法書士会への登録費用はいくらですか?
A. 登録免許税30,000円+登録手数料25,000円+司法書士会の入会金35,000〜50,000円+職印・バッジ代などで、初期費用は合計約10万円前後が目安です。これは登録時に1回だけかかります。
Q. 司法書士会の年会費はいくらですか?
A. 会によりますが、月15,000〜25,000円ほどで、年20万〜30万円が目安です。例として東京 約206,400円、大阪 約204,000円、愛知 約234,000円です。
Q. 合格後、いつまでに登録しないといけませんか?
A. 登録に期限はありません。合格資格は一生有効なので、司法書士として働きたくなった時に研修を受けて登録すれば大丈夫です。
Q. 登録に研修は必須ですか?費用はいくらですか?
A. 新人研修(中央・ブロックで約77,000円)の受講が前提です。簡裁訴訟代理権がほしい場合は特別研修145,000円も受けます。一通りで約25万円が目安です。
Q. 会費が高いと感じます。安くする方法はありますか?
A. 会費は所属する司法書士会で定められており、基本的に個別の減額はできません。ただし会によって金額差があるため、開業地を選ぶ際の判断材料の一つにはなります。
Q. 司法書士会に登録するメリットは何ですか?
A. 司法書士を名乗って独占業務を行えること、研修や会のサポート・人脈が得られること、社会的信用が高まることが大きなメリットです。
司法書士会に登録しないとどうなる? まとめ
司法書士会について説明しました。
なんとなく、試験にさえ受かれば司法書士として業務を行なえると思っていたかたも多いと思うので、少し残念と思われるかもしれません。
しかし裏を返せば、司法書士会があるおかげで、安心して司法書士業務を行なえることも事実です。仮に司法書士会が無ければ、詐欺司法書士が横行して利用者が安心して使えません。
なので、これから司法書士として働くうえでの必要経費だと思って登録を進めていただければと思います。司法書士会への登録を済ませて、司法書士としての第一歩を歩まれることをお喜び申し上げます!

